放射線照射兵器の製造計画、米NY州で技術者ら2人を訴追
放射線照射兵器の製造計画、米NY州で技術者ら2人を訴追
6月21日08時52分提供:ロイター
[オルバニー(米ニューヨーク州) 19日 ロイター] - 米ニューヨーク州の男2人が、遠隔操作で放射線を照射する兵器の製造を計画し、ユダヤ人団体や白人至上主義団体に売却しようとしたとして訴追されたことが19日分かった。
大量破壊兵器の物的支援を共謀した容疑で訴追されたのは、グレンドン・スコット・クロフォード容疑者(49)とエリック・フェイト容疑者(54)。有罪となれば最大15年の禁錮刑が科される可能性がある。
訴追状によると、クロフォード容疑者は米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)の技術者とされ、兵器製造と売却を計画した疑い。フェイト容疑者もクロフォード容疑者と共謀した容疑が持たれている。
2人は兵器に必要な部品を調達しようとしたほか、遠隔操作機を完成させたという。また、シナゴーグ(ユダヤ教会堂)や白人至上主義団体として知られるクー・クラックス・クラン(KKK)から兵器開発資金を集めようとし、完成後に売却を計画していたとされている。
実は誰でも作れる兵器だったら、どうしよう。