習近平は日本を帝国主義の復活とアメリカでアナクロ演説したし、李明博も朴槿恵も日本叩きを行った。
わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2981号
2013(平成25)年6月18 日(火)
1)元かウォン立ての原稿料でも貰ってんのか?
6月17日の地方新聞にまたもや、甚だおかしな論説が掲載された。
この地方紙の論説は読むたびに本当に前頭葉がズキズキしてくる。
【現論】政治家にかける人権意識 斉藤 美奈子(文芸評論家)
(引用はじめ)
『橋下 徹大阪市長(日本維新の会共同代表)の「慰安婦は必要だった」
発言は市長と党の人気を凋落(ちょうらく)させて、ひとまず沈静化した
ように見える。しかし果たしてこの問題は終わったのだろうか。
ことは2007年、第一次安倍晋三内閣の時代にさかのぼる。
安倍首相は当時から、慰安婦制度への軍の関与を認めて慰安婦に謝罪をし
た「河野談話」に否定的だった。「強制性を示す証拠はなかった」などと
発言し、内外から激しい批判を浴びた。米紙ワシントン・ポストやニュー
ヨーク・タイムズはこぞって批判的な論評を載せ、07年7月には米下院
で、日本政府に慰安婦への謝罪を求める決議が可決された。
やはり内外から激しい批判を浴びた今度の橋下発言は、その再来に思え
る。いや、再来じゃなく 3度目か。「河野談話の見直し」を示唆した首
相は、第二次安倍内閣発直後の今年一月にも米国のメディアや議会の激し
い反発を買った。この国の政治家は、まるで懲りていないのだ
▽手のひら返し
なぜこんなことがたびたび起こるのか。よくいわれるのは、日本の政治家
の「国際感覚のなさ」である。本人は国内向けに語ったつもりでも、政治
家の発言は今日、世界中にあっという間に伝わる。グローバル化の推進と
かいっているわりに、国際社会で自分の言葉がどんな評価を受けるのか、
日本の政治家はわかっていない。その通りだろう。
だが問題は「国際社会」とは何かである。もしかして「国際社会=アメリ
カ」と思ってない?
慰安婦問題だけではない。歴史認識の危うさや政治家の靖国神社参拝など
について、日本は韓国や中国などの近隣アジア諸国から繰り返し批判され
てきた。
が、馬の耳に念仏で、それを真摯(しんし)に受け止めた気配はない。4
月の国会で、閣僚の靖国参拝に中韓からの批判が出ている件を問われた安
倍首相は「わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」と答えた。
先の戦争を日本の侵略戦争と詔めた「村山談話」についても「侵略という
定義は学界的にも国際的にも定まっていない」「安倍内閣としてそのまま
村山談話を継承しているわ けではない」とした。たいした強気の姿勢で
ある。
ところが、この発言が中韓のみならず米国で報じられ、米議会でも批判が
起きると、手のひらを返したように「安倍内閣も村山談話を全体として受
け継いでゆく」[私は日本が侵略しなかったといったことは一度もない」
と開き直った。
当事国たる中韓の批判には耳を貸さず、米国の批判には素早く応じる。そ
こに感じられるのは一種のアジア蔑視、「脱亜入欧」ならぬ「脱亜入米」
の思想である。
▽アジアを蔑視
蔑視といえばもうひとつ、五輪招致にからんだ猪瀬直樹東京都却事の発言
が思い出される。
4月、ニューヨーク・タイムズ紙の取材に「イスラム諸国の人々が共有し
ているのは唯一アラーで、けんかばかりしている。階級もある」などと答
えた知事。
イスラム圈へのひどい侮蔑であると同時に、東西の多様な文化が融合する
トルコ(イスタンブール)への無知も露呈している。
こうした政治家からの発言と平行して、東京や大阪では「朝鮮人は出て行
け」ほか、とてもここに書けないようなヘイトスピーチ(憎悪発言)を繰
り返す外国人排撃デモが続いている。安倍首相や橋下市長の発言と無関係
とはいえないだろう。
猪瀬知事もまた「届け出すればてきることはできる」「注意深く見守りだ
い」と述べるだけで、ヘイトデモを事実上容認した。
国や自治体のトップがこんな状態で、五輪を招致する、あるいはクール
ジャパンを売り込む気なのだから、いい度胸というか恥知らずというか。
かつての植民地支配、侵略戦争、その延長線上にある慰安婦問題の根底に
も、そもそもアジア蔑視の思想があった。米国の新聞に指摘されてはじめ
て騒ぐ目本のメディアも情けない。
欠けているのは国際感覚だけてはない、むしろ人権感覚だ。そこから立
て直さない限り、似たような事態はまた起こるだろう。』(引用終わり)
いやいやいや、こんな与太をとばす評論家も評論家だが、社会の木鐸(私
はそうは思わないが)と言われる紙面にかような論説を掲載する新聞も新
聞だ。
この女評論家は朝日と琉球新報を舞台に執筆活動をしているようだが、彼
女の指摘する全てが半分はデタラメであり残りの半分は嘘である。
1 「従軍」慰安婦は捏造である。
言いだしっぺの朝日でさえこっそり謝罪訂正している(2007年04月01日)。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51292728.html
何も橋下徹のようにヒステリックに主張せずとも先の中山成彬議員の議会
質問のごとく淡々と論破してゆけばよいのである。
さらにNYTだ、WPだと騒いでいるが執筆したのは何のことは無い、東
京支局のこれまたポンスケ特派員だ。米国下院議員決議にしたって、年間
400近くの決議の中の、それも捏造された「従軍」慰安婦と人身売買をご
ちゃ混ぜにしてシナやコリアのロビー活動に鼻面を引き回された結果で、
じたばた騒ぐことなんぞ無いのだ。
2 「河野談話」は言った本人が反省している。
本人が存命であり、しかも当の本人が森喜朗に「いやぁ、アレは僕の失敗
だった、出来たら取り消したい」と言っているそうではないか。何故ディ
アは本人から取材しないのか。
3 日本の政治家の「国際感覚のなさ」
違う、彼女(又は彼)が言いたいのは「わが国のシナやコリアに対する配慮のなさ」である。そして言わせてもらうが、習近平は日本を帝国主義の復活とアメリカでアナクロ演説したし、李明博も朴槿恵も場違いなところで日本叩きを行った。国際感覚のないのはよほどシナやコリアの指導者である。
4 靖国参拝はいつにかかって日本人の心であり、シナやコリアまして
やアメリカからとやかく言われる筋合いはない。
5 「村山談話」はだまし討ちの時間外衆議院決議であり、参議院では
通らず。ゆ えに、唐突に閣議決定された。あの時の連合政権内の自民党
は痴呆状態であった。そもそも出自が卑しいのである。
6 「イスラム圈へのひどい侮蔑」
イスラム社会は長い争いと差別のスパイラルである。誰が否定しようが事
実は事実として存在する。いじめや差別を無くそう、と言ったら無くなる
のかという話と同じである。
7 ヘイトスピーチはシナとりわけコリアがひどすぎる。
韓国語を理解しない日本人は気がつかないが、韓国小学校の教科書には反日用語が満載、竹島に渡るための韓国側桟橋には「おい、チョッパり(日本人の蔑称)よ、ここがお前たちの島に見えるか」の看板とか、日の丸に大きな×を書く等、見るに耐えない。
前大統領李(日本名:月山)明博が現職のときにやったヘイトスピーチは「天皇陛下を後ろ手に縛り、そのまま土下座させて、頭を足で踏みつけろ」であった。あのホのベルルスコーニの「彼(オバマ)はよく日焼けしている」どころの騒ぎではないのだ。
8 「かつての植民地支配、侵略戦争、その延長線上にある慰安婦問題
云々」
これは全く彼の国の一方的な言い分であり、我々同胞の口から出る言葉ではない。
それを日本人が日本人に対してばかりでなくシナやコリアに対して「まったく、うちの安倍ときたらこうなんですから」と言うような御注進に及ぶひどさ。
9 「政治家に欠ける人権意識」
何、人権?これはそのまま彼の両国へお返ししたい。オマエからは絶対に言われたくないっ!
・・・私は思う、こいつは元かウォン立てで原稿料貰ってんのか?と。
(九州男)