乳がん発症のリスクを高めてしまうNG生活をお伝えします。
今すぐ止めて!「乳がん」発症リスクを高めるNG習慣5つ
6月02日12時00分提供:美レンジャー
美レンジャー 先日駆け抜けた、ハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリーが両乳房切除の手術を受けていたというニュース。驚いた方も多いのではないでしょうか。彼女が大きな決断をした理由は、遺伝子診断により乳がんの発症率が87パーセントと診断されたため、そして最愛の母親を卵巣がんで亡くしている背景があるようです。
そんなアンジーの勇気を讃えて、全米では改めて乳がんにつての正しい知識や、予防について見直されています。今回はレディー・ガガなどの有名セレブを手掛ける、カリスマトレーナーのハーレー・パスターナック氏が米誌『People』に語った、がん発症のリスクを高めてしまうNG生活をお伝えします。
■1:喫煙をする
喫煙をすると肺がんのリスクが高まることは、皆さんもご存知だと思います。しかし実は肺がんだけでなく、少なくとも他の14種類のがん発症のリスクも高まる事が研究で分かっているのです。
さらに喫煙はシワなどエイジングを早めたり、歯を黄色くさせたりなど美容にも良くないことばかり。喫煙している方は、今すぐ止めましょう。
■2:アルコール摂取量が多い
1910年の医学研究で慢性的なアルコール摂取は、様々ながん発症のリスクを高めると発表されました。以後も慢性的なアルコール摂取が上部消化管、口腔、咽喉、食道、肝臓、膵臓そして乳がんの要因であるという研究が分かっています。
1週間に数日、1杯のワインを嗜む程度なら問題がありませんが、もし毎日数杯飲んでいるようであれば、ペースダウンをしましょう。
■3:食生活が不規則、不健康である
約半分のがんが食生活と関係があるとされています。必ず以下の項目を守って、毎日健康的な食事を撮るようにしましょう。
・赤身の肉を控える
・炭火料理、炭火焼き肉は避ける
・硝酸塩、トランス脂肪、飽和脂肪、多くの白砂糖摂取は避ける
・鮮やかな色とりどりの野菜やフルーツを多く摂る
・高繊維質の全粒穀物を多く摂る
■4:体重管理をしていない
世界中のがん患者の15~20パーセントは肥満が原因であるといわれています。体重管理をしていない、オーバー気味の体重が気になる方は、以下に気を配ってみて下さい。
・1日1万歩以上歩く
・できる限り毎日レジスタンス運動を行う
・1日の食事を5回に分けて食べる。また毎食プロテイン、食物繊維、健康に良い脂肪を摂るようにする。
■5:環境汚染に気をつけない
放射線や排気ガス、また多量の紫外線や受動喫煙、アスベストなどはがんを引き起こす可能性があるといわれていいます。周囲の環境にも気を配りましょう。
いかがでしたか? 全てをカットするのは難しいかもしれませんが、自分ができる範囲の予防を心がけてみてくださいね。
【参考】
※ Angelina Jolie Takes Action Vs. Cancer – How You Can, Too! – People
母親だけではなく、叔母さんまで乳がんになってしまい、自分も乳がんになりやすい遺伝子を持っていたら、恐怖で乳腺を切り取ってしまいたくなるかもしれないなあと、同情してしまいました。でも、まだ乳がんになってもいないのに、乳腺や子宮を切り取ってしまうのは、どんなもんなんでしょう?確かに猫だと、避妊手術をしておくと、メス猫特有の病気からは解放されるし、性欲からも解放されるし、養えもしない子猫たちがどんどん増えることは確実に防げる。
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家族が乳がんの女性、遺伝子変異3割 リスク予測に期待
朝日新聞デジタル 6月3日(月)7時2分配信
【医療担当・大岩ゆり】日本乳癌(にゅうがん)学会の研究班が、母親ら家族が乳がんになった日本人女性260人の遺伝子を調べたところ、3割の人は乳がんや卵巣がんのリスクを高める変異があることがわかった。日本人の遺伝性乳がん・卵巣がんのリスク予測に役立つ成果で、3日、米臨床腫瘍(しゅよう)学会で発表する。
変異は遺伝子のDNA配列の間違いのこと。BRCA1、BRCA2と呼ばれる特定の遺伝子に変異があると、乳がん・卵巣がんが発症しやすくなることがわかっている。女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが乳房の予防切除を決断するきっかけになったのも、この変異だ。
昭和大病院(東京)や聖路加国際病院(同)、がん研有明病院(同)、相良病院(鹿児島)など全国8病院で遺伝子検査を受けた260人のうち、46人はBRCA1に、35人はBRCA2に変異があった。両方に変異のある人も1人いて、計80人(31%)に変異が見つかった。欧米とほぼ同じ比率だった。
アンジェリーナ・ジョリー、がん予防で両乳房切除―専門家の見方は
ウォール・ストリート・ジャーナル 5月15日(水)14時41分配信
米女優アンジェリーナ・ジョリーさん(37)が乳がんのリスクを高める遺伝子変異が見つかったとして、予防のため両乳房の切除手術を受けていたことが分かった。がんの専門家たちはこの決断について、女性ががんに関する家族の病歴を調べるきっかけとなって欲しいとの見方を示した。
しかし、専門家らは、すべての女性が乳がんの遺伝子テストを定期的に受ける必要性があるかどうかについては慎重な姿勢を示し、乳がんに関連する遺伝子の変異が見つかった場合でも、これよりも緩やかな選択肢もあると指摘した。
ジョリーさんは、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載され注目を集めたエッセイで、検査でBRCA1遺伝子の変異が見つかり、今年初めに両乳房の切除手術を受けたことを明らかにした。母親が約10年間におよぶがんの闘病生活の末、56歳で亡くなったことが遺伝子検査を受けたきっかけだったという。
米国では毎年、約23万2000人の女性が乳がんの診断を受ける。米国立がん研究所(NCI)は、BRCA1とBRCA2という2つのBRCA遺伝子の変異は乳がん全体の10%に満たないと説明している。またこの2種類の遺伝子は卵巣がんのケースの15%を占める。
しかし、NCIによると、BRCA1またはBRCA2のどちらか一方、あるいは両方に変異のある女性が一生のうちに乳がんを発症するリスクは約60%。こうした変異のない女性の場合、リスクは12%だという。さらに、BRCAに変異のある女性は比較的若いうちに乳がんを発症する公算が大きく、両乳房にがんが発症する可能性も高いという。一部の研究ではそのリスクは高くて87%とされており、ジョリーさんも決断の主な理由としてこの数字を挙げた。
女性が一生のうちに卵巣がんを発症するリスクは平均1.5%だが、BRCA1変異の場合は40‐60%、BRCA2変異の場合は16‐27%のリスクがあるという。
テキサス州ヒューストンのMGアンダーソンがんセンターの乳がん専門の外科医、イザベル・ベッドローシアン氏は「家族の(がんをめぐる)病歴に関する知識やBRCAに関する知識が女性のためになるはずだ」と語った。その上で、検査を受ける前に、家族歴を明確にしておくべきだと述べた。
両方のBRCA変異の検査にはだいたい3340ドル(約34万円)かかるという。家族の乳がんや卵巣がんの罹患率が著しく高い場合などの基準を満たす女性の場合は、米国では通常、保険の適用対象となる。
こうした遺伝子変異がある女性が予防措置として両乳房を切除する場合、生涯での乳がんの発症リスクは約90%から、5%(乳房組織のすべてが完全に取り除かれるわけではないので)に低下するという。また、こうした変異がある女性で閉経前に卵巣を取り除くことを選択した場合、乳がんの発症リスクは50%低下する。
スタンフォード大学が昨年、コンピューター・シミュレーションに基づいて公表した研究で、BRCA検査で変異が見つかり両乳房と卵巣の摘出手術を受けた場合、BRCA1変異のケースでは平均余命が最大10.3年、BRCA2変異の場合は4.4年延びるとの推定が示された。
ただ、予防的な摘出手術以外にも選択肢はある。一部の医者は、年に2回の超音波やMRIを使用した検査などで、しっかりとモニターするよう助言している。
予防的に乳房を切除する女性は増えている。BRCAの変異がない女性が片方の乳房にがんを発症したため両方の乳房の切除することを選択するケースもある。もう一方の乳房にがんができる可能性は低いにもかかわらずだ。
こうした選択をするのは、がんへの恐怖と乳房の再建手術の進歩のためだと医師は指摘する。ジョリーさんも再建手術を受けた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130515-00000979-wsj-int
A・ジョリーの叔母が乳がんで死去、遺伝子に変異
ロイター 5月27日(月)13時58分配信
5月26日、米女優アンジェリーナ・ジョリーさん(写真)の叔母が、乳がんのため死去した。写真は昨年9月、ヨルダンで撮影(2013年 ロイター/Muhammad Hamed)
[26日 ロイター] - 米女優アンジェリーナ・ジョリーさん(37)の叔母が26日、乳がんのため死去した。ジョリーさんは約2週間前、乳がんの予防措置で両乳房の切除・再建手術を受けたことを公表したばかり。
亡くなったのは、ジョリーさんの母親の妹であるデビー・マーティンさん(61)。入院していたカリフォルニア州サンディエゴ近郊の病院で息を引き取った。
ジョリーさんは今月14日、ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)への寄稿を通じ、乳がんリスクを高める遺伝子変異が見つかったため乳房切除に踏み切ったことを明らかにしていた。マーティンさんの夫ロンさんが英スカイニュースに語った話では、マーティンさんもジョリーさんと同様の遺伝子変異が見つかっていたという。
ジョリーさんの母親も2007年、乳がんとの闘病生活の末、56歳の若さで他界している。
アンジェリーナ・ジョリー、両乳房切除手術を後押しした叔母の葬儀を欠席
Movie Walker 6月1日(土)8時45分配信
アンジーは叔母の葬儀を欠席せざるを得ない/写真:SPLASH/アフロ
アンジェリーナ・ジョリーが、両乳房切除手術を後押ししてくれた叔母で、先週乳がんのため61歳で亡くなったデボラ・マーティンの葬儀を欠席することがわかった。
葬儀は6月2日午後だが、同日にブラッド主演作品のロンドンプレミアが行われる
アンジェリーナは、6月2日(日)にロンドンで開催されるブラッド・ピット主演『ワールド・ウォーZ』(全米6月21日、日本8月10日公開)のプレミアで、術後初めて公の場に姿を現すのではないかと報じられていたが、デボラの葬儀も6月2日に自宅近くのサンディエゴで執り行われるという。
「予定通り、葬儀は6月2日午後に行います。アンジェリーナはロンドンにいるので、参加できないでしょう。でも、アンジェリーナとは、家族と共にずっとコンタクトを取っていますし、私たちをサポートしてくれていてとても感謝しています」。
「私たちは、BRCAの遺伝子テストが受けられない人たちのために、Clearity基金を立ち上げる準備をしています。集まったお金でテストを受け、より多くの女性の命が助かればと思っています」と、デボラの夫で叔父のロナルドが、米テレビ番組E!のインタビューに語っている。
アンジェリーナは、母親と叔母の病歴からBRCAテストを行い、BRCA1という遺伝子の異変を発見したことで両乳房切除に踏み切った。世の中の女性たちの励みになればという意図もあって、今後は卵巣摘出手術を行うことも公表しているが、検査代が高額なため、一般市民には検査すら受けられないという否定的な意見も寄せられていた。【NY在住/JUNKO】