「月額490円」という格安SIMカー
チュウゴクの会社とは関係ないよね?
大手通信業者の回線を借り受けているだけだよね?
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月額490円でスマホ使い倒し! ウェブも通話も問題なし!?
日経トレンディネット 5月2日(木)8時50分配信
スマホ利用者の誰しもが抱える「料金」の悩みに答えを出すべく、「月額490円」という格安SIMカードの実態に迫った。
日経トレンディ2013年6月号(5月2日発売)の特集「スマホ、タブレットだけで、ここまでできた!」では、最新のスマートフォン(スマホ)とタブレットを記者が仕事に、生活にと使い倒し、その潜在能力を最大限引き出すべく挑んだ結果を掲載している。「料金編」では、スマホ利用者の誰しもが抱える「料金」の悩みに答えを出すべく、「月額490円」という格安SIMカードの実態に迫った(この記事は「日経トレンディ2013年6月号」から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります)。
通信料は、毎月たったの490円。一番安くスマホを運用する荒技、それが「中古スマホ+激安SIMカード」という組み合わせだ。iPhoneユーザーだが、安いアンドロイド端末も持っておきたい。昔ながらの携帯電話(フィーチャーフォン、ガラケー)をメインで使いつつ、スマホも持ちたい。そんな人には特に勧められるテクニックだ。
月額1000円を切る破格の料金でSIMカードを提供しているのが、MVNO(仮想通信事業者)と呼ばれる事業者だ。
大手通信事業者の回線を借り受け、自社ブランドのサービスとして消費者に安価に提供する。
一定の通信速度で制限をかけたり、通信できるデータ容量に上限を設けたり、音声通話サービスを省いたりして、大手より料金を低く設定している。
例えば、インターネットプロバイダー・DTIのデータ通信専用のMVNOサービス「ServersMan SIM 3G 100」は、通信速度が最大100kbpsと極端に低い。その代わり、料金は月額490円という安さだ。
実際に使ってみると?
テキスト主体の利用が多いなら100kbpsという速度でも十分実用に堪え得ると感じられた。さらに、流行中のコミュニケーションアプリ「LINE」に関しては、テキストメッセージのみならず、音声通話機能まで問題なく使えた。
ただ、画像の多いウェブサイトの閲覧はかなりストレスを感じるし、ユーチューブの動画はそもそも再生できなかった。
いざというときは無線LAN(Wi-Fi)を使う手もあるが、ウェブサイトくらいはいつでも快適に見たいという人なら、通信速度の制限が緩い他のSIMカードや、高速なLTE通信対応のサービスを選んだほうがいい。
4月にNTTコミュニケーションズが発売したSIMカードの「OCN モバイル エントリー d LTE 980」は、月額基本料が980円と安価ながら、NTTドコモのLTE(Xi)通信がフルスピードで利用可能。
1日の通信データ量が30MBを超えると、最大速度は100kbpsに落ちる。
30MBと聞くと少なく感じるが、一般的なニュースサイトは1ページで0.2M~1MB程度、メールも短いものなら0.1MB程度なので、これで十分という人も多いはずだ。
日経トレンディ2013年6月号(5月2日発売)ではこの他、パソコンを一切使わず、スマホとタブレットだけで仕事の作業をこなす方法、スマホのカメラで“一眼カメラ並み”の写真を撮るテクニック、また1週間で1000円以上のポイントをスマホだけで稼ぎ出すワザなどを紹介している。
(文/有我武紘=日経トレンディ