イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2013年 5月5日(日)
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*先週末にイスラエル空軍がシリアの首都ダマスカス付近の研究施設を空爆したとの報道。イラン製ミサイルが標的だったと、イスラエルの政府高官は語ったが、政府から公式発表は出ていない。(H,Y,P)

*デンマークとフィンランドが、両国にあるパレスチナ自治政府の代表部を大使館と同じ扱いに格上げすることを検討している。(P,Y)

*イスラエルのシリア空爆に関して「イスラエルはヒズボラなどのテロ組織から国を守る権利がある」とオバマ米大統領。ヒズボラは「シリアを米国やイスラエルの思い通りにはさせない」と警告。(Y,H,P)

*シリアの地中海岸にあるバニアスで、シリア軍と親政府の民兵がスンニ派の多い地区で約60人を殺害したため、約4000人のスンニ派住民が同地区から避難していると、人権団体が発表。(H,Y)

*大手検索会社のグーグルが、国や地域の検索表示で、従来は「パレスチナ地区」としていたものを「パレスチナ国」に変更。(P)

*先週にイスラエルから国境を超えレバノンに侵入して逮捕されていたイスラエル人男性の身柄が赤十字に引き渡された。来週にもイスラエルに帰国へ。男性は精神病だったと見られている。(P)

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2013年 5月6日(月)
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*日曜未明にシリアのダマスカスにある軍事研究所をイスラエル空軍が空爆したとシリアのメディアが報道。同種の攻撃は先週末に続き2度目。ミサイルの移送を阻止するのが目的と見られている。(H,P)

*国連の調査チームの担当者が、シリア内戦でサリンガスが使用された可能性が高いと語った。しかし、使用したのは反政府勢力側だとの見解。政府軍側が化学兵器を使用した証拠はまだ無いという。(P,H)

*イスラエルの空爆にシリア軍は反撃しないと政府は予想しているが、念のため、国防軍が北部国境にアイアンドームを配備。(P,H,Y)

*世界ユダヤ人会議開会を前に、会場となるハンガリーでは数百人の野党勢力が集結し、反ユダヤ的なデモ。警察は阻止しなかった。(Y)

*イスラエルがシリアを連続空爆したことで、オバマ大統領がシリアに対する行動を迫られると、マケイン米上院議員が発言。(Y,P,H)

*国境を越えてレバノンに侵入し、逮捕されていたイスラエル人男性が赤十字を経由して無事にイスラエルに戻された。(Y,H)

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2013年 5月 7日(火)
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*イスラエルがシリアを空爆したことで、シリア軍のトップと兵士数十人が死亡したとニューヨークタイムズ紙が報道。(Y,H,P)

*ガザ行き船団急襲事件の賠償交渉は、エルサレムで行われたトルコ使節団との協議でほぼ妥結。あとは細かい詰めを経て調印へ。(H,Y)

*ネタニヤフ首相が中国訪問を開始。中国政府は、名指しは避けたものの、イスラエルがシリアを空爆をしたことを非難した。(H,Y,P)

*イスラエルがシリア空爆時にレバノン領空を侵犯したと、レバノンが国連に苦情。イスラエルに違反を中止させるよう求めた。(H,Y)

*イスラエルの空爆に対して即座には反撃しないとシリアの政府高官。
一方、ヒズボラはイスラエルに反撃する可能性を示唆した。(Y,H)

*パレスチナとの和平合意に達した際には国民投票を義務づける法案をユダヤ人の家党が提案したるが、有未来党が賛成しない方針を決め不成立となる見込み。和平交渉担当のリブニ法相は不成立を歓迎。(P)

*国防軍が新徴兵制の案を作成中。ユダヤ神学校の学生、宗教的女性などを徴兵するかわりに、全体的に兵役期間を短縮し負担軽減へ。(Y)

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2013年 5月8日(水)
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*イスラエルからの空爆を受け、沈黙していたシリアのアサド大統領がシリア軍にはイスラエルと戦う能力があると発言。(H,P)

*入植活動を監視している左派団体が、ネタニヤフ政権が新入植地の建設計画の手続きを中止していると発表。和平に向けた動きか。(P,Y)

*ネタニヤフ首相の中国訪問に合わせ、中国は自治政府のアッバス議長も招いていたが、それに合わせて4項目の和平案を提案。今まで中東和平には関与しなかった中国が態度を変える兆しか。(H,P)

*ロシアで会談したケリー米国務長官とプーチン大統領が、シリア内戦を終結させるため関係勢力の国際会議の開催を呼び掛け。(P,Y,H)

*労働党のヤヒモビッチ党首が、財政赤字を削減するための福祉切り捨てと増税政策を批判。ネタニヤフ首相がイランの核の脅威を説明した
爆弾のイラストのパロディを持ち出し、生活苦を訴えた。(H,P,Y)

*ゴラン高原に展開する国連部隊のフィリピン人兵士4名を、反政府勢力がまた誘拐。(参考:同部隊には自衛隊も17年間にわたり隊員を派遣していたが、情勢悪化を受け1月に撤退している。)(H,P,Y)
2013年 5月9日(木)
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*ロシアがシリアに高性能の地対空ミサイルの輸出を検討中だとの情報があり米国が分析中。イスラエルはロシアに中止を要請。(H,P)

*エルサレム記念日となった昨日、記念礼拝を行うために約200人のユダヤ人が神殿の丘での祈祷を許可されたが、その後に暴動に発展。
ヨルダン政府がイスラエル大使を呼び抗議を行った。(H,P)

*宗教政党シャスの議員が、アラブ諸国の提案を受けパレスチナとイスラエルの和平交渉を行なうよう、ネタニヤフ首相に書簡で要請。(H)

*イランの宗教指導者ハメネイ師が、アサド政権を助けるためシリア内戦に参加するよう、シーア派のイラン人に呼びかけた。(Y,H)

*和平交渉担当のリブニ氏が米国でケリー国務長官と会談。長官は2週間後に中東を訪れ、ネタニヤフ首相やアッバス議長と会談へ。(P,H)

*イスラエル人兵士の誘拐とロケット弾製造の準備を進めていた2人のハマス活動家を、国防軍とシンベトが逮捕した。(H)

*議席を確保できる最小得票率の引き上げ案が国会で論議へ。予備投票で過半数が賛成。提案はリーバーマン元外相で、首相も支持。(Y)

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2013年 5月10日(金)
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*ヒズボラ指導者のナスララが、アサド政権から武器提供を受けていると演説。ゴラン高原をイスラエルから奪還すると宣言した。(H,Y,P)

*ロシアがシリアに高性能対空ミサイルを販売するとの噂が出ていることについて、ケリー米国務長官もロシアに販売の中止を要請。(H)

*ガザ地区での戦闘での、イスラエル国防軍の攻撃による死者の多くは戦闘員ではなく民間人であると、国際人権団体が主張。(Y,H)

*エルサレムの聖墳墓教会で起きた混乱で、イスラエルの警察がコプト教会の聖職者らを退場させ、ヨルダン人数人を逮捕したため、エジプトとヨルダンが、それぞれイスラエル大使を呼び出し抗議。(P,H)

*自治政府のアッバス議長とネタニヤフ首相の中国訪問中に、中国の習近平国家主席は両者に対して和平交渉を進めるよう呼びかけ。(H)

*ガザ地区のイスラム教聖職者が「ユダヤ人のための国は存在しない。パレスチナはアラブ系イスラム教徒のための土地だ」と発言。(Y)

*嘆きの壁での女性の礼拝を裁判所が許可したことに対して、超正統派の女性達が抗議デモを実施へ。数千人が参加する見込み。(H)

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2013年 5月12日(日)
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*シリアに高機能ミサイルを販売する予定は「今のところない」とロシアの外相。しかし、「可能性としてはある」と語った。(H,Y)

*ゴラン高原の奪還に向け、ヒズボラとパレスチナ人テロ組織、シリア
のアサド政権側民兵が共同戦線を構築中だとの情報。(Y,P,H)

*エジプトで、アルカイダ系のテロ組織がカイロにある外国大使館に自
爆テロ攻撃を準備していたが、治安部隊が阻止したと同国内務省が発
表。どの国の大使館が標的であったかは、発表されていない。(P)

*イランの核開発問題で交渉役をしているジャリリ氏が6月中旬の大統
領選に出馬を表明。ラフサンジャニ元大統領も出馬へ。(P,H,Y)

*ロシアのプーチン大統領と会談するため、ネタニヤフ首相が約2週間
後にモスクワを訪問すると、イスラエル政府高官が語った。(H)

*インタビューを受けたエジプトのムバラク元大統領が「モルシ現大統
領の力量を判断するには早いが、経済低迷が心配」と発言。(P,Y,H)

*ラピド財務相の提案した支出削減に反対する市民数千人がテルアビブ
でデモ。それでも支出削減は必要だと、ラピド財務相。(P,H)

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2013年 5月13日(月)
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*ラマラで自治政府のアッバス議長と会談した労働党のヤヒモビッチ党
首が、安全保障を条件に二国家共存を支持すると語った。(H,Y,P)

*シリアの国境に近いトルコの町で爆発が起き、トルコ人数十人が死亡
したためトルコがシリアを非難。シリア政府は関与を否定。(H,Y)

*シリア内戦開始からの死者数が8万人を越えたと国連が発表。家を追
われた人は420万人、140万人が外国に避難している。(Y,P)

*今年度と来年度の予算案の承認を前に、テルアビブで大規模な反対デ
モが起きたため、政府は予算案の修正を検討している。(H,Y,P)

*ガザ行き船団急襲事件に対するイスラエルからの賠償金は、国防軍兵
士への訴訟取下げを条件に支払われると、トルコの副外相が明言。遺
族らは強く反発しており、あくまで訴訟を継続する構え。(Y,P)

*アフリカからの不法入国者を送還する場合に、本人の自発的な退去に
関する意思を確認するガイドラインを検事総長が作成中。(P)

*ゴラン高原で先週に反政府勢力に誘拐されていた国連部隊のフィリピ
ン人隊員4人が解放された。フィリピンの外相が確認。(P,H)

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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

[転載・引用・再配布について]
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各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp