オルニチンとアラニンの両方がないと、解毒がスムーズに行えません。
実は「しじみ」がむくみや肌荒れの原因になると判明!
5月09日08時00分
提供:美レンジャー
見た目の美しさも大切ですが、“本物の洗練された美しさ”を手に入れるには体内の健康が大切ですよね。いま、夏に向けてダイエットに励む人が増えていますが、痩せると“老けて”見えてしまうこともあります。
痩せても若々しく美しい見た目を手に入れるために、今回は体内の健康を取り戻す方法をご紹介したいと思います。
■しじみだけでは肝臓が元気にならない理由
過去の『美レンジャー』記事でもご紹介してきましたが、美肌とむくみと深く関係しているのが肝臓です。肝臓と言えば「おいしいだけじゃない!“しじみ”に隠された意外すぎる効果」でもご紹介しましたが、しじみに含まれるオルニチンが肝臓に良いことは、よく知られています。
しかもオルニチンはコラーゲンの強化にまで関わっているということで、しじみは女性に嬉しい作用たっぷりなのです。とくに、お酒を飲む人は肝臓が疲れやすくなるので、「そんな時こそしじみ!」を選ぶ方も多いと思います。
しかし、しじみのおかげで一気に有名になったオルニチンですが、実はオルニチンだけでは肝臓の疲れを取ることはできないのです。しかも、肝臓に良いと思っていたしじみが逆効果になる場合もあります。
肝臓では、アセトアルデヒドという毒を解毒する働きがあります。この解毒の時に、オルニチンがアラニンという必須アミノ酸の働きを活性化するため、オルニチンとアラニンの両方がないと、解毒がスムーズに行えません。
■アラニンが多く含まれる食品とは?
そこで、アラニン包有量を調べてみると、 断トツに多かった食材はカツオでした。またブリやハマチなどの青魚にも多く含まれていることが分かりました。ちなみにしじみには55mg程度。シジミにはアラニンは意外と少なめなのです。
ちなみに、シジミは塩分濃度が高い環境で育った方が、アラニン含有量が多くなるので、砂抜きの時は海塩と同じような濃度にするのがおススメ。しかし、シジミに豊富に含む鉄分は、肝機能が低下している人や胃が悪い人には負担がかかる場合があります。鉄の取り過ぎは健康上危険なため、適量が求められます。
美肌・老廃物の少ない健康な美しい体と関わっている肝臓ですが、しじみばかりに頼っていると、逆に内臓を痛めてしまう原因にもなるのです。体内を若々しく健康に保つためにも、しじみばかりに食いつかず、青魚からも栄養を補い、健康で若々しい体を手に入れてみてはいかがでしょうか?
【参考】
、グルタミンによる肝障害改善作用 – 味の素