、“必要経費が発生するたびに親子で話し合う”、“よいことをしたり、家事を手伝ったりした際に与える
本当に金持ちの子供は、親にポンと大金を与えられて
「この金を株や企業家になって増やせ」などと言われて
小学生の頃から金儲けの勉強しているとか。
大学生になったら、金持ちの子供は、会社を経営しているからね。
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実は間違ってる!? 「小遣い制」が子どもをダメにする危険
4月25日12時00分
提供:WooRis
WooRis(ウーリス)
この春、お子さんが小学校に入学されて、「そろそろお小遣い制にする時期?」「毎月いくらあげるべき?」なんて悩んでいるお母さんも多いのではないでしょうか?
実際、女性の口コミサイト『ウィメンズパーク』の「子どものおこづかい、いつからあげる?」というアンケートによれば、「お小遣いは小学校1年生から」という回答が約3割を占めています。
でも、ちょっと待って! マネーマネジメント・コーチ小泉俊昭さんによれば、小遣い制は子どもの将来にとって必ずしも望ましくないのだそうです。
一体、小遣い制の何が問題なのでしょうか? 小泉さんの著書『かわいい子には「こづかい」をあげるな!』をもとに、小遣い制のリスク4個をお届けしたいと思います。
■1:小遣い制では“お金を大切にする心”が育たない
小遣いというのは、なんの苦労もせず手に入る“無料のプレゼント”。これでお金を大切にする心が育つわけがありません。むしろ、もらえるのが当然の権利であるかのように思い始め、「これじゃ足りない」「もっと欲しい」と要求がエスカレートするばかりです。
あなた自身、小遣い制でお金を大切にする心が育ったでしょうか? むしろ、「もっともらえれば……」という不満や欲望が募るばかりではなかったでしょうか?
子どもだけでなく、大人であっても、宝くじならできるだけ高額に当選したいと思うように、お金に対する欲望は際限がありません。ですから、小遣いという“無料のプレゼント”は、お金を大切にする心を育てるのに適しているとはいえないのです。
■2:物への執着心ばかりが増してしまう
「小遣い制にして、欲しいものを買うためにコツコツ貯金させるのはいいことじゃないか」という意見があるかもしれません。この点に関しても、小泉さんは疑問を呈しています。
小泉さんによれば、“欲しいもののために貯蓄して買い物をする”という行為は、“ダイエットとリバウンドを繰り返すようなもの”であるとのこと。つまり、我慢して貯めたお金を一気に使って無一文になるというのが、ダイエットしたあとにドカ食いしてもとの体重に戻るのと同じようなものだということです。
“貯蓄→消費→振り出し”のサイクルがなぜ問題なのかというと、消費の快感が脳に刷り込まれて、物欲ばかりが育ってしまうおそれがあります。
お金を管理する習慣を学ばせるつもりが、物を買う楽しみばかりが植え付けられるというのは、皮肉な結果だといわざるをえません。
■3:お金を管理する習慣も実は身につきにくい
「でも小遣い制で、ある程度は“我慢”や“管理能力”が身に付くんじゃないか」という意見についてはどうでしょう。残念ながら、小遣い制では“我慢”や“管理能力”の育成効果もあまり期待できません。
というのも、欲しいもののために子どもがコツコツ貯金していたとしても、年に何度か「そんな努力なんか無意味じゃないか」と思わせるイベントが訪れます。誕生日やクリスマス、お正月です。おじいちゃん・おばあちゃんは、孫の望むものをプレゼントしたり、小遣い数か月分にも相当するお年玉を与えたりするでしょう。
両親、義両親に対して「よけいなことはするな」と言うわけにもいきませんし、やはり小遣い制で“我慢”や“管理能力”を身につけさせるのは無理があるように思われます。
■4:“会社依存人間”になってしまう
何もしなくても毎月決まった額のお金がもらえる“小遣い制”では、子どもがお金に対して受け身な人間になってしまいます。
日本経済が成長し続け、終身雇用制が当たり前だった時代なら、それでもよかったかもしれません。でも、今は違います。会社員など組織に属する身分さえあれば、安定して毎月の収入が得られる……という時代ではなくなりました。
大企業であっても、いつ倒産するかわからない。公的な年金制度だって先行きが不確かだ。この流れは今後ますます加速すると思われます。そんなご時世において、小遣い制で育った子どもたちが、将来社会に出て初めて現実の厳しさを知るというのは、あまりにも酷ではないでしょうか。
以上、小遣い制が子どもにとって望ましくないことはおわかりいただけたかと思います。とはいえ、「小遣い制がダメなら、子どもが必要なお金はどうすればいいの!?」と思ったかたも多いことでしょう。
もちろん、「子どもには一銭も与えるな」なんて非現実的なことを主張したいわけではありません。『かわいい子には「こづかい」をあげるな!』では、“必要経費が発生するたびに親子で話し合う”、“よいことをしたり、家事を手伝ったりした際に与える”といった手段をすすめています。
詳しい方法や、なぜその手段が望ましいのかについて興味のあるかたは、ぜひ同書(99円の電子書籍版も発売中です)をチェックしてみてくださいね。
【子育てシリーズ】
※ 「小遣い制」は断固NG!子どもへの正しいお金の与え方
※ 将来稼げる子どもに育てる「お金の教育」術3つ
※ 要注意!子どもの勉強意欲を奪う親のNGフレーズ5個
※ すぐ使える!子どもにケータイを持たせる前にすべき約束14カ条
※ 自分で考える力が必要!将来出世する子どもの育て方3つ
【参考】
※ 小泉俊昭(2012)『かわいい子には「こづかい」をあげるな!』(株式会社ソーシャルメディアインデリジェンス)
※ 【子どものおこづかい、いつからあげる?】約3割は小学校1年生から! 中学生は1,000~4,999円、高校生は5,000~9,999円が相場?! – ウィメンズパーク