援助は本当に必要ないのでしょうか?なぜ中国政府はかたくなに拒むのでしょうか。 | 日本のお姉さん

援助は本当に必要ないのでしょうか?なぜ中国政府はかたくなに拒むのでしょうか。

鳥インフル、死者20人に=感染6人増え103人―中国

時事通信 4月21日(日)20時27分配信



【上海時事】中国浙江省政府は21日、H7N9型鳥インフルエンザに感染した嘉興市の男性(76)と湖州市の女性(62)が20日夜から21日にかけて死亡したと発表した。これで中国の死者は20人になった。同省では死亡した男性を含む5人の新たな感染者も確認。上海市でも江蘇省から搬送された男性(68)の感染を確認し、国内の感染者は103人に増えた。
死亡した男性は8日に発病。女性は3月29日に発病し、14日に感染が確認されていた。



ロシア救援チーム、被災地へ=初の外国受け入れ、日本には難色―中国

時事通信 4月22日(月)12時19分配信



【成都時事】中国四川省雅安市蘆山県で発生した大地震で、ロシア救援チーム計198人が22日昼すぎ、四川省成都の空港に到着する。中国メディアが伝えた。中国地震局は、救助活動が難航している同市宝興県での活動を要請しているという。今回の地震で中国政府が外国の救援隊を受け入れるのは初めて。
今回の地震に対して安倍晋三首相は「最大限の必要な支援を行う用意がある」と伝えたほか、米国も同様に支援の用意があると表明。しかし中国外務省の秦剛報道局長は21日、「現時点で外国の救援隊は必要ない」と断り、必要があれば関係国に連絡すると発表していた。


四川地震、ロシアの救援チーム198人が被災地で活動支援

XINHUA.JP 4月22日(月)15時2分配信











中国・四川省地震局から得た情報によると、ロシアの救援チーム198人が22日の午後12時30分、12時40分、12時50分の3回に分けて成都市双流国際空港に到着する。四川新聞網が伝えた。

【その他の写真】

中国地震局現場指揮部は被災地の救助活動の状況に応じて、ロシアの救援チームに対し、被災地、宝興県での活動支援を求める。現時点で、宝興県で救助活動に当たる武装警察、消防隊員は約1000人。

(翻訳 劉英/編集翻訳 伊藤亜美)


死者・行方不明200人超、四川地震の復旧進まず

TBS系(JNN) 4月23日(火)0時41分配信
発生から3日目を迎えた中国・四川地震。23日の朝には、人命救助の目安となる発生から72時間を迎えますが、中国国内では外国からの援助を受けるべきかどうか論争が起こっています。援助を拒む中国指導部の狙いはどこにあるのでしょうか?

現地では22日も救助活動が続きます。しかし、土砂崩れなどによる交通の断絶が救助活動を妨げています。

「宝興県は高い山に挟まれた街です。街のいたるところで土砂崩れを起こしていて、復旧作業が続いています」(記者)

この街では道路が土砂に埋まって、一時、孤立し、全人口の5分の1にあたる1万2千人が避難生活を送っています。

「食料が足りないことと衛生環境が心配です」
「夜に起きてトイレに行ったら、人がいっぱいでできなかったよ」

これまでのところ、死者は188人、行方不明者は25人に上っています。被災者の生存率が急激に下がるという「地震発生後72時間」まで、残り10時間を切りました。中国政府も事態を深刻に受け止め、迅速に行動しました。

「今回の地震でいかに大きな被害が人民や財産に及んだかを感じている」(李克強首相)

李克強首相は発生直後に現地入りし、人命救助に全力を挙げるよう指示を出しました。これは5年前、同じ四川省を襲った大地震の時に、すかさず被災地入りした温家宝前首相の対応を見習ったものです。3月に新体制に移行したばかりの中国政府。この危機を乗り切ることで、国民からの信任を得ようとする狙いが伺えます。しかし、現地住民からは不満の声が上がります。

「地元の共産党のビルが地震にもびくともせず建っている中、その隣では古い家屋が大きな被害を被っています」(記者)

今回崩壊した建物の多くは、耐震補強が出来ていなかった低所得者層の住宅です。

「(耐震補強の補助金は)たったの1000元(約1万6000円)です。それだけでは全然足りません」(家を失った人)

中国で近年に急速に進む「所得格差」が被害の規模に直結した格好です。

さらにもう1つ、政府の対応に不満の声が上がっています。これは中国外務省のホームページ。地震発生直後から、支援の申し出を行った国々が記載され、この中には日本も含まれています。しかし、中国側は感謝の意は示しつつも・・・。

「被災地は交通が不便なので外国の救援隊は今のところ必要ない」(中国外務省の会見)

援助は本当に必要ないのでしょうか?家を失い、野外での生活を余儀なくされている被災者の人たちはこう漏らします。

「あと十何日かで子どもが生まれます。栄養が足りないがどうしようもない」(妊婦)

救助活動を行う医師からも物資不足の指摘が・・・。

「イベント用テントで治療しています(Q.雨が降ったら?)大変なことになります。支援物資やテントが本当に足りません」(医師)

中国版ツイッター「ウェイボ」からも政府の対応に疑問または批判の声があがりました。

「日本は地震国家で豊富な救済経験がある。被災地により有効な支援ができるでしょう」
「日本の援助対象は被災地の人々で偉大な共産党ではない。支援が必要かどうか被災地の人々に決めてもらうべきではないか」

なぜ中国政府はかたくなに拒むのでしょうか。

「日本の支援を受け入れたら、また反日デモが起きる可能性も。(日本の支援を)受け入れたくない気持ちがあると思う。しかし他の国の支援は受けて日本のだけ受けないとなると“カド”が立つので、各国皆さんのご好意はありがたいが遠慮すると」(東京福祉大学 遠藤誉国際交流センター長)

国民の不満を解消しつつも体制の維持に躍起になる中国指導部。一刻の猶予も許されない災害対策で、難しい舵取りが続きます。(22日23:07).
最終更新:4月23日(火)5時35分