イスラム過激派に影響されたイスラム教の兄弟が起こした事件 | 日本のお姉さん

イスラム過激派に影響されたイスラム教の兄弟が起こした事件

容疑者兄弟、別のテロ計画か=新たに爆発物発見―米ボストン事件

時事通信 4月22日(月)8時44分配信



【ワシントン時事】米マサチューセッツ州ボストンで起きた爆弾テロ事件で、ボストン警察のデービス本部長は21日、CBSテレビの番組に出演し、容疑者の兄弟が爆発物によるテロをほかにも計画していたとの見方を示した。
デービス本部長は、弟のジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)の拘束後、兄弟が少なくとも四つの手製の爆発物を、逃走に使用した車の中などに持っていたのを発見したと説明。火力の強さなどから、別のテロ計画があったと確信していると語った。

容疑者兄が爆弾テロ主導か=過激思想影響も―米ボストン

時事通信 4月22日(月)11時6分配信



【ワシントン時事】米ボストン爆弾テロ事件は、警察との銃撃戦で死亡したタメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)が主導したとの見方が強まっている。同容疑者のものとみられる「ユーチューブ」サイトには、ジハード(聖戦)を呼び掛けるイスラム教過激指導者やロシア・ダゲスタン共和国のイスラム過激派のビデオ・リンクが張られていたことから、捜査当局は過激思想が事件の背景にあった可能性もあるとみて調べている。


2013年4月20日発行JMM [Japan Mail Media] No.737 Saturday Edition http://ryumurakami.jmm.co.jp/
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 ■ 『from 911/USAレポート』第623回

「危機の続くアメリカ、ボストン事件の急展開とテキサスの惨事」

■ 冷泉彰彦:作家(米国ニュージャージー州在住)
 ■ 『from 911/USAレポート』               第623回

ボストンの事件は、とりあえず兄弟の容疑者のうち、兄は銃撃戦の結果死亡、弟の方は19日(金)午後8時45分頃に拘束されて、23時間に及んだボストンの「厳戒態勢」は収束に向かいつつあります。
 それにしても、今週のアメリカは大混乱でした。とりあえず5日間の流れをまとめてみます。

15日(月)
(ボストン)ボストン・マラソン爆弾テロ。

16日(火)
(ボストン)爆弾テロの犠牲者の氏名公表開始。
(ワシントンDC)上院議員に猛毒リシン入り郵便物送付テロ判明。

17日(水)
(ボストン)爆弾テロ捜査進展の報道で混乱。
(DC)上院銃規制法案(妥協案)廃案に。
(DC)銃規制法案廃案に対してオバマ大統領は怒りの会見。
(DC)毒入り郵便物送付テロの対象にはオバマ大統領を含むと発表。
(ミシシッピ)同事件の容疑者拘束。
(テキサス)晩にテキサス州ウェスト町の肥料工場で爆発火災。死者5から15名と
報道。

18日(木)
(テキサス)爆発火災は犠牲者多数の大惨事と判明し不明者の捜索続く。死者30名

(ボストン)大統領を迎えてのテロ犠牲者追悼式挙行。
(ボストン)午後、2名のテロ容疑者ビデオ映像公開。
(ボストン)深夜のMITキャンパス近くで、コンビニ強盗と大学警察で銃撃戦。

19日(金)
(テキサス)依然として被災者支援と不明者の捜索続く。不明者は60名との報道も。
(ボストン)前夜の銃撃戦の犯人は爆弾テロ容疑者と判明。容疑者の1名は死亡。(ボストン)テロ容疑者はチェチェン出身者の26歳(死亡)と19歳(逃走中)の兄弟と判明。
(ボストン)逃走中の「弟」の追跡のため、全市が厳戒態勢。
(DC)ボストンの事件を受けて、可決寸前であった「不法移民合法化法案」に共和党から横槍が入る。
(ボストン)午後8時半ごろ、ボストン郊外ウォータータウン町でテロ容疑者(弟)
と警官隊がにらみ合い。午後8時45分頃、容疑者の身柄確保。ウォータータウンのコミュニティには、安堵感が広がる。

 ということで、今週のニュース専門局は「ニュース速報」の連続でした。

 では、一連のこうした事件には何か関連があるのでしょうか?

 まず、水曜日のテキサスの肥料工場火災は、事件性に関しては、今後の捜査を待つしかないようです。仮に事件性があるとしたら、国内右派の関与が疑われますが全くわかりません。。

 一方で、仮にボストンの「兄弟」がチェチェンの独立運動に共鳴してテロを行っていたとしたら、これは基本的には「反ロシア」であり、米国の国内右派とは無関係だと思います。

 また、リシンの毒物送付テロについては「銃規制法案審議入り賛成」の表明をした共和党議員とオバマ大統領をターゲットにしていることで、銃保持賛成の保守系の人物だということです。ですが、銃賛成派イコール国内極右というわけでもありません。

 ですから、一連の事件は何者かが操っているとか、お互いに影響しあっているなど、関連性があるのかといえば、限りなくゼロに近いと思われます。

 ボストンの事件ですが、現時点では、「弟」の身柄が確保されているようですが、重体説もあり詳細は不明です。また、テキサスでは被災者の救援活動がまだ続いています。それぞれの事件に関して、事件の性格が180度変わってくるような展開の可能性もゼロではありません。

 そうではあるのですが、とりあえず現時点での状況をご説明しておこうと思います。まず、ボストンの事件からですが、最初にカレンダー形式で掲げたように、18日の曜日の夕方になってFBIは「二人の若者のビデオ映像」を公開しました。黒い野球帽のやや恰幅の良い男と、白い野球帽の若い男で、「バックパックを爆破地点に置いた(この映像は未公開)」という情報があるというのです。

 その晩の深夜、ボストン郊外ケンブリッジのMIT(マサチューセッツ工科大学)
の近辺でコンビニ強盗があり、更にカージャックも発生、その際にボストン西部のウォータータウン町での銃撃戦でMITの大学自治警察の警官が射殺されると共に、犯人の一人も死亡しています。この死亡した方は、ビデオの「黒い野球帽の男」であり、タメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)であると特定されています。もう一人の「白い帽子の男」はその弟のジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)と特定されたのですが、現場から逃亡しました。兄弟はチェチェン人であるということです。

 19日(金)は終日ボストン市内はロックダウン(住民の外出禁止)措置が取られ、ビジネスも学校も全てがストップする中で、銃撃戦のあったウォータータウン町の地区、並びに逃走中といわれる弟が通学していたマサチューセッツ州立大学(通称は「Uマス」)ダートマス校のキャンパスは厳戒態勢が敷かれる中、弟のジョハル容疑者の身柄を追って、全市でFBI、警察、州兵、SWATチームが捜索を続けました。

 その結果として、現地時間の午後8時45分頃、ボストン近郊のウォータータウンの住宅街で、トレーラー移動タイプのレジャーボートが駐車場の中に止めてあった中に潜んでいたジョハル容疑者に対して、FBIは「ネゴシエーター」を派遣して最終的に投降させて身柄を確保しています。但し負傷しているとか、重体説もあります。

 現時点での報道を総合すると、死亡した兄は大学には行かず「アメリカ社会に馴染めない」というようなことを言っていたようですが、弟の方は高校(名門校)で優秀な成績であり、部活や生徒会でも目立っていた「人格的にも最優秀」だったそうです。
地域の緊急救命隊のボランティア・リーダーをやって、Uマスのダートマス校で「プリメド(医科大学院予科過程専攻)」の学生であったというのは、アメリカ社会では理想的なエリートコースに乗っていたと言えます。

 報道の中で言われているのは、兄がアメリカ社会に馴染めない中でインターネットなどを通じて、「チェチェン独立派運動」とイスラム教に感化されていって、最終的にはチェチェンに行って恐らくは活動家などと接触する中で「工作員的な任務を帯びた」らしいというストーリーです。その兄の「過激思想」が弟に伝染して、兄弟での犯行に至った、これが現時点での「解説」です。

 まず簡単にチェチェンの歴史を振り返ると、コーカサス(カフカス)山脈の北側にあるチェチェンはソ連のスターリン時代に、「イスラム教徒という異端の存在」であることを危険視されて中央アジアに「強制移住」させられています。その後、ソ連が崩壊した時点で独立をしようとしたのですが、ロシアのエリツィン大統領が「ソ連邦構成国の独立は認めるが、ロシア連邦内の共和国の独立は認めない」という方針を貫いて第一次チェチェン紛争が勃発します。

 この第一次チェチェン紛争は「5年間の暫定休戦」で終結したのですが、ロシアがプーチン体制になってから改めて「独立は認めない」ということになり第二次紛争が勃発する中で、独立派はテロ行為にのめり込んでいっています。有名なだけでもモスクワの団地でのテロ、同じく劇場テロ、更には北オセシアのアスランでの学校テロなど流血の歴史が続きます。こうしたテロに関しては、プーチンの自作自演説もあるのですが、その真偽は不明です。

 尚、現在のチェチェンは「ロシア寄り」の政権が出来ており、徹底抗戦派のリーダーははほとんど殺害され、穏健な独立派(例えばアフメド・ザカエフ)は亡命していますが、このザカエフに関しても、ロシアは執拗に身柄拘束や暗殺を狙っているということが言われています。

 この兄弟ですが、キルギスタン生まれということですが、仮にそうであれば、スターリンの「強制移住の被害者」の子孫という可能性があります。また、2003年にアメリカに移民しているということですが、これは穏健派のザカエフが亡命したタイミングです。

 中には、この兄のほうがサーシャ・バロン・コーエンという英国のコメディアン
(映画『レ・ミゼラブル』や『ヒューゴ』に出ていた人です)が数年前に監督主演し
ていた『ボラット』という映画が好きだったという報道があります。この『ボラット』
という映画ですが、極端なユダヤ人嫌いで「田舎者」の「カザフスタン人」が「アメ
リカで珍騒動を繰り広げる」というコメディで、自分がユダヤ系であるコーエンが反ユダヤの「カザフ人」を演じるという手の込んだ仕掛けが大ヒットしたのです。

 この映画ですが、タメルラン容疑者が仮にキルギス育ちであれば、「キルギスの隣で繁栄しているカザフをバカにし、ついでにアメリカもバカにしている」という映画
に共感したというのは笑えない話です。

 それはともかく、現在進行形の事件ですので憶測は最小限にしなくてはなりませんが、アメリカで報道されているように、そもそもは「機会を求めて移民」したにも関わらず、兄を中心に「アメリカで成功できない鬱屈」から自分の「アイデンティティ」を遡るうちにチェチェン人の悲劇に過度に共感していき、最終的にはダークサイドに行ってしまったという可能性はあると思います。弟については、今後の取り調べで詳細が判明する可能性もあるのですが、現時点では、その兄に引きずられたか、洗脳されたという可能性でとりあえず理解するしかなさそうです。

 では、今回の事件のタイミングですが、直接的にはこの兄弟の個人的な「人生の行き詰まり」が引き金を引いたという解説が現時点では多いようです。ですが、これと並行して「亡命チェチェン人のリーダー」であるザカエフに危険が迫っていること、更にザカエフなどの「反プーチン勢力」を支援していた「謎の政商」ベレゾフスキーがこの3月にロンドンで怪死しているという事実、またベレゾフスキーの死による亡命チェチェン人への金の流れの困窮(その前から資金枯渇していたという説もあり)などのファクターも関係しているかもしれません。

 また、直後に迫った「4月21日」というのは、第一次チェチェン紛争時の独立運動の精神的支柱であった、ジョハル・ドゥダエフ大統領が1996年に暗殺された日です。この暗殺ですが、歴史家の間で言われているのは、暗殺は携帯電話での通話位置を特定して空対地のロケット砲で空から攻撃するという96年当時としては高度なものだったそうなのです。但し、当時のロシアの技術水準からすると、自分たちだけでは不可能であり、どう考えてもクリントンが協力しただろうという説がインテリジ
ェンス・コミュニティの間にはあります。

 アメリカはこの「チェチェン紛争」に関しては中立であり、自分たちとは関係ないとか、チェチェンはアルカイダではないので静観しているというのがここ20年の基本方針です。またオバマに近いといわれるブレジンスキー氏など「チェチェンなどコーカサス地方の独立志向を支援すべき」というグループもいるわけです。ですが、チェチェン側の立場に立てば、ブッシュはプーチンの「チェチェン封じ込めも国際的な反テロ戦争」だという言い分を認めてしまっていますし、何よりもこのドゥダエフ暗殺への「クリントンの関与」を憎んでいるという可能性は十分にあります。

 もしかしたら、その「4月21日」が直後に来るということもあり、アメリカは密
かに、そして危機感を持って対応していたのかもしれません。ですが、こうした状況下で余り「チェチェンの歴史」を詳しく紹介してしまって、アメリカ世論が「アンチ・チェチェン」つまり「プーチン善玉」になるような事態は「必要はない」し、何よりも世論に余計な動揺を与えてはいけないということで、慎重に事を進めていたのだと思います。

 また、仮にこの事件が「個人的な動機」を越えたもの、つまりチェチェンの独立派のテロが再度活性化しているというストーリーで世界に報じられていってしまっては、来年に迫ったソチ五輪にも影響が出る危険があります。その辺も含めて、アメリカの報道は冷静です。

 また、オバマ以下のホワイトハウスが「危機管理」に関して、相当に戦略的に動いているというのは、例えば木曜日の手順、つまり午前中にオバマがボストンに行って「追悼式での感動スピーチ」をやって全米とボストンの世論を沈静化させ、その数時間後に「顔写真とビデオ公開」ということで「犯人を刺激」したという手順を見ても分かります。

 一方で、気になる報道もあります。犯人とされている兄弟の伯父(在米)は「恥さらし」と言っているのですが、伯母(在米)は「誰かがハメた。彼等は無実」という
コメントを出しています。一方で、兄弟の両親は「アメリカ生活から数年前に故郷のダゲスタン(チェチェンの隣国)に戻っている」のですが、それぞれインタビューに
応じて「何者かの陰謀」だと述べています。ちなみに父親の方はその発言後に「ロシアの当局に拘束された」そうです。

 この両親や親戚の言動も「親と離れて若者だけで在米生活を続ける中で何かが狂った」のだということで理解するしかないのかもしれませんが、一方で何らかの陰謀の介在も可能性としては見ておいた方がいいのかもしれません。例えばですが、アメリカでチェチェン人がテロを起こしたとして、喜ぶのは誰かというようなことです。

 いずれにしても、ボストンの事件は「弟」の身柄が確保されたということもあり、
他に共犯者がいないのであれば、この「4月21日」という日付は、もしかしたら意味はそれほどないかもしれません。ですが、テキサスの爆発火災事件に関しては、発生した「4月17日」の2日後、つまり「4月19日」という日付をどうしても意識させられてしまいます。

 この日は、前回のこの欄でお伝えしたように、1993年にテキサス州のウェーコ市郊外で「ブランチ・ダビディアン」という新興宗教の教団が、FBIを中心とする
連邦政府との銃撃戦の結果、教団施設に仕掛けた大量の爆発物に火を放って自爆し81名の死者を出したという事件の「20周年」に当たるのです。

 その2年後に中東戦争の帰還兵であるティモシイ・マクベイという白人の若者と、共犯者のテリー・ニコルズ他による「オクラホマ連邦政府ビル爆破テロ」事件が発生します。その主犯であるマクベイは、FBI(とATF)が教団と睨み合っている状況下のウェーコに行って、実際に事件を見聞しているそうですが、とにかく「連邦政府による人民の虐殺は許せない」として、2年後に復讐の意味を込めた爆弾テロを起こしているわけです。

 アメリカでは余りに怖い話ですので、報道はされていませんが、今回火災と大爆発を起こした肥料工場のあるテキサス州のウェスト町は、そのウェーコのすぐ北、約30キロの場所にあります。また、「ブランチ・ダビディアン事件」の惨劇の舞台は、ウェーコ市の東15キロの場所です。つまり、20年前の事件現場と、今回の現場は直線距離で20キロぐらいしか離れていないのです。

 またオクラホマ事件に使われた爆弾は、「アンモニア系の肥料」であり、マクベイは23キロ入りの肥料をカンザス州で40袋も買い付けているのです。この点に関して言えば、今回の大爆発を起こしたのも、アンモニア系の肥料であるという「一致」があります。

 勿論、そこで今回の大惨事が「テロ」だとか「ブランチ・ダビディアン」の復讐だ
とか、「オクラホマ」の再現だというのは全くの短絡です。事件性を示す証拠は現時点では全くないのです。但し、アメリカでも若い人は知らないと思いますが、ある年齢以上の人間であれば、この二つの事件の恐ろしさと「4月19日」という日付には恐怖を抱くのが自然だと思います。

 今回の爆発は、しかしながら19日ではなく2日前の17日の夕方に起きました。
現時点では、余りに爆発が大規模であったために、捜査は始まっているものの進展はありません。現時点では死者の人数は報道機関による差はあるものの、14から16名ということですが、不明者は60人以上に上るとも言われています。

 繰り返し申し上げますが、このテキサスの事件がテロであるという断定は現時点では不可能です。地元の警察は「事件と事故と50%ずつの可能性を考えて捜査」と言っていますが、それ以上何も言えないのが現状です。ですが、誰も「ウェーコ郊外の事件」とは言わず、町名で「テキサス州ウエスト」としか言いませんし、19日になっても「20年前」の事件や「18年前」の事件についての言及はありません。

 もしかしたら影響を受けた人物が「19日」に妙なことをするかもしれない、その
危険性を感じているからこそ、誰も何も言わなかったのだと思います。そんな中、その「19日」はボストンの容疑者追跡劇のために、丸一日完全に全米のメディアは「ジャック」された格好となりました。そのために、テキサスの事件はほとんど全米では報道されていません。

 結果的に、20年目の、あるいは18年目の「4月19日」には、更に妙な考えを
起こす人物が現れることなく、とりあえずその日を終わろうとしています。明日からは、テキサスの事件の犠牲者の規模も、そしてやがては事故もしくは事件の真相も明らかになって行くのだと思います。とりあえず、ボストンの事件はとりあえずの決着を見ましたし、ようやくこの苦難に満ちたアメリカの一週間が終わろうとしています。
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冷泉彰彦(れいぜい・あきひこ)
作家(米国ニュージャージー州在住)
1959年東京生まれ。東京大学文学部、コロンビア大学大学院(修士)卒。
著書に『911 セプテンバーイレブンス』『メジャーリーグの愛され方』『「関係の空
気」「場の空気」』『アメリカは本当に「貧困大国」なのか?』『チェンジはどこへ
消えたか~オーラをなくしたオバマの試練』。訳書に『チャター』がある。 最新作
は『場違いな人~「空気」と「目線」に悩まないコミュニケーション』(大和書房)。
またNHKBS『クールジャパン』の準レギュラーを務める。
JMM [Japan Mail Media]                No.737 Saturday Edition
【発行】  有限会社 村上龍事務所
【編集】  村上龍