トウゴマから作るヒマシ油 | 日本のお姉さん

トウゴマから作るヒマシ油

猛毒リシン送付容疑の男逮捕=爆弾テロとは無関係
 【ワシントン時事】米連邦捜査局(FBI)は17日、オバマ大統領とウィッカー上院議員(共和)に猛毒リシンを混入した封書を送り付けたとしてポール・ケビン・カーティス容疑者をミシシッピ州で逮捕したと発表した。同容疑者の職業や犯行動機など詳細は不明。ボストンの爆弾テロ事件とは、無関係とみられている。
 ウィッカー議員はミシシッピ州選出。同議員と大統領宛ての封書からは、配達前の検査でリシンが検出された。リシンはトウゴマから抽出される植物性毒素で、体内に入ると肺などの臓器不全に陥る。今回の事件で人的被害は出ていない。
 大統領への封書は、ホワイトハウス宛ての全郵便物を検査する施設でシークレットサービスにより発見された。いずれの封書も4月8日付のテネシー州の消印があり、自らを「KC」と名乗って同様のメッセージを記していたという。
 FBIは17日の声明で、「ボストンの同時爆弾テロとの関連を示す証拠はない」と指摘した。
 一方、連邦議会近くにある二つの上院議員会館でもこの日、不審な荷物や手紙が相次いで見つかる騒ぎがあり、付近が一時立ち入り禁止となった。危険物ではないと判断されたが、CNNテレビは手紙などをバックパックに多数所持していた不審な男が発見され、議会警察が事情を聴いていると報じた。
 また、レビン上院軍事委員長(民主、ミシガン州)やフレーク上院議員(共和、アリゾナ州)の地元事務所にも不審な手紙が届き、当局が調べている。(2013/04/18-10:24)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013041800150&j4
トウゴマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トウゴマ
学名
Ricinus communis L.
和名
トウゴマ(唐胡麻)
英名
Castor bean

トウゴマ(唐胡麻、学名: Ricinus communis)は、トウダイグサ科トウゴマ属の多年草。別名、ヒマ(蓖麻)。
種子から得られる油はひまし油(蓖麻子油)として広く使われており、また種にはリシン(ricin)という毒タンパク質がある。
学名のRicinusはラテン語でダニを意味しており、その名のとおり果実は模様と出っ張りのためダニに似ている。トウゴマは栽培品種が多くあり、その植生や形態は個体によって大きく変化し、あるものは多年生で小さな木になるが、あるものは非常に小さく一年生である。葉の形や色も多様であり、育種家によって分類され観葉植物用に栽培されている。
特徴 [編集]
一属一種。原産は、東アフリカと考えられているが、現在では世界中に分布している。公園などの観葉植物として利用されることも多い。
種子は40-60%の油分を含んでおり、主にリシノリンなどのトリグリセリドを多く含む。トウゴマの種は紀元前4000年頃につくられたエジプトの墓所からも見つかっている。ヘロドトスや他のギリシャ人旅行者は、ひまし油を灯りや身体に塗る油として使用していたと記述している。インドでは紀元前2000年頃からひまし油を灯りや便秘薬として使用していたと記録されている。中国でも数世紀にわたって、内用・外用の医薬品として処方されている。日本では、ひまし油は日本薬局方に収録されており、下剤として使われる。ただし、猛毒であるリシンが含まれており、使用の際は十分な注意が必要である。特に妊娠中や生理中の女性は使用してはならない。また、種子そのものを口にする行為はさらに危険であり、子供が誤食して重大事故が発生した例もある。
現在、トウゴマは世界で年間約100万トン生産されており、主な生産地はインド、中国、ブラジルである。これらの国々では活発な生産計画が実施されている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%B4%E3%83%9E