皮膚炎の原因はいろいろ | 日本のお姉さん

皮膚炎の原因はいろいろ

2013年4月7日日曜日
シーズン最後のインフルエンザかな?

 東京は少し前まで凄く寒かったですね。しばらく見なかったインフルエンザの患者さんも数日続けていらっしゃいました。しかもA型だったりB型だったり。同じ型ばかり診ていると見落としにくいものですが、両方の型が混在していると診察も神経使います。

 あと気管支炎の方も多かったですね。あまり確定的なことは言えませんが、寒さ対策に慎重になり過ぎて厚着をし過ぎると、体に熱がこもり炎症が起こり易くなる印象があります。春ですから少し熱を体外に逃がすようにして、気分良く発散を心掛けて生活するのが良いと思います。
 柑橘系の食べものを摂取するのも良いでしょうね。特に今の季節はデコポンが美味しいですね。デコポンは汚染が比較的少なく、安全性が高いように感じています。生ものを食べないようにしている私も、デコポンは食べることがありますよ。
http://jjclinic.blogspot.jp/2013/04/blog-post.html

2013年4月14日日曜日
皮膚炎の原因はいろいろ

 今週の湿疹の患者さんはまだ幼児でした。皮膚科でも治療を受けているとのこと。治りが悪いとのことでしたので、私はおせっかいだとは思いながらも、しかし黙っていられなかったため、何かの薬品に汚染されているということをお話しました.通常、そういうお話をするとなかなか受け入れていただけないことがほとんどなのですが、今回は食事から見直していただけ、ソーセージがその原因であることをお母さんが突き止めました。良かった!そのお子さんは湿疹が綺麗に治ったとのことでめでたしです。
 別の患者さんはアトピー性皮膚炎がひどく、生ものが原因であることをお話してみました。生野菜などは体に良いとされていますが、全てのケースで良いわけではありません。さてさて、結果はこれからです。まずは私の話をどれだけ受け入れていただけたか、ということが気になるところです。

http://jjclinic.blogspot.jp/2013/04/blog-post_14.html

2013年3月24日日曜日
外食が原因の鼓膜炎

 診察をしていると不意に気づくことがあります。今週は鼓膜炎についてです。鼓膜に炎症が起きて膿が出る単純な病気です。でもいつも治りが悪くて治療に難渋します。そもそもなぜ鼓膜炎になるのか分からないのです。

 以前から疑問に思っていましたが、ある患者さんから外食が多いときに耳漏が出やすいと聞きました。そこで普段は抗生物質を使用する場面でしたが、ご本人と相談して解毒系の薬を処方してみました。すると調子が良くなり、やはり外食が原因であったかと一応結論づけました。
 そして今回また別の鼓膜炎の患者さんが外食の化学物質に反応しているようです。思いもよらぬことが原因で耳漏がでるのですね。
http://jjclinic.blogspot.jp/2013/03/blog-post_24.html
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今週のテーマは「皮膚炎の原因はいろいろ」です。
https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=g2hs (「編集」を選択!)

 出版社から「名医○人」という本を作るから、取材に応じないか、という申
 し入れがありました。よく見ると出版と取材にはお金がかかります(私がも
 らうのではないのです!払うのですよ)。しかもン十万円です。

 世に出版されている本の「名医」という称号はお金で買えるものなんだな、
 と驚きつつ、情報にだまされないようにしよう、と思った次第です。

 実は私「花粉症の名医」という欄に名前があるのです(笑)。
 
http://www.hospital-navi.com/hay-fever-doctor.html

 これはお金で買ったのではありませんが、名だたるアレルギーの専門家が並
 ぶ中に、どうして私が入っているのか自分でも謎です。昔からネットに情報
 を出しているから、入っちゃったのかな?

 実践ロハス生活!~これであなたも医者いらずブログ
 
http://blog.livedoor.jp/lohas_j/archives/51778977.html

 では今週もはじめます。
 【新医療研究】ピロリ菌の影響を消したいのですがー
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 体格が痩せ型で口内炎ができやすい人がいます。こういう人はご自分でビタ
 ミンBを補給すると良くなるということを知っています。

 でも繰り返してしまうのですよね。なぜでしょう?

 それは元々胃腸に問題があり、ビタミンの吸収が悪いために生じることなの
 で、胃腸の吸収力を上げることを考えないといけないからです。

 では胃腸の吸収を上げるには、どのようなことを考えるべきでしょうか?

 最近困ったなと思うのはピロリ菌のケースです。

 ピロリ菌は胃に居ることを知る手だては、6つあるようです。
 
https://www.otsuka.co.jp/health_illness/pylori/test.html

 結構、内視鏡で診断して陰性が出てしまうケースがあるように感じています。
 今まで気功を使った診断でピロリ菌陽性の疑いを持った方たちも、内視鏡検
 査で陰性と言われてしまうケースがありました。

 このサイトから見ると、尿素呼気試験が良さそうです。こういう人たちに尿
 素呼気試験ができると良いのですが・・・。除菌はそれなりに大変なので、
 気功を使った診断のみでオススメすることはしていません。

 でも除菌をしてほしい人は少なくないのですけれどねー。

 新医療研究
 
http://blog.livedoor.jp/jjclinic/archives/51391330.html

 【診察室から】アクセルとブレーキは同時に踏まないこと!~過労
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 喉が痛くて耳鼻科を訪れる人も多いです。1ヶ月喉が痛いのが続いている、と
 訴えて来られる患者さんもいらっしゃいますが、1ヶ月もそのままにしていた
 のですね。驚きです。

 風邪で普通の経過なら1週間、不摂生していても一応2週間程度で痛みはなく
 なるのが普通です。

 1ヶ月続くのであれば免疫の状態が余程悪いのか、2週間の風邪をたまたま2
 回続けて引いたということを考えます。

 でもいつも本当に忙しく仕事におわれている人の場合には、血虚の状態になっ
 てしまい、免疫的に不安定で、少し休めた時だけ痛みが消えるような状態がずっ
 と続いてしまうのです。1ヶ月であってもです。

 こういうとき、私は漢方薬を便利に使いますが、ひとつだけ要注意!

 漢方薬で過労になっても痛みが出ないようには簡単にできてしまいます。でも
 そういう方の場合、さらに仕事を抱え込むことが少なくなく、挙げ句の果てに
 は「まだ治らない」と訴えるのです。

 これはアクセルとブレーキを同時に踏んで、まだ止まらない、と訴えているよ
 うなものです。アクセルから足を離せば車は止まりますよね?

 当たり前のことですが、休息がさらに少なくなったのでは元も子もありません。
 薬に過度に頼り過ぎず、基本的には休みを取って治すようにしましょう。

 【新医療研究】まずは冷え性から治しましょう ~ 花粉症、うつ病
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 長年花粉症で悩まれていた患者さんが来院されました。どの抗アレルギー剤
 を使用しても良くならないと訴えられていました。

 私は効果がないものは使わない方が良いと考え、思い切ってアレルギー関係
 の薬は止めていただき、ひどい冷え性にだけ漢方薬で対応することにしまし
 た。

 2週間後に来院されたときに、どうしても止まらなかった鼻水が8割なくな
 りました、とのこと。さらに2週間後には鼻水が出なくなったとのお知らせ
 をいただきました。

 花粉症も自律神経の関係する免疫異常と考えれば、冷え性を処理するのは、
 必要なことでしょう。この患者さんの場合には、他の異常がすくなかったの
 でしょうね。冷え性の改善だけで体の機能が元にもどったのでしょう。

 これは経験的にうつ病にも言えることかもしれないと思っています。

 うつ病の方は冷え性のことがとても多いですね。もしかすると、冷えで体の
 機能が衰えていることで活発になれず、心の病になっているということもあ
 るかもしれません。

 冷えは万病の元ということを言う人がいますが、本当に実感しました。
 
 新医療研究
 
http://blog.livedoor.jp/jjclinic/archives/51390276.html

 【診察室から】好酸球性中耳炎の治療について
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 好酸球性中耳炎という病気があります。中耳炎なのですが、耳漏がとにかく
 粘稠で、処置をするにも吸引しきれず難儀な病気です。

 昔からステロイドホルモンを外用剤で使っていただいたり、内服していただ
 くと良くなることを経験していましたが、他の方法ではなかなか良くなりま
 せんでした。

 あるとき、これは耳で起こる喘息のようなものか、と気づきました。そうい
 えば、好酸球性中耳炎の患者さんのほとんどは喘息もちです。

 喘息類似の病気であれば、免疫を調整すれば耳も良くなるかと考え、食事指
 導をはじめとしていろいろやってみました。

 するとその患者さんの場合には滲出液が少なくなり、ときどき処置をする程
 度で良くなりました。

 その患者さんがいつも食べているヨーグルト3種類を持ってきていただきま
 した.喘息の方にはあまり食べていただきたくないものもありました。食事
 指導は重要だと改めて認識しました。

 陣内耳鼻咽喉科クリニックブログ
 
http://blog.jjclinic.jp/archives/51421377.html

 【編集後記】ようやく終わった?インフルエンザ騒動
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 一時は沈静化していたインフルエンザが、寒気の影響で少しぶり返しました。
 とくに嫌なのはB型インフルエンザですね。B型はちょっとだるさの強い風
 邪のように発症するので分かりにくいこと、そして案外いつまでも続くので
 広がりやすいことが嫌な理由です。

 先日も1週間程度、解熱して数日経過したお子さんを拝見しましたが、イン
 フルエンザの波動をまだ持っていました。元気になっているのにまだ影響が
 消えていないのか、と唖然とした覚えがあります。

 そんなインフルエンザ騒動もようやく終わりになったようです。だんだんと
 日々温かくなってきましたね。

 ドクターロハスの何でも日記
 
http://blog.livedoor.jp/kjin66/archives/51378768.html

 ではまた来週!

 発行者: あなたの健康自立をサポートするドクターロハス(陣内賢)
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 発行所: 陣内耳鼻咽喉科クリニック(東京都渋谷区笹塚)
      
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