米国人好みの「罪」トップ3、「やるべきことを先送りする」 | 日本のお姉さん

米国人好みの「罪」トップ3、「やるべきことを先送りする」

おもしろかったので、紹介します。↓

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米国人好みの「罪」トップ3、「やるべきことを先送りする」
2013.03.16 Sat posted at 11:30 JST
(CNN) 現代のアメリカ人はどのような誘惑と戦っているのか。
今回の調査では、性行為や麻薬は誘惑ランキングの上位に入っておらず、人々が誘惑と戦う場も現実世界からデジタル世界へとシフトしているという興味深い結果が出た。
米国のキリスト教系調査会社バルナグループが最近、「誘惑とアメリカ好みの罪」と題した世論調査を実施した。この調査では、白人、黒人、ラテン系の代表サンプル1029人を対象にネット上でインタビューを行った。
調査の結果、大半の米国人が誘惑に負けて犯してしまう罪のトップ3は、「やるべきことを先送りする」「食べ過ぎる」「メディアに時間を使い過ぎる」の3つだった。
同調査では、全回答者の60%が心配しすぎたり、物事を先送りしたりしてしまうと回答し、55%がつい食べ過ぎてしまうと回答した。また怠けたり、さぼったりしたくなると答えた人は全体の41%だった。
一方、性行為や麻薬は誘惑ランキングの上位に入っておらず、薬物使用の誘惑にかられると答えた人は全体の11%に過ぎず、また性的に不適切な関係の誘惑にかられると答えた人もわずか9%だった。
また若者も性行為や麻薬を誘惑ランキングの上位に挙げていない。1984年から2002年の間に生まれた若者の中で、不適切な性的行為が最も大きな誘惑と考えている人の割合はわずか21%で、彼らが挙げた誘惑の中で最も低かった。彼らが挙げた誘惑の上位2つは「心配し過ぎること」と「やるべきことを先送りすること」だった。
またバルナグループの社長、デビッド・キンマン氏によると、人々が誘惑と戦う場も現実世界からデジタル世界へとシフトしているという。
キンナン氏は「誘惑は仮想化している」と述べ、さらに次のように続けた。
「米国人の約半数がメディアを利用しすぎてしまうと答えており、さらに9人に1人がネットを怒りのはけ口にしていると回答した」
また、誘惑の影響は性別によっても異なるようだ。女性は、ゴシップに耳を傾けたり、食べ過ぎてしまったりしてしまうと答えた人が多かったが、オンラインポルノが見たくなると答えた人の割合は男性が28%だったのに対し、女性はわずか8%だった。
何らかの誘惑にかられると認める多くのアメリカ人は、無理に誘惑に逆らおうとはしない。同調査では、回答者の59%が特に誘惑を避けるための努力はしていないと答えており、また半数が、自分が誘惑に負ける理由を説明できなかった。
多くの米国人は罪とは何かを説明できないと語るのは、バルナグループが今回の調査で参考にした「Our Favorite Sins(我々が好む罪)」の著者で牧師のトッド・ハンター氏だ。
例えば、「心配する」ことは7つの大罪である傲慢(ごうまん)や嫉妬、暴食、色欲、憤怒、強欲、怠惰に含まれていないが、今回の多くの回答者が誘惑の上位に挙げている。
実は、ハンター氏自身、誘惑に負けた経験がある。その1つがチョコレートだ。ハンター氏はかつて食べ過ぎが原因で体重が約150キロまで増えた。ハンター氏は、すべての誘惑はおいしい食べ物、休息、性行為など、「何か良いこと」への欲求から始まると語る。しかし、やがてその欲求に歯止めが効かなくなり、人々は欲求に振り回され、一生苦しむことになる。
では、誘惑を回避するにはどうすればいいのか。ハンター氏は「絶食する」「祈りを捧げる」「自分を誘惑へと導く場所、関係を避ける」という3つの行動を勧める。
また信仰を持たない人には、米プロバスケットボール協会(NBA)のスーパースターだったマイケル・ジョーダン氏のような一流スポーツ選手の練習習慣を参考にするようアドバイスしている。彼らは、体が自然に動くようになるまで毎日練習を繰り返す。
小さな克服の積み重ねが大きな結果につながる、とハンター氏は語る。
http://www.cnn.co.jp/fringe/35029068.html