チュウゴクの大学では死人が出るが、表沙汰になることはありません。
チュウゴクの大学では死人が出る
2013-04-01 20:41:30 xiang-xiaの投稿
http://ameblo.jp/xiang-xia/entry-11499880709.html
テーマ:中国社会
今日は少し教育を離れて、大学内の問題を社会の問題としてとらえてみます。
死人が出る
結構怖いのですが、在学中の大学生に結構死人が出ます。
中国の大学は校舎もあり、寮もあって、食堂から商店街まで併設された一つの街になっています。
想像を絶するほどの大きな敷地で、森や河、池なども存在します。
学内とは言え、夜歩くと怖く感じるところがあります。
また郊外には大学がいくつか集まっている所がありますが、学校と学校の間は閑散とした道で区切られているだけで、学校の周りは夜1人では歩けません。
そんな環境ですから、学校の周囲の道で学生が殺されたり、学内の池や森から学生の変死体が見つかるという事件が結構発生します。
また、旅行へ出かけて道中に事故にあって亡くなったという話も聞きます。
他に最近多いのは寮での自殺です。
全寮制なので、いろいろ人間関係も難しいようで。
自殺なども含めて、だいたい年に1回ぐらいコンスタントに死者がでる話を聞きます。
こうした事件への対応
寮での自殺も含め、学校周りで起きた事件も基本的に表沙汰になることはありません。
報道はされず学生だけが知っているという感じです。
学内の池で見つかった学生の変死体も、まともに捜査もされません。
そして、親と直接協議をして事件のことは無かったこととして処理されます。
もちろん、その際かなりの示談金が支払われます。
こうして自殺か他殺かさえはっきりしないまま、事件の事は忘れ去られます。
これは事件が発覚することで、学校を監督する官僚が、管理責任を問われたくないがためにそうするわけですね。
自殺の場合も同じです。
事件とは扱われず、親との話し合いつまりお金で解決します。
その他の事件への対応
他にもあり、学校は一つの街ですから、例えば学内ではよく工事が行われています。
するとその工事現場で働いている出稼ぎ労働者が女子学生を狙って強姦未遂を起こしてみたり、強盗を起こしたりするわけですが、一つも事件になったことがありません。
もっと言えば強姦も未遂で終わったり、またお金を取られた程度では学校も何もしませんし、学生もたいして騒ぎません。
日本で言えば工事の業者から何から何まで巻き込んで大騒ぎになるところですが、犯人が誰かもわからないまま、工事は続けられます。
犯人が特定されていれば、その労働者は解雇ということになるでしょうが、それだけです。
私たちからすると非常に怖い話です。
学生の感覚では「事件に遭えばそれは運が悪かった」ぐらいの観念があるのも事実です。
そういう事件があっても学生からは深刻な問題としてとらえるというのは感じられません。
再発予防策
また、理解しがたいことがあります。
学校の周囲や旅行先で学生が事故にあった場合は、「外出を控えるように」という指示が出ます。
そこまではいいのですが、それに「もし出かけるなら1人1人ばらばらで出かけなさい。集団で出かけるのは厳禁」という指示が付け加えられます。
外が危険ならむしろ集団で出かける方が安全だと思うのですが、学校の考え方は違います。
「集団で出かけられて集団で事件に巻き込まれた場合、事件が大きくなって責任も大きくなる」という考え方です。
「どうせ事件に遭うなら1人で遭って、被害者は1人の方がいい」というのが本音なわけです。
まああきれてものが言えません。
中国で生活していれば、「事なかれ主義」に「無責任」「責任逃れ」、こういう社会の実態をあちこちで目にすることになります。
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今日は少し教育を離れて、大学内の問題を社会の問題としてとらえてみます。
死人が出る
結構怖いのですが、在学中の大学生に結構死人が出ます。
中国の大学は校舎もあり、寮もあって、食堂から商店街まで併設された一つの街になっています。
想像を絶するほどの大きな敷地で、森や河、池なども存在します。
学内とは言え、夜歩くと怖く感じるところがあります。
また郊外には大学がいくつか集まっている所がありますが、学校と学校の間は閑散とした道で区切られているだけで、学校の周りは夜1人では歩けません。
そんな環境ですから、学校の周囲の道で学生が殺されたり、学内の池や森から学生の変死体が見つかるという事件が結構発生します。
また、旅行へ出かけて道中に事故にあって亡くなったという話も聞きます。
他に最近多いのは寮での自殺です。
全寮制なので、いろいろ人間関係も難しいようで。
自殺なども含めて、だいたい年に1回ぐらいコンスタントに死者がでる話を聞きます。
こうした事件への対応
寮での自殺も含め、学校周りで起きた事件も基本的に表沙汰になることはありません。
報道はされず学生だけが知っているという感じです。
学内の池で見つかった学生の変死体も、まともに捜査もされません。
そして、親と直接協議をして事件のことは無かったこととして処理されます。
もちろん、その際かなりの示談金が支払われます。
こうして自殺か他殺かさえはっきりしないまま、事件の事は忘れ去られます。
これは事件が発覚することで、学校を監督する官僚が、管理責任を問われたくないがためにそうするわけですね。
自殺の場合も同じです。
事件とは扱われず、親との話し合いつまりお金で解決します。
その他の事件への対応
他にもあり、学校は一つの街ですから、例えば学内ではよく工事が行われています。
するとその工事現場で働いている出稼ぎ労働者が女子学生を狙って強姦未遂を起こしてみたり、強盗を起こしたりするわけですが、一つも事件になったことがありません。
もっと言えば強姦も未遂で終わったり、またお金を取られた程度では学校も何もしませんし、学生もたいして騒ぎません。
日本で言えば工事の業者から何から何まで巻き込んで大騒ぎになるところですが、犯人が誰かもわからないまま、工事は続けられます。
犯人が特定されていれば、その労働者は解雇ということになるでしょうが、それだけです。
私たちからすると非常に怖い話です。
学生の感覚では「事件に遭えばそれは運が悪かった」ぐらいの観念があるのも事実です。
そういう事件があっても学生からは深刻な問題としてとらえるというのは感じられません。
再発予防策
また、理解しがたいことがあります。
学校の周囲や旅行先で学生が事故にあった場合は、「外出を控えるように」という指示が出ます。
そこまではいいのですが、それに「もし出かけるなら1人1人ばらばらで出かけなさい。集団で出かけるのは厳禁」という指示が付け加えられます。
外が危険ならむしろ集団で出かける方が安全だと思うのですが、学校の考え方は違います。
「集団で出かけられて集団で事件に巻き込まれた場合、事件が大きくなって責任も大きくなる」という考え方です。
「どうせ事件に遭うなら1人で遭って、被害者は1人の方がいい」というのが本音なわけです。
まああきれてものが言えません。
中国で生活していれば、「事なかれ主義」に「無責任」「責任逃れ」、こういう社会の実態をあちこちで目にすることになります。
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