「総連から依頼があれば貸すことも検討する」最福寺池口恵観
<朝鮮総連本部>落札の宗教法人「総連に貸すことも検討」
毎日新聞 3月26日(火)20時16分配信
朝鮮総連本部を巡る競売の今後の流れ
東京都千代田区にある在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部の土地・建物を巡る競売で、落札者を決める開札が26日、東京地裁であり、宗教法人最福寺(鹿児島市)が45億1900万円で落札した。同寺の池口恵観(えかん)法主(76)は「総連から依頼があれば貸すことも検討する」と話しており、総連が引き続き使用する可能性も出てきた。
池口法主は頻繁に平壌を訪問するなど北朝鮮側と関係が深い。一昨年の訪朝時には北朝鮮高官から、中央本部の土地・建物が第三者の手に渡らないよう要請を受けたという。
池口法主は「落札資金の予定は立っている。まずは祈りの場とするつもりだが、(総連が)業務を続けたいと言うならそうしてもらった方が良い。むやみに追い出すことはできない」と強調。建物については「壊したりすることはない」と話した。
同寺のホームページなどによると、池口法主は北朝鮮に滞在している「よど号グループ」のメンバーらとも面会を重ねているほか、安倍晋三首相ら多くの政治家と親交があり、「永田町の怪僧」の異名も持つ。
東京地裁は今後、最福寺が施設を買い受ける資格があるか審査し、29日に売却を許可するか決める。総連側が寺側に資金を提供していれば売却は不許可となるため、東京地裁は最福寺と総連の関係について慎重に調べる方針。
競売の対象は約2390平方メートルの土地と、地上10階地下2階(延べ床面積は約1万1730平方メートル)の建物。入札下限額は約21億3400万円。不動産鑑定士による売却基準価額は約26億6800万円で、入札には4者が参加した。【岸達也、松本惇、松永東久】http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130326-00000092-mai-soci
朝鮮総連、競売回避へ民主に「政界工作」 許議長発言 “密約”存在か
産経新聞 3月27日(水)7時55分配信
日朝関係と朝鮮総連をめぐる主な動き(写真:産経新聞)
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地・建物の競売をめぐり、総連側が民主党政権に対し、競売回避に向けた「政界工作」を行っていた疑いが26日、浮上した。許宗萬(ホ・ジョンマン)議長が総連幹部に伝えた発言記録から判明した。許氏は昨年、野田佳彦首相(当時)側に和解での決着を求め、引き換えに北朝鮮で拉致事件に関する日朝間の交渉を行ったとも言及した。
【フォト】 最福寺・池口法主「靖国の隣、譲りたくない」 朝鮮総連中央本部落札
許氏が工作の対象だったと名指しした関係者は、産経新聞の取材に事実関係を否定しており、許氏が競売問題での失脚を恐れ、責任を日本側に転嫁するために発言した可能性もある。一方、発言が事実であれば、当時の政権と朝鮮総連側との間に不適切な「密約」が存在したことになる。
産経新聞が入手した発言記録によると、許氏は3月上旬、都内で総連幹部を集めて競売に関する緊急会議を開催。許氏はその席上、総連本部の債権を持つ整理回収機構(RCC)による競売を回避して本部を存続するため、昨年、民主党の輿石東幹事長(当時)と、同氏に近い民主党事務局幹部に接触したと明言し、「2人をターゲットにして工作を集中し、酒も飲んだ」と述べた。
輿石氏は昨年7月10日、野田氏と面会した。許氏は緊急会議で、野田氏がこの面会で、拉致事件解決に向けた進展が見込めることを条件に協議を行う方針を示し、「秘密交渉」が始まったと説明した。
許氏によると、競売回避をRCCに働きかけたのは内閣府の中塚一宏副大臣(同)。野田氏は昨年10月の内閣改造で中塚氏を金融担当相に起用しているが、許氏はこの人事について「われわれとの約束を守るための措置だ」と述べた。
その後、RCCは総連に競売回避を前提とする和解案を提示し、和解案の履行を約束した「覚書」が民主党事務局幹部名で許氏側に渡されたという。
ただ、北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射により、野田政権側の意向で和解案が履行されなかったと許氏は結論づけている。
■輿石氏「面識ない」
関係者は次の通りコメントした。野田氏からは26日夕までに回答がなかった。
輿石氏「許氏とは面識がない。何の話か全く分からない」▽中塚氏「お答えすることはない」▽民主党事務局幹部「この件についてはコメントできない」▽RCC「債権回収にかかわる回答は控える」▽朝鮮総連「産経新聞の取材には応じることができない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130327-00000105-san-pol
毎日新聞 3月26日(火)20時16分配信
朝鮮総連本部を巡る競売の今後の流れ
東京都千代田区にある在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部の土地・建物を巡る競売で、落札者を決める開札が26日、東京地裁であり、宗教法人最福寺(鹿児島市)が45億1900万円で落札した。同寺の池口恵観(えかん)法主(76)は「総連から依頼があれば貸すことも検討する」と話しており、総連が引き続き使用する可能性も出てきた。
池口法主は頻繁に平壌を訪問するなど北朝鮮側と関係が深い。一昨年の訪朝時には北朝鮮高官から、中央本部の土地・建物が第三者の手に渡らないよう要請を受けたという。
池口法主は「落札資金の予定は立っている。まずは祈りの場とするつもりだが、(総連が)業務を続けたいと言うならそうしてもらった方が良い。むやみに追い出すことはできない」と強調。建物については「壊したりすることはない」と話した。
同寺のホームページなどによると、池口法主は北朝鮮に滞在している「よど号グループ」のメンバーらとも面会を重ねているほか、安倍晋三首相ら多くの政治家と親交があり、「永田町の怪僧」の異名も持つ。
東京地裁は今後、最福寺が施設を買い受ける資格があるか審査し、29日に売却を許可するか決める。総連側が寺側に資金を提供していれば売却は不許可となるため、東京地裁は最福寺と総連の関係について慎重に調べる方針。
競売の対象は約2390平方メートルの土地と、地上10階地下2階(延べ床面積は約1万1730平方メートル)の建物。入札下限額は約21億3400万円。不動産鑑定士による売却基準価額は約26億6800万円で、入札には4者が参加した。【岸達也、松本惇、松永東久】http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130326-00000092-mai-soci
朝鮮総連、競売回避へ民主に「政界工作」 許議長発言 “密約”存在か
産経新聞 3月27日(水)7時55分配信
日朝関係と朝鮮総連をめぐる主な動き(写真:産経新聞)
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地・建物の競売をめぐり、総連側が民主党政権に対し、競売回避に向けた「政界工作」を行っていた疑いが26日、浮上した。許宗萬(ホ・ジョンマン)議長が総連幹部に伝えた発言記録から判明した。許氏は昨年、野田佳彦首相(当時)側に和解での決着を求め、引き換えに北朝鮮で拉致事件に関する日朝間の交渉を行ったとも言及した。
【フォト】 最福寺・池口法主「靖国の隣、譲りたくない」 朝鮮総連中央本部落札
許氏が工作の対象だったと名指しした関係者は、産経新聞の取材に事実関係を否定しており、許氏が競売問題での失脚を恐れ、責任を日本側に転嫁するために発言した可能性もある。一方、発言が事実であれば、当時の政権と朝鮮総連側との間に不適切な「密約」が存在したことになる。
産経新聞が入手した発言記録によると、許氏は3月上旬、都内で総連幹部を集めて競売に関する緊急会議を開催。許氏はその席上、総連本部の債権を持つ整理回収機構(RCC)による競売を回避して本部を存続するため、昨年、民主党の輿石東幹事長(当時)と、同氏に近い民主党事務局幹部に接触したと明言し、「2人をターゲットにして工作を集中し、酒も飲んだ」と述べた。
輿石氏は昨年7月10日、野田氏と面会した。許氏は緊急会議で、野田氏がこの面会で、拉致事件解決に向けた進展が見込めることを条件に協議を行う方針を示し、「秘密交渉」が始まったと説明した。
許氏によると、競売回避をRCCに働きかけたのは内閣府の中塚一宏副大臣(同)。野田氏は昨年10月の内閣改造で中塚氏を金融担当相に起用しているが、許氏はこの人事について「われわれとの約束を守るための措置だ」と述べた。
その後、RCCは総連に競売回避を前提とする和解案を提示し、和解案の履行を約束した「覚書」が民主党事務局幹部名で許氏側に渡されたという。
ただ、北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射により、野田政権側の意向で和解案が履行されなかったと許氏は結論づけている。
■輿石氏「面識ない」
関係者は次の通りコメントした。野田氏からは26日夕までに回答がなかった。
輿石氏「許氏とは面識がない。何の話か全く分からない」▽中塚氏「お答えすることはない」▽民主党事務局幹部「この件についてはコメントできない」▽RCC「債権回収にかかわる回答は控える」▽朝鮮総連「産経新聞の取材には応じることができない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130327-00000105-san-pol