大阪府南部にある市立中学校の中学生「乱れた写真」ネット拡散 | 日本のお姉さん

大阪府南部にある市立中学校の中学生「乱れた写真」ネット拡散

集団キス、全裸の男子生徒…中学生「乱れた写真」ネット拡散 大阪
産経新聞 3月24日(日)15時43分配信

問題画像コラージュ(写真:産経新聞)
 大阪府南部にある市立中学校の生徒が撮影し、短文投稿サイト「ツイッター」などにアップした集団キスや全裸の男子生徒が写った写真などがインターネット上で拡散し、学校側が「軽率な行為だった」として生徒らを厳重に注意、指導していたことが23日、分かった。同校によると、問題画像が急速に広まったことに在校生らはショックを受けているといい、校長は22日の修了式で動揺しないよう呼び掛けた。

 学校側によると、今月14日に行われた卒業式後、女子卒業生が、8組の卒業生が校内でキスをしている写真を撮影し、同日夕に自身のツイッターにアップ。その後、アクセスが殺到した。

 匿名通報を受けた学校側が調べたところ、この写真のほか、別の生徒がツイッターやブログに上げた画像もネット上で拡散しているのが判明。女子生徒の前にある机に開封済みの酎ハイなどが並んでいる写真や、全裸の男子生徒が写った写真などがあったという。

 アクセスした第三者がコピーし、広がったとみられるが、ネット上では同校の生徒とは確認できない画像も複数、同校の生徒とされていた。

 同校は市教委に報告するとともに、卒業生の進学先高校にも事情を説明。問題の画像に写ったり撮影したりした卒業生や在校生約20人と保護者を学校に呼び、厳重に注意した。

 校長は取材に対し「生徒らの行動も、ネット上に掲載したことも社会的にありえない。生徒には普段からまたたく間に画像などが広がるネットの怖さについて教育していたが、改めて指導したい」と話した。

 ■「爆発的拡散」後絶たず

 同校では携帯電話の校内持ち込みを禁じているが、集団キス写真は女子卒業生が持参したスマートフォンで撮影されていた。学校側は問題の画像が転載されたサイトの運営者に削除を要請しているが、拡散が完全に食い止められるかどうかは不透明だ。

 ツイッターやフェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、登録した時点では第三者が自由に閲覧できる「公開設定」となっている。ツイッターには「リツイート(RT)」という機能があり、他のユーザーの写真やコメントを自分のページに自由に転載することができる。「フォロワー」という欄から当該ユーザーの友人のページを見ることも可能だ。

 SNSに掲載された不適切な写真や書き込みの拡散は、たびたび問題となっている。最近では、勤務先のスポーツ用品店を訪れた有名サッカー選手の容姿をツイッターでけなすような書き込みをした女性店員の個人情報が流出し、会社に通報されて退職に追い込まれたケースもあった。

 拡散の経緯としては、不適切な写真を発見した第三者が、ネット掲示板にその内容やユーザーのページのURLを“告発”。さらに別の掲示板に転載され、爆発的に広がる場合がある。

 「特定班」と呼ばれる第三者が、ユーザー名などから別のSNSやブログのハンドルネームを推測して検索し、詳細な個人情報がネット上に流出することも。所属する学校や会社などが判明した場合、愉快犯的に電話で問いただすようなユーザーも現れる。この一連の流れはネット上で「炎上祭り」と呼ばれ、数万~数十万人以上のネットユーザーが参加するという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130324-00000536-san-soci