一元管理を徹底しなければ被曝限度を超えて働き続ける人が続出しかねないのに | 日本のお姉さん

一元管理を徹底しなければ被曝限度を超えて働き続ける人が続出しかねないのに

東電、原発作業員の被曝記録を提出せず 2万人分
朝日新聞デジタル 2月28日(木)5時21分配信

福島第一原発で事故後に働いた作業員の放射線管理手帳。記録が適切に管理されていない状態になっている(画像の一部を修整しています)
 【佐藤純、多田敏男】福島第一原発で事故後に働いた約2万1千人が浴びた放射線量について、東京電力が全国の原発作業員の被曝(ひばく)記録を一元的に管理する公益財団法人「放射線影響協会」(放影協)にまったく提出していないことがわかった。東日本大震災による事故から2年近くたった今も、ずさんな被曝管理は続いている。

 原発作業員は電力会社を頂点に下請けが連なる多重請負構造の中で働いている会社を転々とする人も多く、一元管理を徹底しなければ被曝限度を超えて働き続ける人が続出しかねない。

 被曝線量は一人ひとりが持つ放射線管理手帳に元請けや下請けが記入するとともに、電力各社から放影協の放射線従事者中央登録センターに電子データで送られて一元管理される。各社は新たな作業員が原発に入る際に手帳で被曝線量をチェックし、手帳の中身を確認する場合はセンターに照会する。年間の照会件数は6万~9万件に上る。


放射性廃棄物、六ヶ所村に…英で再処理、返還
読売新聞 2月27日(水)13時20分配信

港に到着する高レベル放射性廃棄物を積んだ輸送船(27日午前、青森県六ヶ所村で)
 国内の原子力発電所から出た使用済み核燃料を英国で再処理した際に発生した高レベル放射性廃棄物「ガラス固化体」が返還され、27日午前、輸送船が青森県六ヶ所村のむつ小川原港に到着した。

 返還されたのはガラス固化体28本で、関西、中部、中国の電力3社の原発からの発生分。同日午後、同村の日本原燃高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターに搬入される。

 村議会は昨年9月、民主党政権が核燃料サイクル政策を撤回した場合、ガラス固化体の受け入れを拒否するとの意見書を可決。その後、政策の継続が決まった経緯があり、今回が可決後、初めての受け入れとなる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000747-yom-soci