<シャープ>鴻海と交渉中止 協業巡り対立、期限内には困難
台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業は、チュウゴクから来たチュウゴク人の会社なので、性格が悪い。交渉が済んだあとで、あれもこれもよこせと言ってくる。
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<シャープ>鴻海と交渉中止 協業巡り対立、期限内には困難
毎日新聞 2月23日(土)2時30分配信
経営再建中のシャープが、3月26日に期限を迎える台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との出資交渉をいったん打ち切る方針を固めたことが22日、分かった。シャープの業績悪化による株価低迷や、中小型液晶分野での協業を巡る意見の不一致などから、期限内に交渉をまとめるのは難しいと判断した。
資本提携を打診している他の有力企業との協議を優先する。鴻海との交渉を再開するかは未定。
両社は昨年3月、鴻海がシャープ株を1株550円で買い取り、計約669億円出資する資本提携で合意したが、業績悪化でシャープの株価が急落し、買い取り価格の見直し協議を余儀なくされた。
価格以外でも、シャープが経営再建の柱に位置付ける中小型液晶パネルの分野でも協業したい鴻海と、拒否するシャープで意見が対立。最大顧客の米アップルがスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」を減産するなど、鴻海の経営環境に陰りが見え始めたことも影響しているとみられる。大型液晶パネルを製造する堺工場(堺市)の共同運営は、鴻海の顧客にパネルを販売することで稼働率が8割程度に改善するなど成果が出ており、この提携は維持する。
こうした状況を踏まえ、シャープは今年度内にも発表を予定する中期経営計画には鴻海からの出資を盛り込まない方針。米通信技術大手のクアルコムや半導体最大手の米インテルなど、他企業からの出資を織り込んだ資本増強策を検討している。【鈴木一也】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130223-00000008-mai-bus_all
質問なるほドリ:プラズマクラスターの掃除機に効果はないの?=回答・大迫麻記子
毎日新聞 2012年12月23日 東京朝刊
<NEWS NAVIGATOR>
◇消費者庁は「性能」否定 ダニアレルギー抑制、基準未満
なるほドリ ダニアレルギーが気になって、シャープの「プラズマクラスター」付きの掃除機を買ったんだ。
記者 ああ、電荷(でんか)を持つ原子や分子の「イオン」を放出し、ダニアレルギーの原因となる物質などを分解して抑制する、と宣伝している掃除機ですね。
Q うん。でもこの間、消費者庁(しょうひしゃちょう)が「そんな性能はない」と言っていたよ。ホント?
A カタログに載(の)せていたうたい文句が「効果をオーバーに見せている」として、景品表示法(けいひんひょうじほう)という法律に違反していると判断されたんです。
Q どういうこと?
A カタログには、掃除機の性能を「約15分で91%作用を低減」と書いていました。でも、この実験は「1立方メートルの容器」で行われました。私たちが実際に住む部屋は、そんなに狭くないですよね。でも、カタログには広い部屋のイラストとともに「お部屋の中も、清潔・快適」などと書かれ、部屋全体に効果があるように見えました。こうした点が問題とされました。
Q でも、91%も低減するなら、実際のお部屋でもそれなりに効果があるんじゃない?
A 消費者庁は「性能」と呼ぶには、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を99%以上分解・除去することが必要だと考えています。外部機関に実験してもらったり、専門家に話を聞いたりしたところ、室内でこの掃除機を使っても、ダニアレルゲンの除去率は99%には達しなかったそうです。
Q じゃあ、ダニアレルゲンを分解してくれるっていうのはウソだったの?
A 消費者庁は、プラズマクラスターのイオンがダニアレルゲンを分解・除去することは認めていますが、性能と呼べるほどではない、と判断しました。
Q そうかあ。アレルギーが良くなると思ったのになあ。
A 実際の商品より効果がある、と思ってしまったんですね。最初にお話しした景品表示法は、そういう勘違(かんちが)いによる買い物を防ぐため、オーバーな表現の広告などを取り締まっています。今回のケースは「優良誤認(ゆうりょうごにん)」と呼ばれ、実際より品質や性能が優れていると偽って宣伝した場合に処分されます。
Q シャープの実験より、消費者庁の実験の方が正しかったってことだね?
A 実は、同庁は実験方法や条件を一切公表していません。専門家からは「アレルゲン削減効果の測定方法や基準は、まだルール化できていない。効果を否定するなら根拠を公表すべきだ」という声も出ています。(生活報道部)
==============http://mainichi.jp/opinion/news/20121223ddm003070160000c.html