日本からほんの3時間半で行ける南国の島、グアム
B子ちゃんと、ネットで探した安いツアーだったので
ホテルは中華系の海から遠い場所だし、
安いアメリカのトイレの芳香剤がホテルの廊下や部屋に
充満していてホテルの部屋にいる間中
わたしもB子ちゃんも苦しんでいたのだった。
グアムは、暑いと聞いていたが、本当に暑くて
ホテルから海に行くだけでゆであがってしまった気分になった。
ビ^ーチも暑くて水着なんかになったら
肌が真っ赤に日焼けしそうで、わたしもB子ちゃんも
泳ぐ気ゼロ。
ホテルのプライベートビーチじゃないから
誰でも泳いでいい場所だったから、グアムも現地の男の子たちが
ドラム缶でバーベキューをしていた。
海で泳いでいる日本人も2、3人いたけれど、海から
上がった時にどれぐらい消耗しているか想像できたので
わたしもB子ちゃんもほぼ無言でホテルに帰った。
ホテルから海に行くだけで十分体力を消耗していたのだった。
グアムは、夜でも自由に乗っていいバスが動いていて
安全な場所だという感じがした。
なにしろ、観光地には一般のグアム人がいないのだ。
子供すらいない。そこにいるのは、ホテルやスーパーの売り子さんだけ。
日本語だってみんな、しゃべれる。
まるで、ディズニーランド状態でお客さまは、みんな料金フリーの
バスに乗せられて買い物をする気がなくても
デューティーフリーの店に買い物に行くようにできている。
現地の人には、山の中の朝市に行けばあえる。
結構、貧しそうな服装をしているし、売っているものも
なんだか古着だとか、古靴だとか、お手製のクッキーなど。
観光客のために島のいい場所は用意されているようで
グアムの現地人は、観光地で働く以外は、ひっそりと暮らしているように見えた。
空港では、みんなかなりモタモタしていて
エアコンのあまり効いていない場所で、あっちこっち行かされたので
いい印象が無い。おまけに荷物をエックス線でチェックされた時に、
お買いものした荷物をほとんど機械の中で落としてきた。
気が付いたのは日本についてから。
でも、テレビでおなじみの上沼恵美子さんもグアムで
エックス線で荷物をチェックされた時に、
荷物の一番上にあったサイフを落としたとテレビで
言っていたので、もしかするとグアムのエックス線の係員たちは、
ワザと乱暴に荷物を倒してチェックして、落ちた物をあとで
山分けしているのかなと疑いを持ったのだった。
荷物が落ちていたり、旅行客が自分の荷物を持ちかえるのを
忘れていたら、日本人なら一声掛けるだろうけど、
グアムでは、そんなことは、旅行客の責任で、エックス線の
機械の中に免税店で買ったオーデコロンや新しい帽子やククイナッツオイルなどのお土産やサイフなどが落ちていたら、ラッキーだったと思うだけなのだと思う。
グアムの人のことは、ほとんど会話するチャンスもなくて
彼らは、いい人たちなのか、こすからい人たちなのかよく知らないのだけど、
とにかく、荷物のエックス線のチェックをする時は、絶対に倒れても荷物がこぼれない状態にしていないといけない。
グアムに行くならホテルの直ぐ後ろにプライベートビーチがある場所に泊まるのがお勧め。海でいろいろ遊べる人は、グアムが大好きになるはず。
豪華なホテルのビーチで楽しく過ごせた人は、何度も行きたくなる場所なのだと思う。グアムのジャングルの中に入って、横井庄一さんがひそんでいた場所などを見に行ったのだけど、わたしとB子ちゃんは、横井庄一さんは、きっと椰子蟹や魚を食べて生き延びていたんだねと語り合ったのだった。
ジャングルといってもそんなに広いようには思えなかったし、
自然がいっぱいというイメージはなかった。
自然がいっぱいなのは、バリだ。
わたしは、バリの方が断然癒されると思った。
バリは、イスラム過激派のテロリストが大掛かりなテロをしかけて大勢観光客が死んでしまった場所だから、どう考えても安全なのは、グアム。
バリは、大きなホテルに向かう道には検問を敷いて、一応車のチェックや運転手のチェックをしてくれているから、今は安全そう。グアムでも通り魔が出たらしいから、外国で災難にあうのは、確率の問題でどんなに気をつけていても防げないのかもしれない。
それでも、夜中に空港に着いて、直ぐに1人でタクシーに乗るのは危険なことだということぐらいは、日本の女の子たちは、頭に叩き込んでおいてほしいと思う。