グアムは安全な観光地のはずなのに | 日本のお姉さん

グアムは安全な観光地のはずなのに

グアム:男が観光客を次々刺す…日本人女性ら3人死亡
毎日新聞 2013年02月13日 08時18分(最終更新 02月13日 11時33分)
 【バンコク岩佐淳士】米領グアムの繁華街タモン地区で12日夜、男が車でコンビニエンスストアに突っ込んだ後、周囲にいた観光客らを刃物で次々と刺した。地元メディアなどによると、14人が病院に運ばれ、うち日本人女性ら3人が死亡した。死傷者の大半が日本人とする情報もある。
 地元警察は男の身柄を拘束、身元については「若い成人」とだけ発表している。
 事件は午後10時過ぎごろ発生。青い乗用車がショッピングモール前の歩道を突っ切り、コンビニエンスストア「ABCマート」に突入。乗用車から降りた男が刃物を振り回し、付近の人々に切りつけたという。
 現場はタモン湾に面する高級ホテルやレストランが建ち並ぶ繁華街。
http://mainichi.jp/select/news/20130213k0000e040142000c.html


<グアム通り魔>「信じられない」現地の邦人に驚き
毎日新聞 2月13日(水)11時37分配信

騒然とする現場の繁華街=米領グアムで2013年2月12日、AP
 米領グアムのタモン地区の繁華街で12日夜に起きた無差別襲撃事件。多くの観光客が飲食や買い物を楽しんでいた時に突如、男が車でコンビニエンスストアに突っ込み、刃物を振り回して周囲の人に襲いかかった。「信じられない」。現地に在住する日本人たちは一様に驚いた様子を見せ、外務省や旅行会社は情報確認に追われた。【安高晋、水戸健一、鳥井真平、町田結子、グアム・井出晋平】

【グアム通り魔】日本人観光客 女性2人死亡、14人搬送

 「ドアを閉めて中に隠れろ!」

 現場のショッピングモール内のブランド店に勤める30代の日本人女性は12日午後10時過ぎ、隣の店の店員から大声で言われた。

 女性によると銃を持った強盗かと思ったが、ABCストアの前に男がぼうぜんとした様子で座り込み、警官の質問を受けていた。その近くで2人が倒れ、1人の成人が心臓マッサージを受けていた。反応はない様子だった。日本人の名前を呼ぶような大きな叫び声が聞こえた。

 地元メディア「パシフィック・デーリー・ニューズ」のホームページに掲載された動画や写真は、事件直後の騒然とした現地の様子を伝えた。

 繁華街の広場には、ペットボトルやプラスチックのコップなどが散乱。事件に巻き込まれて倒れ込んだとみられる人を、担架を持った救急隊員らが介抱していた。そこから10メートルほどしか離れていない同じ広場の片隅で、逮捕されたとみられる黒い上着を着た男が手を後ろで縛られた格好で座り込んでいた。警察官とみられる男性が両腕で男の首をつかみ、しきりに話しかけていた。男が乗っていたとみられる車は、ABCストア入り口の壁に激突し、前方が大破していた。

 現場近くで日本料理店「サクラキッチン」を経営する吉田成吾さん(42)によると、現場は食事を終えた観光客が立ち寄る免税店のあるエリアで、グアムで唯一夜までにぎわいのある場所という。13日朝のニュースで事件を知ったという吉田さんは毎日新聞の電話取材に「グアムに店を出して10年になり、レンタカーの車上荒らしは聞いたことがあるけれど、凶悪事件は記憶にない。日本の秋葉原の通り魔事件を思い出した」と話した。

 タモン地区のショッピングセンター「タモンベイセンター」内のツアー会社に勤務する日本人女性(33)は「日本の母からの安否確認の電話で事件を知った。本当にびっくりした。怖い」と話した。

 現場付近の居酒屋で板前をしているという日本人男性も「いつも夜遅くまで人通りの多い場所で、信じられない」と驚きを隠せない様子だった。近くで飲食店を営む日本人男性(60)も「テレビを見てびっくりした。この辺は観光客が多く、こんな物騒な事件は起きたことがない」と話した。

 現場近くで中華料理店を営む中国人男性(50)も「地元の人はみんな心配している。大変なことになったと思っている。現場は免税店が多く、昼夜問わず観光客が歩いている。日本人は特に多いので、観光業への影響も心配だ」と話した。

 グアム政府観光局広報担当のトニー・ムナさん(26)は「グアムではかつてこのような事件はなかったため、大変ショックだ。犠牲者のご家族のためにも、できる限りの協力をしたい」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130213-00000032-mai-soci


グアム通り魔:日本人観光客 海外での事件、事故が絶えず
毎日新聞 2013年02月13日 11時17分(最終更新 02月13日 11時38分)
 日本人観光客が海外で事件や事故に巻き込まれるケースは、近年も絶えない。
 97年11月には、古代遺跡で知られるエジプト南部のルクソールで起きた乱射事件で日本人10人が死亡。

外務省が現地への観光旅行自粛勧告を出したほか、大手旅行各社も相次いでエジプトツアーを中止した。


 09年11月に起きた韓国・釜山の室内射撃場の火災では、長崎県の中学時代の同級生一行が巻き込まれて日本人10人が死亡。


釜山市が死傷者への補償金を立て替え払いする条例を制定し、韓国人経営者と管理人には地裁が実刑判決を言い渡した。


 また、中国・万里の長城で昨年、日本人ツアー客3人が死亡した遭難事故では、観光庁がツアーを主催した旅行会社の旅行業登録を取り消した。


■日本人観光客らが巻き込まれた海外での主な事件・事故


1997年11月 エジプト南部のルクソールで武装集団が遺跡巡りをしていた観光客に無差別発砲。日本人も10人が死亡
2002年11月 メキシコの自然公園で新婚旅行中の男女が落石を受け死亡
05年10月 インドネシアのバリ島で発生した同時爆弾テロで、旅行中の日本人1人を含む22人が死亡
08年5月 ボリビアを旅行中の日本人観光客5人が乗った車が対向車と衝突し、5人を含む13人が死亡
09年11月 韓国・釜山市の室内射撃場で火災が発生し、日本人観光客10人を含む15人が死亡
11年9月 ネパールの首都カトマンズ近郊に民間航空機が墜落。日本人観光客1人を含む乗員・乗客19人が死亡
12年8月 ルーマニアの首都ブカレスト郊外で就業体験中の女子大学生が殺害される
  11月 中国河北省の万里の長城で日本人観光客4人と中国人添乗員1人が遭難、日本人3人が凍死
http://mainichi.jp/select/news/20130213k0000e040170000c.html