山の中を歩くときは、マダニに刺されないようにしてください。
マダニ媒介の新感染症で成人女性死亡 国内で初確認
朝日新聞デジタル 1月30日(水)15時25分配信
山口県の患者から分離されたSFTSウイルスの電子顕微鏡写真。直径は約1千万分の1メートル=国立感染症研究所提供
厚生労働省は30日、野外のマダニが媒介する新種のウイルスによる感染症で、山口県の成人女性1人が死亡していたと発表した。中国で集団発生したウイルスで、国内で感染が確認されたのは初めて。厚労省は同日、医療機関に疑わしい患者の情報提供を呼びかけた。
【写真】SFTSウイルスを媒介するマダニの一種。アジアやオセアニアに分布し、国内でも青森県以南に生息する。体長は約3ミリだが、血液を吸うと小豆ほどの大きさになる=国立感染症研究所昆虫医科学部提供
感染症は重症熱性血小板減少症候群(SFTS)。中国で2009年以降に数百例の患者が出ているほか、米国でも発生が報告されている。11年に新種のウイルスが特定された。野外にいるマダニにかまれることで主に感染し、発熱や吐き気、下痢などの症状が現れ血液中の血小板が減る。
患者は直近の海外渡航歴や輸血歴はなく、感染経路は不明。昨秋、発症後1週間で死亡した。中国のウイルスとは遺伝子型が一部違い、以前から山口県に限らず国内に広がっていた可能性があるという。潜伏期間は6日から2週間で、致死率は10~30%。今のところ有効なワクチンや薬はなく、対症療法が中心になるという。
朝日新聞デジタル 1月30日(水)15時25分配信
山口県の患者から分離されたSFTSウイルスの電子顕微鏡写真。直径は約1千万分の1メートル=国立感染症研究所提供
厚生労働省は30日、野外のマダニが媒介する新種のウイルスによる感染症で、山口県の成人女性1人が死亡していたと発表した。中国で集団発生したウイルスで、国内で感染が確認されたのは初めて。厚労省は同日、医療機関に疑わしい患者の情報提供を呼びかけた。
【写真】SFTSウイルスを媒介するマダニの一種。アジアやオセアニアに分布し、国内でも青森県以南に生息する。体長は約3ミリだが、血液を吸うと小豆ほどの大きさになる=国立感染症研究所昆虫医科学部提供
感染症は重症熱性血小板減少症候群(SFTS)。中国で2009年以降に数百例の患者が出ているほか、米国でも発生が報告されている。11年に新種のウイルスが特定された。野外にいるマダニにかまれることで主に感染し、発熱や吐き気、下痢などの症状が現れ血液中の血小板が減る。
患者は直近の海外渡航歴や輸血歴はなく、感染経路は不明。昨秋、発症後1週間で死亡した。中国のウイルスとは遺伝子型が一部違い、以前から山口県に限らず国内に広がっていた可能性があるという。潜伏期間は6日から2週間で、致死率は10~30%。今のところ有効なワクチンや薬はなく、対症療法が中心になるという。
友人が、九州で拾ってきた猫には、マダニがついていて、動物病院の先生が
「初めて実物を見ました!やっぱり九州は田舎なんですね!」と感動していたとか。