中共、南シナ海に本格進出
■中共、南シナ海に本格進出
三沙市は海南省に属し、市政府庁舎を西沙諸島の永興島(英語名ウッディ島)に置く。200余りの島や岩礁の陸地面積は約13平方キロだが、管轄する海域は約200万平方キロとされる。
三沙市は昨2012年、中共がベトナムやフィリピン等と領有権を争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)、西沙(同パラセル)、中沙の3諸島を支配するため、中共政府が2012年6月23日に設置を承認した。
7月21日には人民代表大会選挙が行われて45名の人民代表を選出している。
7月19日には中共中央軍事委員会が広州軍区に対し「海南省三沙警備区」の設立を認可。
三沙市管轄区における国防動員と民兵・予備役部隊の業務を担当するほか、軍と地方間の協調、警備、災害支援、民兵・予備役部隊指揮などの任務を負う。
実質的な意味合いは「南シナ海方面作戦指揮所」であり、南シナ海進出に向けた本格的部隊展開の具体化。
三沙警備区は正師団級の機関であり、同級の地方共産党委員会の軍事部と人民政府の兵役機関を兼ね、上級の軍事機関および同級の地方党委員会・政府からの指導を受ける。
1月2日水曜日に中共軍は、海南省三沙市(*)で空軍と陸軍による協同演習を実施した。
以下は、記事が載っていたメルマガ「軍事情報」↓
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From:おき軍事
件名:軍事情報 第488号 (最新軍事情報)
2013年(平成25年)1月7日(木)
● 最新軍事情報
【軍事理解のための「3つの土台」】
1.せめてこれくらいは国民として把握しておきたい軍事の常識
⇒軍事は政治の延長線上にあるもので、決して特別なものではない。
だから、軍事を忌み嫌う人は、政治を正しく理解することが出来ない。
一方で、軍事を必要以上に神聖なものと捉える人も、全体を見誤まる。
2.国民の軍事理解でイチバン欠けている部分
⇒国際政治がバランスオブパワーの関係で成り立っているということを知らな
い。一方で、そのようなことを知らないお人好しが、あたかも善良な人で
あるかのように捉えられる傾向にある。残念ながら、現実の国際社会は
単なる仲良しクラブにあらず。
3.ナゼ国民は、軍事理解に乏しいのか?
⇒自国への帰属意識が希薄であるため。守るべき対象(日本)を感じることが
出来ないのだから、軍事を理解することなど到底不可能。国家観に対する
教育を怠ってきたことのツケ。
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■ロシアとノルウェイの共同演習
ロシア北海艦隊によると、ロシアとノルウェイ海軍は2013年にバレン
ツ/ノルウェイ海域で2度の共同演習を予定している。
捜索救難訓練と対潜戦訓練。
http://www.globalsecurity.org/wmd/library/news/russia/2013/russia-130104-rianovosti01.htm?_m=3n%2e002a%2e698%2emg0ao03r92%2emvf
■ペトリオットをトルコに配備
米欧州集団によると、トルコのインスルリク空軍基地に米軍のペトリオット
システム搬入。400名規模の米軍部隊が展開に向けた準備に当たっている。
シリア危機に備えたNATOの措置。
http://www.globalsecurity.org/military/library/news/2013/01/mil-130104-rianovosti01.htm?_m=3n%2e002a%2e698%2emg0ao03r92%2emv0
■領空侵犯はなかった?
麻生財相最初の外訪先であるミャンマーでは昨年12月30日、北部で、
ミャンマー政府軍とカチン民族解放軍の武力衝突が起きた。これに
伴いミャンマー空軍が中共領内に侵入したという情報が流れている。
中共空軍は5日になって「ミャンマー軍戦闘機の中共領内侵入は発生
していない。わが軍はミャンマー国境地帯における航空監視を強化
しており、119回に及ぶミャンマー軍機の離着陸情報を把握している」
と発表している。難民流入も現時点では確認されていないとのこと。
■中共、南シナ海に本格進出
三沙市は海南省に属し、市政府庁舎を西沙諸島の永興島(英語名
ウッディ島)に置く。200余りの島や岩礁の陸地面積は約13
平方キロだが、管轄する海域は約200万平方キロとされる。
三沙市は昨2012年、中共がベトナムやフィリピン等と領有権を
争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)、西沙(同パラセル)、
中沙の3諸島を支配するため、中共政府が2012年6月23日に設置
を承認した。7月21日には人民代表大会選挙が行われて45名の
人民代表を選出している。
7月19日には中共中央軍事委員会が広州軍区に対し「海南省三沙
警備区」の設立を認可。三沙市管轄区における国防動員と民兵・
予備役部隊の業務を担当するほか、軍と地方間の協調、警備、
災害支援、民兵・予備役部隊指揮などの任務を負う。
実質的な意味合いは「南シナ海方面作戦指揮所」であり、
南シナ海進出に向けた本格的部隊展開の具体化。
三沙警備区は正師団級の機関であり、同級の地方共産党委員会
の軍事部と人民政府の兵役機関を兼ね、上級の軍事機関および
同級の地方党委員会・政府からの指導を受ける。
1月2日水曜日に中共軍は、海南省三沙市(*)で空軍と陸軍に
よる協同演習を実施した。
■中共機に対しスクランブル
統幕発表によると1月5日、中共の国家機関「国家海洋局」所属の
Y-12(機番号:B-3806)の尖閣周辺における飛行に対し、
わが国は、空自戦闘機を緊急発進させ必要な対処を実施した。
【昨年末から今日までの尖閣周辺に対する中共の挑発状況
(統幕が発表したもののみ)】12/26 航空機
12/25 航空機
12/24 航空機
12/22 航空機
12/10 軍艦
12/10 軍艦
(おき軍事情報部)
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● コラム 「国民年金の花柳な生活」
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オスプレイの真実
2012.10.09 Tuesday21:54
オスプレイがようやく沖縄入りした。待ちに待った新鋭機の、空を
飛ぶ「勇姿」を見た沖縄の人々は、ホッと安堵の胸を撫で下ろしてい
る事だろう・・・。
こう書くと「そりゃ可笑しい。あんなに反対しているじゃないか」と
思う人が多いのではないか。確かにそれが正しく感じられる様なテレ
ビの映像が、何処のチャンネルを回しても写っている。だが.基地の
金網フェンスに取り縋って、ワイワイやっている連中の顔ぶれは、
何時もと同じ見覚えのある顔ばかりではないか。
日本国の何処かで防衛に関連した動きがあると、どんなに小さい事でも
忽ち集まって「反対。ハンタ~イ」と叫ぶのは彼等である。今度の場合
でも「歓迎」の旗を立てて出迎えている人と「反対」を叫んでいる人の
数を比較すると、圧倒的に「歓迎」の方が多かった。それでもテレビは
反対の方ばかりを映すから見ている者は「反対者」の方が多い様な錯覚
を持つのだ。
「バカの一つ覚え」というのは、一つの事だけを覚えていて、
それをどんな場所にでも持ち出す事をいう。判断の基準を自分たちの
価値観に置いているから「バカ」と言われるのだ。北朝鮮のミサイルが
射ち上げられた時でもそうだった。
来襲に備えて、陸自隊員がPAC3を移動し、据え付けて邀撃の準備
作業に励んでいる傍で、「ハンタ~イ。ハンタ~イ」と叫ぶのだから、
確かに普通の頭じゃない。「反対」の意思表示そのものは、必ずしも
間違いではない。ただし、それを叫ぶ場所は朝鮮総連の本部前という
のが常識で、自分達を護る為に汗を流している陸自隊員に向かって
「反対」のシュプレヒコールを浴びせかけるのは、善悪の判断も付か
ない幼児並みの頭しか持ち合わせていない事を告白している様なものだ。
もしも、隊員が「あ、そうですか。じゃ、止めときます」と言って
引き揚げてしまったら如何する心算か。その地域の「バカ」と「非バ
カ」の人口比率にもよるが.、時と場合によっては「バカ」は突き放
した方が良い。ソマリアの海賊から日本の船を護る為に艦隊を派遣
する事を審議すると、真っ先に反対したのは社民党だった。
しかし、系列のピースボートが「護衛」を依頼してから何も言わなく
なってしまった。
第2次大戦後、長く続いた東西の冷戦が、ようやく終わりを告げた
と思ったのも束の間、東アジアには戦雲が起ち込めて来た。気の毒な
事に今度も沖縄が最前線となりそうだ。沖縄の戦略的な価値はベトナ
ム戦争当時とは全く様相を事にする。今度は沖縄そのものを自国の
領土と称するチャイナとの戦いである。
世界史が認めている他国の領土を臆面も無く、自分の国のものだと
主張する様な非礼な発言は今までに何回も繰り返されている。沖縄
に限らず、何か起きると反対を叫んでいる幼児級のバカ者共も、
今度ばかりは国の為に尽くすか、それとも侵略者に擦り寄るか、
2者択一の決意を固める時が来たのである。
これからは基地に反対どころか寧ろ強化しなければならないのだ。
オスプレイの配置は将に時宜を得たものであった。1度に大量の武器
と兵員を運ぶ事が出来、滑走路を必要としないオスプレイの機能は
沖縄の為に造られた様な物だ。事故が起きないことを祈るが、起き
ることも覚悟しておかなければいけない。
発想の転換も必要である。普天間基地は直ぐ隣に学校があるので
問題視されているが、移転するのは基地ではなく、学校にした方が
良いのではないか。住民がオスプレイに反対する事を一番喜んでい
るのはチャイナである。チャイナとしては沖縄の基地問題が解決
せず、相対的に米軍の力が弱くなる事を望むのは寧ろ当然だ。
敵の侵略を撃退する最良の方法は守備力を充実させる事に尽きる。
それに失敗したのが大東亜戦争末期に行われた沖縄戦だった。
大本営は、本来沖縄守備の主体となる筈だった沖縄連隊を全員台
湾に送り、代わって守備に当たったのは内地で急遽編成された
第32軍であった。若し、沖縄で生まれ育ち、日頃の訓練を通じ
て島の隅々まで知り尽くし、住民と完全に意思の疎通した地元の
「沖縄連隊」が守備に当たっていたら、沖縄戦の帰趨はかなり
変わっていたであろう。
オスプレイ歓迎集会の盛況を観ると、かつての沖縄戦で見せた
沖縄県人の心は脈々として生きている事が分かる。あの時、沖縄
県民は老いも若きも、男女を問わず、黙々と戦ったのだ。
その様子を最後に伝えて来たのは海軍陸戦隊の太田実少将(戦死
後中将)であった。県の通信網は破壊されて本土に連絡する事が
出来なくなったから、代わって報告する、と前置きして
『沖縄島ニ敵攻略ヲ開始以来陸海軍方面防衛戦闘ニ専念シ県民ニ
関シテハ殆ド顧ミルニ暇ナカリキ』
(敵軍の上陸以来、守備に当たる陸海軍の各部隊は戦闘に専念して
県民の面倒を見る事が出来なかった。)
『県民ハ青壮年ノ全部ヲ防衛召集ニ捧ゲ、残ル老幼婦女子ノミガ
相次グ砲爆撃ニ家屋ト家財ノ全部ヲ焼却セラレ、僅ニ身ヲ以テ
軍ノ作戦ニ差支ナキ場所ノ小防空壕ニ避難、尚砲爆撃ノ中風雨ニ
曝サレツツ乏シキ生活ニ甘ンジアリタリ。・・・若キ婦人ハ卒先
軍ニ身ヲ捧ゲ、看護婦烹炊婦ハ元ヨリ砲弾運ビ挺身切込隊スラ
申出ルモノアリ』
(青壮年男子は皆招集されて、残っているのは年寄りと女子供だけ
である。しかも家は焼かれ、雨に濡れて食う物も無い状態だという
のに軍の邪魔にならない様に避難場所を見つけて苦しい生活に甘ん
じている。若い女性達は進んで軍に協力。看護や炊事の仕事だけで
なく、砲弾を運び、武道の心得のある者は斬り込み隊を志願した。)
『 』内は太田実海軍中将が海軍省に宛てて送った最後の電文
である。大東亜戦争中、玉砕の島から送られた決別の電文には皆胸
を打たれるが、その中でも異色と言えるのがこの電文で、終始一貫、
沖縄県民の行動を伝えた上で、最後は『県民ニ対シ後世特別ノ御高
配ヲ賜ランコトヲ』で結んでいる。沖縄戦で戦死した陸海軍の将兵
と犠牲になった県民を代表した「遺言」ともいうべきこの言葉は
少なくとも全うな形では実行されなかった。歴代政府が行った
「特別の配慮」は専任の省庁を創設し、予算を配分する事だけで
あった。県民は米軍の基地に反対しながら、それで生活している
矛盾も抱えている。沖縄の歪さは沖縄戦を正しく伝えていないとこ
ろから始まっているのだ。沖縄戦の実態を伝えるものが、未だに
沖縄タイムス社の「鉄の暴風」である事がその証明である。
(高志)
http://karyu-seikatu.jugem.jp/?eid=2386
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● 編集雑記
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長い間ご無沙汰しました。
今年よりまた配信を続けてゆきますので、どうぞよろしくお願いします。
昨今のわが国や周辺状況へのご意見・ご感想など、ぜひお寄せください。
(エンリケ航海王子)
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広く皆様のお知恵をあつめたいものと念じております。>
(兵頭二十八さん)
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