訪日した米国人男性がヒッチハイクの旅
【米国ブログ】鳥取・東京ヒッチハイクの旅「親切な日本人に感激」
【社会ニュース】 2012/12/19(水) 09:47
訪日した米国人男性が、旅行に関する情報を発信するブログサイト「travelbyviolin.blogspot」で、日本でのヒッチハイク体験をつづった。
米国では移動手段にヒッチハイクを使う人がいるが、最近では安全面から法律で禁止している州もある。ヒッチハイクをしながら日本を旅行した筆者は、さまざまなエピソードを紹介した。
筆者は、鳥取の境港から島根の松江、京都や大阪から名古屋を通って東京までヒッチハイクで旅行した。「初めは日本でヒッチハイクが通用するかと不安に感じた」と心境を語った。
しかし、驚いたことに鳥取では車道で左手を伸ばすやいなや、すぐに老夫婦が停車し、自分たちの目的地まで連れて行ってくれたという。親切にしてもらったせいもあるだろうが、「老夫婦は幸せそうなカップル」と感じたという。
老夫婦は無謀な計画に興奮しながらも心配してくれたそうだ。筆者らは「高齢者が外国人のヒッチハイクに興味を持ってくれることは少ないだろう。とても貴重な経験と幸先の良さを予感した」と、まずは一安心した。
その後、「京都」と行き先が記された紙を手に、車道で停車してくれる車を待っていた。その日、筆者らは京都に向かう途中に、どこかでキャンプをしようと考えていた。しかし、このときも「最初に停まってくれた男性が、親切に自宅に招待して泊めてくれた」のだという。「その上、夕食には鍋や刺し身をごちそうになった」という。ブログの文面からも筆者の感激が伝わってくる。
翌朝京都まで行くために再びヒッチハイクし、今度は親子連れの車が停車してくれ、彼らもまた宿泊先を提供してくれたという。「宿泊のみならず、日本の文化を紹介したいと、さまざまな場所を案内してくれた。夜はうどんや丼などこれまで食べたことにない日本食をごちそうになった」と、旅先で出会った日本人の親切さに感動したようだ。
日本でのヒッチハイク経験のある友人たちによっては賛否両論だったが、筆者自身は、「日本でのヒッチハイクは最高だった」と大いに満足した。少なくとも筆者の場合「日本ではヒッチハイクが一般的ではない」という不安は杞憂(きゆう)に終わった。それどころか、日本におけるヒッチハイクの旅で、素晴らしい出会いたくさんがあったようだ。(編集担当:田島波留・山口幸治)http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1219&f=national_1219_007.shtml
【米国ブログ】寛容な日本人…マナー分からぬ外国人に思いやり
【社会ニュース】 2012/12/18(火) 09:54
日本での滞在経験がある米国人女性が、日本文化に関する情報を発信するブログサイト「1000thingsaboutjapan.blogspot」で、外国人が行う日本の習慣やマナーに対する日本人の反応についてつづった。
筆者は、「日本には独自の文化や習慣があるが、外国人が従わなくても許してくれる」と感じたようだ。筆者にはフランスへ行ったとき、地元のマナーに反する行いをしてしまい、即座に「無教養な人」として扱われた苦い経験があるという。米国でも行儀の悪さは個人の責任として扱われるが、小さな違反が大事件に発展する可能性もあると説明した。
そうした経験に照らしても、日本では外国人がとる無礼な行為を大目にみてくれる傾向があると感じたという。旅行者は日本人に対して「優しくて幸せな日本人」とよく表現するが、実は「外国人に多くを求めない日本人の優しさが、そう感じるのかもしれない」と指摘した。
例えば、日本では名刺をもらうと、名刺を“拝見”してからテーブルに置いておくというマナーがある。しかし、名刺をもらって、すぐにポケットにしまう外国人を日本人が怒らない様子を見て、とても寛容だという印象を持ったという。また日本では、外国人が基本的なあいさつを日本語で行ったり箸を使って食事をすると、ことさらに褒められるという。
筆者は、「日本人は気づいていないかもしれないが、外国人の文化的理解不足に対して、無意識に働く日本人の心理がある」と論じた。日本人は自分たちの文化は独特で複雑なため、他国の人が理解するのは難しいと考えており、日本文化を理解できないことを『無知だ』と決めつけるような横柄な態度で外国人を見ない。この点が「日本人の思いやりがある」と感じたようだ。
日本の習慣に戸惑っても、否定されることがなかった経験は、筆者にとってよい思い出となったようだ。(編集担当:田島波留・山口幸治)http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1218&f=national_1218_004.shtml
【米国ブログ】日本の携帯ストラップ、江戸から続く伝統アイテム?
【社会ニュース】 2012/12/17(月) 10:15
日本に滞在中の米国人男性は、日本文化を紹介するブログサイト「tofugu」で、日本の携帯電話ストラップについて感想をつづった。
日本では一般的な携帯電話ストラップだが、米国ではほとんど使われていない。日本製の携帯端末以外では、ストラップを付ける「穴」自体もないものが多いようだ。
そこで筆者は、日本人がなぜ携帯ストラップを好むかということに興味を持った。日本の文化をリサーチするうちに、江戸時代に、「根付(ねつけ)」と呼ばれるものを帯に吊るし持ち歩く習慣があったことを発見した。そこで、携帯電話ストラップは根付の名残ではないかと考えたようだ。
着物にはポケットがないため、携帯したいものを根付に入れて持ち運んだと用途を説明。主にタバコや金銭、薬などを入れたと紹介。根付は時代とともに役立つ“事実上のポケット”としてより、芸術作品へと進化したと説明した。
「実用性がなくなり装飾的な愛用品になった根付は、現代の携帯電話ストラップに共通する」というのだ。当時も根付ブームが起こり、かわいい小さな根付や、凝った細工がされた根付は女性の人気となった背景もある。
日本で使用される携帯電話には必ずストラップ用の穴がある。多くの人はハローキティのマスコットや、装飾的なチャーム飾りをぶらさげているのをよく見るという。しかし、「画面をきれいにする道具や小さな懐中電灯など実用性のあるストラップを付けている人も見かける」と根付の実用性との共通点を強調した。何百年もの歴史の中で、便利なものを携帯するという特徴は引き継がれているように思えたようだ。
日本の携帯電話ストラップがもともと江戸時代の根付が起源だという説。現代の流行が、実は日本の歴史にもとづくものという視点は興味深い。(編集担当:田島波留・山口幸治)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1217&f=national_1217_002.shtml
根付
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
根付(ねつけ、ねづけ)とは、江戸時代に煙草入れ、矢立て、印籠、小型の革製鞄(お金、食べ物、筆記用具、薬、煙草など小間物を入れた)などを紐で帯から吊るし持ち歩くときに用いた留め具。
江戸時代から近代にかけての古根付と、昭和、平成の現代根付に大別される。高円宮憲仁親王が、収集家として名高かったことでも知られる。
製作国の日本以上に、日本国外では骨董的収集品として高く評価されている。
概要 [編集]
ポケットの無い男性用の着物で袋や印籠等を持ち歩く場合に、袋や印籠などに付けられた紐の他方の端に取付け、紐を帯の下に挟み、根付を帯の上方に出す事によって引っ掛って袋や印籠などが落ちないようにする目的で用いられた。大きさは数cmから、小さいものは1cm位のものもある。材質は堅い木(黄楊、一位、黒檀等)や象牙などが多い。江戸初期のものは簡素なものが多いが、時代と共に実用性と共に装飾性も重視されるようになり、江戸時代後期に入って爆発的に流行した。この頃になると細かい彫刻が施されるようになり、根付自体が美術品として収集の対象となった。明治時代に入ると海外から高い評価を得て主に輸出用に生産されるようになるが、この頃になると実用性は薄れ穴の空いた小型の精緻な彫刻としてより認知されるようになる。大正、昭和を経て一時衰退に向かうが、平成に入って様々な分野から技術者・多種多様な素材が参入、現代根付として再び動きが活発になりつつある。
歴史 [編集]