フクシマ原発3号機はもの凄い線量を出し続けている | 日本のお姉さん

フクシマ原発3号機はもの凄い線量を出し続けている

谷井さんより。

フクシマ原発3号機はもの凄い線量を出し続けていることをやっと東電が発表しました。しかも大幅に増えています。
東北はレッドゾーン、関東はイエローゾーンです。
次の大地震で4号機が倒壊したら、東北はOUT。関東は4時間以内に西へ避難しないと被爆してしまいます。

転載記事 東京電力は28日、福島第1原 発3号機原子炉建屋1階の北東エ リアにロボットを投入し、放射線 量を測定したところ、床表面付近 で毎時最高4780ミリシーベル トに上ったと発表した。昨年11 月にほぼ同じ場所の線量を計測し た際は同1300ミリシーベルト だった。

東電によると、調査は27日に 実施。ロボット2台を入れ、約1 時間40分にわたり、線量の測定 や状況確認を行った。東電社員や 協力企業の作業員計12人で調査 を行い、最大の被ばく線量だった 人は0.52ミリシーベルトだっ たという。 ・・・転載はここまで・・・

このブログではすでに3日ほど 前から3号機の異常を指摘してき ましたが、今頃になって東電が異 常な線量が出ていることを公表し ました。 3号機から、ここ数日、大量の ヨウ素が噴出していることは隠し ていますが、時間の問題で公表せ ざるを得なくなるでしょう。
~~~~~


カルディコット博士 「福島では“小児科医的に犯罪的”で“非 道徳”なことが行われている」

前の日記でも指摘していますが、福島はかなり深刻です。
福島は当然として、近隣県と首都圏も避難を考えた方が良さそうです。

次のM7クラスでフクシマ原発4号機の1500本の使用済み燃料棒のプールが倒壊すれば東北、関東、北信越は壊滅的な放射能汚染になります。
...

心臓の弱い方は読まないで下さい。

(転載記事1)
http://tanakaryusaku.jp/2012/11/0005637


カルディコット博士。日本政府とマスコミへの不信感を率直に表した。=19日、衆院会館。写真:田中 撮影=

オーストラリアの小児科医で放射能障害に詳しいヘレン・カルディコット博士の 記者会見が19日、衆議院第一議員会館内で開かれた。博士は日本各地で講演ツアー を行っている。

衆院解散を受けメディアの関心が選挙一色になるなか、会見には海外のテレビ局 1社と数人の記者のみが集まった。カルディコット博士は何度も“犯罪的”、“非人道 的”という言葉を多用し、これを伝えようとしないマスコミも批判した。日本社会に 対するいらだちが随所に感じられた。

冒頭、カルディコット博士は

「福島の高線量地域で、子供や妊婦、妊娠可能な年 齢の女性を避難させないのは“医学的犯罪”だ。
18歳未満の子供に超音波検査を実施 したところ、約40%の子供に甲状腺異常が見つかったという。
これは小児科の見地 からみて極めて異常だ。」と語り、福島の被曝量がチェルノブイリをはるかに上 回っていることを指摘した。

また、子供や妊婦、妊娠可能な女性の移住について「国が費用を負担することが 重要なのに、弱い立場の人を守らず、TEPCOを守るために予算を使っている」と述 べた。博士は「日本には放射能を帯びた食品を食べることに対する規制がなく」、 汚染した食品を「子供に食べさせていることは“medically immoral (医学的に非道 徳的)”だ」と国と福島県、沈黙する医学界の不作為を批判した。

博士の来日講演は医師向けのみならず、一般向けにも行われたが、いずれも数百 人収容の会場が満員になったという。博士は、聴衆が「どうしたらいいのか必死に 知りたいと思っている」ことを感じたという。

「広く一般に知らせる責任がメディアにはあるが、(日本では)そうではないよ うだ」と、メディアが放射能の被害に無関心であることにクギを刺した。

博士は、「福島の事故は終わっていない。40年かけてきれいにするというが、不 可能だ。これから300年以上、土地も人も食物も汚染されたままだ」と警告し、安 易な除染や帰還願望に疑問を呈した。ガレキの焼却についても「犯罪行為だ」と断 罪した。

質疑応答で筆者は以下の2点について質した―

田中:(チェルノブイリ原発事故が起きた)ウクライナに日本の医師たちが行って おり、またウクライナの医師たちも日本を訪問している。日本の政府も医師たち も、4年後からガンが多発することを知っているはずだ。このことについてどう思 うか?

カルディコット博士:「そうだ。広島、長崎の例からみても(事故後)5年で白血 病の発病ピークを迎えることは分かっている。その他のガンはそれ以降からだ。私 はなぜ医師たちがメディアで声を上げないのか、驚いている。“Total Blackout(完 全な報道管制)”だ」。

「多くの人が福島を忘れているかのように過ごしており、水俣の時よりひどい。 日本政府は他国から良く思われたいのだろうが、(発病の)疫学的数字が明らかに なれば、無責任さは免れない」。

田中:ビタミン剤、特にビタミンCが放射能に効くと宣伝し、利益を得ている医師 が一部にいるようだが?

カルディコット博士:効かない。医学的に間違っている。

最後に博士は「広島、長崎の被爆者は差別されてきたが、日本人のメンタリティ から考えて、これから同じことが福島の人々に起こるのではないかと、深く憂慮す る」と締めくくった。

********************************
(転載記事2)
http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/416e97cea21ee803682a8b232a86119a


【ヘレン・カルディコット医学博士 プロフィール】 1938年、オーストラリア・メルボルン生まれ。
ハーバード大学の小児科でも教鞭をとり、2万3000人の医師を擁するPhysicians for Social Responsibility(社会的責任を果たす医師団)の創立会長となる。その傘下組織「International Physicians for Prevention of Nuclear War (IPPNW)核戦争防止医師会議」は、ノーベル平和賞を受賞。自身もノーベル平和賞候補になった。著書に「狂気の核武装大国アメリカ」(集英社新書)、「Nuclear Power Is Not the Answer to Global Warming or Anything Else(原子力は温暖化への解答ではない)」など。また、スミソニアン博物館は、カルディコットを20世紀で一番影響力のある女性の一人と評している。

動画はここ↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=q09X9oHldTI&feature=youtube_gdata_player



《記者会見の文字起こし》

皆様ありがとうございます。
私は医師として、また特に子供たちを診 る立場の小児科医であったという立場か ら、本日は福島の事故の医療的な側面か ら影響についてお話を申し上げたいと思 っております。

福島は人類の歴史上最悪の産業事故です 。極めて深刻な事故で3つの炉のメルトダ ウンがおこるという、人類史上初の3連続 のメルトダウン事故でした。とにかく莫 大な量の放射性物質が放出されました。

ひとつ幸運だったことは最初の数 日間、風が西から東へふいて、つまり太 平洋へ向かってふいていたことです。そ のあと風向きが北西方向に変わり、日本 の南の方向にまで向かって放射性物質が 拡散していくということがおきました。

その間、日本政府は放射性物質の 拡散についてSPEEDIというシステムをも っていて、拡散の状態の評価があったに もかかわらず、パニックを避けるためと いうような理由で、国民に情報を与える ことをしませんでした。ですから中には 最も放射線の高かった方向へ向かって逃 げた人が出てしまいました。

私自身、チェルノブイリ事故の推移をず っとそのあとを追って緊密に見てきまし たけれども、その中で私が言えるのは、 ロシア人の人たちというのは、ロシアの 国は日本に比べるともっと積極的に人を 移動させる、避難させるということに取 り組んだと思います。国民を守るために そのような行動をロシアの方がとったと いうことを私は感じます。

日本の政府も、それから東京電力も理解 していないことは、子供たちというのは 放射性物質に対する感受性が大人の10倍 ~20倍とあるということです。放射線被 曝に由来するガンにかかるリスクという ことで、子供の中でも男の子と女の子を 比べた場合には、女の子の方がリスクは2 倍になります。 そして成人と比べて胎児と比較してみる と、胎児の方がそのリスクは1000倍~何 千 倍というリスクの高さになります。

福島の地域200万人の人がいて、福 島市という、福島市も放射線が高いんで すが、その地域に25万人の人口が住んで います。私は日本政府が子供たちを線量 の高い地域に住まわせ続ける、住むこと を許しているということに非常な驚きを 禁じ得ません。チェルノブイリの場合は 同じレベルの汚染地域からロシアは子供 たちを避難させました。

私は日本政府が 、日本の国が、東京電力や原子力産業か ら強い影響を受けたり、あるいは場合に よってはコントロールされるというよう な状況にあることを知っております。

また政治家の皆さんというのは、 医療的な側面や科学的なものに対しての 知識があまり深いところまでお持ちでは ありません。

とくに福島県、特に線量の高い地域にい る子供たち、妊婦、それから子供を産む 、出産ができる年齢の方々、そういった 方々が高線量地域にいるということは、 医療的な側面から見て非常に極めて深刻 な問題です。 そして子供たちは一生、生きていく今後 の人生の中でガンになる可能性が出てく るわけですが、ガンというのは潜伏する 期間が結構長くあるということがヒロシ マやナガサキの経験からわかっています 。5年とか17年とかそういった長い年月が かかります。

当局の皆さんは福島の18歳以下の 子供たち8万人の検査をしたと聞いており ます。とくに甲状腺の超音波検査をした ということでした。 そしてこの検査の中で40%の子供に甲状 腺に何らかの異常が見つかったという結 果が出ていますが、このような数字とい うのは小児科の見地からみますと極めて ほんとうにまったく希な話であります。

子供たちの中には必ず今後、甲状腺のガ ンにかかる子供が出てくると思われます が、すでに12歳の男の子で甲状腺ガンが 見つかっていますし、今16歳の女児が検 査を受けてガンの可能性が極めて高いと 言われて、更に検査をしているときいて おります。

チェルノブイリの場合 は、このガンがではじめたのが5年ぐらい 経ってからだったんですが、今現在日本 でこれだけ症状と言えるものが出ている ということは、この日本の子供たちは相 当高い線量を受けたのではないかという ことが言えると思います。おそらくチェ ルノブイリよりも高い線量の被曝を受け たと考えられます。

医師としての私の立場からみると、日本 の政府というのは、日本の人たち、人間 を守ることよりも東京電力を守ることに がんばっているのではないかというふう に見えてしまいます。

そして高い線量の地域にいる特に子供た ち、妊婦、それから子供を産むことがで きる若い女性なり、子供を産める女性の 方たち、こういった方たちを移住させる 、そこから避難させるというのは極めて 重要なことだと私は考えていまして、そ こでその移住のための費用を国の政府が きちんとまかなう、負担するということ は非常に重要なことだと私は思っていま す。

ですから実際、非常に弱い立場にある、 こういったような子供や妊婦さんや若い 女性、そういった人たちよりも、実際、 東京電力を守るために予算を使うという ことをしているのが、今の日本の政治だ と思います。

放射性元素というのは食物の中に 蓄積します。たとえばキノコ類、ほうれ ん草、お米、お茶、それから魚。放射性 物質というのは、味はしません。匂いも 全くしないし、目に見えることもありま せん。ですから福島からきた汚染した食 品を人が口にしているわけですが、残念 ながら日本にはその放射性を帯びた食品 を食べることに実質的に規制がないとい うところです。

こういった魚とか 食品とか放射性物質がある食品、たとえ ばセシウム137で汚染された食品を食べて いると、何年か経った時に悪性の脳腫瘍 とか筋肉腫とかその他のガンを発症する 、ガンになるという可能性が出てきます 。

例えば福島県の学校や幼稚園では 、放射能を帯びている放射性物質が入っ ているような食事を子供に与えるという ようなことをしています。これは医療的 な見地から見ると「非道徳的」と言わざ るを得ません。福島からの食品、とにか く毎週すべて検査をする必要があります 。

検査の結果によっては販売をして 口にするということがあってはいけない と考えております。

魚ですが太平 洋の魚には高い放射性レベルが検知され ています。これは放射性元素が大量に海 に投棄され放出されたからですが、この 太平洋に放出されたこの放射性物質の量 というのは、人類の過去の史上最高の量 です。

私は400人の一般市民の方を前に講演をさ せていただきましたが、そこで私が感じ たのは、そこに来られた一般市民の皆さ んが、一体どうしたらいいのかというこ とを必死で知りたいと思っている、何が 起きているかというのを必死で知りたい と思っていらっしゃるお気持ちでした。

福島の結果どんな影響が起きて日本に今 なにが起きているのかということを、広 く一般の人に知らせる責任がメディアに はあると思いますが、今のところ全体的 にみてその責任は果たされていないよう に見えます。

この福島の事故、これはまだ終わ ってはいません。まだ続いているわけで す。そしていま40年、時間をかけて、ク リーンアップ、きれいにするといってい ますけれども、科学的に見てクリーンア ップ、きれいにするということはできま せん。これは科学的に言って不可能です 。 セシウム137というのは300年残ります。

そして福島はじめその周辺の汚染地域も 汚染されたままです。食品の汚染も、そ して人が汚染を受けたものも、300年ある いはそれ以上の時間続くわけです。

国の政府はどうも今回のこの大災 害というか大事故がどれだけ長い時間が かかるものかという現実をよく理解され ていないと思います。

これから疫学的に見ても白血病や ガンや先天性の形成異常とかそういった ものが今後70年間にわたって次々出てく るであろうということを私は思います。 そのことを実は原子力産業も知っている のではないかと思います。福島に今、ガ ンに対応するための非常に大きな医療施 設を作ろうとしていると聞いています。

また福島の原子力発電所の処理を するために極めて高い線量のところで作 業しておられる作業員の方々についても 、公に記録が人々に見える形で残されて いない状態に今あります。そして高線量 のところで作業をする人たちの放射線に よる被害の状態というのはきちんと記録 がなされ、それが公の情報として出され ていかなければいけないと思いますが、 それが実際に可能になっていくかどうか は、このメディアによっているところが 非常に大きいと考えています。

そしてもう一つ、最も重要な点なんです が、日本の多くの人に知っていただきた いことは、もし福島の地域でもう一度マ グニチュード7以上の、7を超えるような 大きな地震があった場合には、福島原発 の4号機、この建物が崩壊する可能性があ るということで、ここには使用済み核燃 料の冷却用のプールがありますが、これ が崩壊しますと、チェルノブイリで起こ った10倍の放射性物質がさらに放出され るということが予想されているという点 です。

そしてもしそのようなことが起きた場合 、日本という国の大半の部分が、もう終 わってしまうということです。それほど の大事であるにもかかわらず、多くの人 がその現実にはっきりと気づいていない ということだと思います。

そして政治家 の方はすでに、もし4号機に何かあってそ ういった崩壊とかの事故があった場合に は、東京も今度は避難しなければいけな くなるというようなことをわかって言っ ていらっしゃいますが、一体3000万人の 人をどうやって避難させるんでしょうか ?

日本の政府もそれから東京電力も 、外国の企業からの助け、あるいはアメ リカのNRCからの助けや海外の専門家か らの支援を得ることを認めていませんの で、得ていない状態にありますので、4号 機の補強する、強化をして安全にするた めにぜひ協力を仰ぐべきだと考えます。

今、日本だけ、東電だけで、いまこの対 処をするのに、クレーンを設置して中の 使用済み燃料を取り出すことができるよ うにするのに2年かかるということを言 っていますが、その2年間、待っている間 に何が起きてもおかしくありません。

最後に申し上げたいことは、がれ きの問題です。福島の地域から出た、放 射能で汚染された地域から出たがれきに ついて、これを他の地域で焼却するとい うことを聞いています。焼却するという ことは、ダスト、灰が出るわけです。そ のようなことをして、広めるということ は、これは犯罪的なことだと思います。

私からは以上でございます。ありがとう ございました。

追記 クリーンアップ=除染 ダスト=ばいじ ん 塵 という解釈が妥当かと思います 。

質疑応答はすべて文字おこしはできませ んが、とりあえず簡単に以下。 「日本の医師は表に出てこないブラック アウト状態。水俣の時よりひどい。」「 被曝にビタミンCはききません医学的には。」BY カルディコット医師