これから世界が多極化していくのが必然とするならば、東アジア覇権中国に日本は対抗せざるをえません。 | 日本のお姉さん

これから世界が多極化していくのが必然とするならば、東アジア覇権中国に日本は対抗せざるをえません。

誰よりも中国を知る男が、日本人のために伝える中国人考~
石平(せきへい)のチャイナウォッチ http://www.seki-hei.com
2012.11.01 【 PR特別号 】


■明治天皇の玄孫、竹田恒泰氏のニコニコ動画公式チャンネル開設!■

チャイナウォッチ読者のみなさま。

「文明の衝突」を書いたサミエル・ハンチントンも
日本を世界の八大文明としています。

渡部昇一先生は、

「中国人は国境意識がないし、国内の言葉も北京語が理解できない
地域がたくさんある。それだけに日本のように漢字を使っていたら
日本語も中国語の「方言のひとつ」だと思い、
彼らは日本も中国だと思いかねない。

現に内政問題だと国境の国を侵略している。
中国人から日本は別だと言い張る決定的根拠はというと
2,000年続く「皇室」と「神社」なんです。
だから靖国参拝とかいやでしょうがないのです。」

とおっしゃっておりました。

日本が一つの独立した文明国である根拠の決定的なものである
「皇室」が大切なものだということは確認できたと思います。

さて、明治天皇の玄孫であり、
旧竹田宮家の出身である竹田恒泰氏をご存じでしょうか?
30万部を突破した著書「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」
をはじめ、日本と皇室についての言論を中心に活躍しています。
旧皇族の立場から皇室問題について「皇室を外から守る」として
「たかじんのそこまでいって委員会」等でも活発に発言されています。

その竹田恒泰氏がニコニコ生放送をはじめます。
今週は今夜21時よりスタートします。

http://live.nicovideo.jp/gate/lv113434146

まずはニコニコ動画で、アカウントを取得して下さい。
登録はもちろん無料です。
アカウント取得後に、上記URLにて生放送を無料で視聴できます!

ぜひ、ご覧になって下さい。

●竹田恒泰プロフィール●---------------------------------
作家・慶應義塾大学講師(憲法学)。
昭和50年、旧皇族・竹田家に生まれる。
明治天皇の玄孫にあたる。
慶應義塾大学法学部卒業。憲法学・史学の研究に従事。
全国に約6,000名の会員のいる竹田研究会代表、
財団法人竹田研究財団理事長。

平成18年に著書『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)
で山本七平賞を受賞。
その他著書に『エコマインド~環境の教科書』(ベストブック)、
『皇室へのソボクなギモン』(扶桑社、共著)、
『旧皇族が語る天皇の日本史』(PHP新書)などがある。
また、本年度は『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』
(PHP新書)が発行部数30万部を突破。
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■ 気鋭の戦略学者による「リアリズム」理論解説CDのご案内 ■
▼「米国の保護国、中国の保護国、それとも独立しますか?」

いきなり物騒な言葉に驚かれたでしょうか?
少しだけお話にお付き合い下さい。

まずは、議論の大前提として、私たち日本人が直面している
"身も蓋もない"ありのままの姿を、読者の皆さんと
認識を共有しておきたいと思います。

最近の国際情勢で日本における一番の出来事は
やはり尖閣列島国有化による中国の反日デモがありますね。
反日感情をむき出しにしていた映像が毎日流れていました。

彼らは日清戦争にて敗北を喫して以来、いわゆる日中戦争に至るまで
日本にやられっぱなしであったため、いつかは仕返しをしてやる!
と、潜在的には思っていたわけです。

そして、いよいよその時が来た!とばかりに
積年の感情を一気に爆発させたというわけです。
今や日本を抜いて世界で2位の経済大国になったわけですから、
「日本などなにするものぞ!」という心理になっていることは
容易に想定できますね。

今回の日中間の「騒動」は、戦後日本政治のターニングポイント
となりそうだ、と言ってもよいのではないでしょうか。

そして、中国と並び、日本にとって非常に重要な国、アメリカ。

ソ連崩壊後、アメリカが世界覇権を握り、各地に軍を常駐させ
事実上、世界を「支配」、という言葉は少し厳し過ぎるとすれば、
「管理」してきたと言ってもよいのではないでしょうか。

東アジア地域においては、中国への対抗上、日本に基地を置くことで、
結果的に、米国は日本を守ってきたのですが、
当のアメリカ自身が想定していたよりも早いペースで
中国が急激に膨張したことにより、アメリカは、否が応でも
その情勢の変化に対応せざるを得なくなってきました。

2020年代後半の中国の実質経済規模はアメリカの2倍になる。
ノーベル経済学賞受賞のロバート・フォーゲル教授は
そのような予測まで行なっています。
GDPを高めた中国が更に多くの軍事費を費やすようなるとすれば、
アメリカは世界「覇権」を維持することは出来ず、米中逆転は必至です。

         ━▼━▲━▼━▲━

私たち日本人にとっては、正直、目を背けたくなるような状況ですが、
もはや、そのような呑気なことを言ってもいられないことは、
ここ最近の一連の中国の動向をみれば、読者の皆さんも納得されますよね?

まずしっかり認識すべきことは、米国の一極は早晩終わり迎え
今後の世界は多極化してゆくのが大きな潮流である、ということです。
今後の世界の「極」となる、米国、中国、インド、ヨーロッパ、ロシア、
その「極」の一角に、果たして我々日本は加わることが出来るのか?
今、そのギリギリの正念場に立っている、ということです。

このような過酷な現状で、多くの知見を与えてくれるのが
「リアリズム」という理論です。これは、主にアメリカの学会などでは
広く認識されている国際政治の理論であり、
ざっくりとその意図するところを言うならば、
米国は多極化した世界を「バランスオブパワー」の論理に基づいて、
管理をしていくべきである、と考えるビジョンといえます。

これから世界が多極化していくのが必然とするならば、
その中で東アジア覇権を狙う中国に日本は対抗せざるをえません。

現に中国は南シナ海、そして、東シナ海にまで進出し始めました。
これは、リアリスト学派がこれまでずっと主張してきたことであり、
彼らの主張は正しかった…ということの明確な証明になりました。

米国の一極覇権を続けたい勢力(例えば、いわゆるネオコンと呼ばれる人達)
は、これまで、世界の反米勢力を力でねじ伏せてきました。

アメリカはアジアでは「ダブル・コンテインメント」
(二重の封じ込め)戦略で、日本に中途半端に軍備させ、
自衛隊を米国の補助部隊とし、体よく日本を封じ込めました。
更にその日本を巧みに操りソ連や中国をも封じ込めようとしていました。
しかし、昨今の情勢の変化を受け、「グアムまでの撤退論」
などに顕著に現れているように、アメリカは今後のパートナーとして、
日本か中国か選ばないといけないところまで来ています。

         ━▼━▲━▼━▲━

これに対してリアリスト学派は、
アメリカは、これ以上、一極覇権を続けるべきでない。
(そもそもその力もなくなってきている。)
むしろ地域覇権国や友好国を利用して、軍事介入も減らしつつ
世界管理をしていくべきだ、と主張しているのです。
太く短い一極覇権でなく、強く長くつづく覇権を目指す、
と言い換えることもできます。

ロシア、フランス、インドなどの有力国の外交戦略の基本も
アメリカの介入を極力押さえつつ、自らを「極」の一つとさせた
まさに「多極化」した国際政治状況を作り出すことにあります。

そして、東アジア地域においては、中国が地域覇権をねらっており
アメリカのこの地域でのプレゼンスを低下させるべく、
アメリカ国内にまで多くの工作員を送り込んでいるような状況です。
「中国脅威論」が米国内で湧き上がらないよう、
常にアジア政策では中国を優先させるよう、
親中派議員(いわゆる「パンダハガー」です)を増殖させています。

皆さんもご存知であろう、かのヘンリー・キッシンジャー元米国務長官
などに至っては、"キッシンジャー予算"と呼ばれるカネが存在し、
その額は実に500万ドルにものぼるとも言われています。

東アジア地域覇権をねらう中国にとっては、「日米分断」が対日外交の最大のアジェンダであり、既に日本国内で数十年間に渡って朝日新聞をはじめ日本の世論を操作し、媚中派議員を大量に量産させてきたことは、ここで私が指摘するまでもなく、皆さんもよくご存知のことであろうと思います

         ━▼━▲━▼━▲━

ここで私たち自身が気付かなければならない、致命的に重要なお話をします。

日本国内のいわゆる親米保守派と言われている人達は、
「民主主義、法の支配、人権という『普遍的価値観』をもっているアメリカは、
今だ、その3つとも存在しないような中国よりも日本を選ぶはずだ」
と、意識的にも無意識的も考えているかのような様子ですが、
私に言わせれば、ハッキリ申し上げて、それは儚い「幻想」です。

現実の問題として、既に米国政府内では親日派は減少し、
親中派が増殖しているのです。米国の行動基準はあくまでも「国益」なのです。
過去にまで遡れば、その実例は枚挙に暇がありません。

そもそも、蒋介石の台湾を支援するという米国の対中政策の方針を転換させ、
共産党の毛沢東と手を組ませたのは、あのキッシンジャー元米国務長官です
米国は決して「正義」などといった「キレイ事」だけではなく、
いろいろな国内勢力のバランスで動いています。この事をよくよく理解して、
日本人は、外交戦略を「善悪」で捉えることをそろそろ止める必要があります。

改憲、再軍備は米国を怒らせる、黙って米国と組んでいれば大丈夫…

このような、日本国内の対米従属派が主張するような、
米国についてゆけば万事問題ない、などという時代は終わりつつあります。

リアリズム学派の泰斗、シカゴ大学のJ・ミアシャイマー教授の定義では、
日本は大国ではないとされています。そして、経済規模としては、
日本よりも小さいイギリスやフランスは大国である、と定義されています。

これはなぜなのでしょうか?

ミアシャイマー教授の定義では、軍事力(核武装を含む)を持たない国家は、大国とは見做されない、つまり、自分で自分を守ることすらできない国家は、
冷酷な国際政治の舞台では「大国」などとは認識されないのです。

私たち日本人は、まずこの冷酷な事実、その現実を直視することが必要です。
そして、その地点から将来の展望を斬り拓いてゆく他、路はないのです。

日本人の多くが、世界を動かす戦略理論である「リアリズム」を学ぶことで、
米国の動きを予測し、他の東アジア諸国の戦略をも理解し、
日本の安全保障上の危機を悟り、外国との同盟や、
さらに軍事衝突も含めた紛争にどうやって対処してゆくのか。

あくまでもリアルに、そして、シビアに
国際社会での振る舞い方、その所作を身につけることが必要なのです。

▼S・ウォルトに学ぶ日本が生き残るための国際政治学

このCDは、日本にリアリズムを浸透させリアリスト(学派)をつくる
という大それた目標のためのものです。
タイトルはのんびりしていますが、実は切迫してきています。

今回企画した、S・ウォルト教授の理論を説明したCDは、
こんな方に、ぜひお聴き頂きたいです。

・外交戦略を「善悪」ではなく、「強弱」で見るように訓練したい人。
・国際戦略をビジネスにも応用したい人
・パワーを持った相手に抵抗するための戦略を知りたい人
・日本が無意識に行っている戦略を知りたい人
・政治家を目指す人
・経営者として欧米の戦略を応用したいと思っている人

そして、残念ながら、このような方には必要はないかもしれません・・・

・米国の一極覇権が続き米国が日本を今後も守ると考えている方
・中国の念願である「日米分断」を果たすことはないだろうと考えている方
・米国が経済成長で中国に追いつかれることがなく、軍事費も同様であると思う方
・先日新潟で中国が広大な敷地を購入して領事館をつくるそうですが、
 そこにヘリポートも建設するといわれています。これを侵略だと思っていない人

収録内容

▼大著「米国世界戦略の核心」を一時間で理解するための十の質問

1:なぜいまウォルトの理論を理解する必要があるんですか?
2:ウォルトって何者ですか?ハーヴァード大学教授ってやっぱりすごい?
3:本の全体像を教えて下さい
4:ウォルトの理論はあるんですか?どんな「前提」があるんでしょうか?
5:アメリカ以外の国々が採用している「抵抗戦略」を具体的に教えて下さい。
6:日本もアメリカに対して「抵抗戦略」を使っているんですか?
7:アメリカのパワーを利用する戦略
8:この本でウォルトが本当に訴えかけたかったことは?
9:「オフショア・バランシング」ってどんな大戦略なんですか?
10:これを踏まえて日本のリーダーはどう考えればいいんですか?

ぜひ、下記のURLよりお申込み下さい。

http://www.realist.jp/walt-cd.html

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