「夫婦二人だけの時間を楽しみたい」、「経済的に余裕がない」の2つが大きな理由
単にお金がないから!? 35歳以上の初産が増加している理由
10月16日13時00分
提供:Menjoy!
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タレントのほしのあき(35)、女優の小雪(35)、永作博美(41)など、いまや30代半ばを過ぎて出産する芸能人は珍しくありせん。でもこの傾向、「芸能人だから」と思っていませんか。
厚生労働省の発表によると、初産の年齢は上昇傾向にあり、平成23年には第1子出生時の母の平均年齢は30.1歳を記録。初めて、第1子出生年齢が30歳代に突入したんです!
■出生数が増加しているのは35歳以上のみ
気になるのは、34歳以下での出生数は前年より減少しているのに、35歳以上のみ、出生数が増加傾向にあること。第1子、第2子、第3子に関わらず、“35歳以上で産む”選択をする人が増えているよう。
それにしても、なぜ、初産年齢が上昇しているのでしょうか。『goo ランキング』の「結婚してもまだ子どもを作らない理由ランキング」を参考にご紹介していきます。
■既婚女性が子どもを作らない理由1位は「夫婦二人だけの時間を楽しみたい」から
ランキング1位は「夫婦二人だけの時間を楽しみたい」。子どもができれば、育児にかかりきりになるのは間違いありません。夫との生活を楽しむためにも、出産を先延ばしにする場合もあるのかも。
2位には「経済的に余裕がない」がランクイン。3位に「自分が精神的にまだ幼稚だと思う」、4位「仕事が忙しい」、5位「出産自体が怖い」と続きます。
■既婚男性が子どもを作らない理由1位は「経済的に余裕がない」から
一方、既婚惰性が子どもを作らない理由は「経済的に余裕がない」が1位。一説には“一人の子どもを育てるには約2,400万円かかる”ともいいます。もちろん、実際にかかる金額は家庭によってさまざまですが、金銭面での負担が原因になるよう。
以下、2位「夫婦二人だけの時間を楽しみたい」、3位「仕事が忙しい」、4位「自分が精神的にまだ幼稚だと思う」、5位「こんな殺伐とした時代に子どもを産む勇気がない」という結果に。
男女で順位は異なるものの、「夫婦二人だけの時間を楽しみたい」、「経済的に余裕がない」の2つが大きな理由になっているようです。
■インターネット上では「金がないからしょうがない」「社会も政治も会社も支援してくれない」という意見が
また、初産平均年齢の上昇について、インターネット上ではどんな反応があるのかもあわせてチェックしてみました。
<・適性世代の失業リスク ・子供を作るコスト ・子供を養育するコスト ・子供を教育するコスト この全てが上がり続けているのに出生率だけ上がったら、それこそ超常現象。>
<つまり、社会状況も政治施策も会社環境も、予想される未来経済も、どれも適齢核家族夫婦(パートナー)を支援してくれていないのが、残念ながら昨今の状況なのである。>
やはり、金銭面での負担の大きさや、公的機関のサポートの少なさが原因という声が見られました。また、女性の社会進出が原因であるという意見もちらほら。
初産年齢が上昇している原因はさまざまです。高齢出産が増加しているとはいえ、子どもが産める年齢には限界があります。パートナーのどちらかが子どもを希望しているのであれば、しっかり話し合って考えたいですね。
【参考】
※ 平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況:結果の概要 – 厚生労働省
※ 結婚してもまだ子どもを作らない理由ランキング(女性編) – goo ランキング
※ 結婚してもまだ子どもを作らない理由ランキング(男性編) – goo ランキング
※ 初産平均年齢が初の30歳超過・出生数も過去最低 – 嫌キチニュース
http://news.ameba.jp/20121016-265/