日本の製造業とは相いれないシャープの救世主 | 日本のお姉さん

日本の製造業とは相いれないシャープの救世主

中国工場の2千人暴動、自殺、悪臭漂う劣悪環境 日本の製造業とは相いれないシャープの救世主
2http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/121009/wec12100908000000-n1.htm012.10.9 08:00 (1/3ページ)[経済裏読み]

台湾・鴻海精密工業の中国工場で前夜の騒乱で割れたガラスを片付ける作業員=9月24日、中国山西省(ロイター)
 従業員2千人による暴動が発生した台湾・鴻海精密工業の中国工場。6月には別の工場でも500人規模の暴動が起きたほか、自殺者も相次ぐなど鴻海の労働環境は以前から問題視されてきた。「モノをつくる前に人をつくる」。松下電器産業(現パナソニック)創業者、松下幸之助氏の言葉に象徴されるように、日本の製造業は人を育てることで高品質な製品を生み出してきた。働く人が不満を募らせる生産現場の実態をみると、シャープ再建の鍵を握る鴻海のモノづくり思想は、日本と相いれないものがあるようだ。
 職業に貴賎はない。製造業も、金融業も、サービス業もいずれも重要だが、なかでもモノを生み出す製造業は人間が豊かな生活を送る上で欠かすことはできない。そして製造業の中でも国の成長を考えたとき、時代によって優遇されるべき領域は異なる。
 今、最も重要な製造業は? こう問われると、私見と前置きした上で、「医薬品」と答えるだろう。がんや難病などの特効薬ができれば、われわれの生活は劇的に変わるためだ。
 同じようにIT(情報技術)業界も社会や生活を進化させる可能性を秘めており、重要度の高い製造業といえる。かつて自動車やインターネットが登場し、われわれの生活が激変したように、今後もこうした新技術・新製品は重要視されていくだろう。
 では、話題のEMSはどうだろうか? EMSとはエレクトロニクス・マニュファクチャリング・サービスの略で、「電子機器の受託生産」という意味だ。簡単に言えば、電機業界の下請け工場である。シャープが資本・業務提携した台湾の鴻海精密工業は世界最大のEMSだ。主要ユーザーは米アップルなどで、2011年12月期の連結売上高は約9兆7千億円にのぼる。
 EMSにはスマートフォン(高機能携帯電話)などハイテク製品の部品を作るための高度な製造技術力が必要である、しかし、一方で受託製造業だけに新しいものを生み出す創造性に欠け、京都のある大手電子部品メーカーの幹部は「鴻海という会社は製造業としての“格付け”は低い」と言い切る。
 これは下請けが製造業として重要度が低いという意味ではない。大阪府東大阪市には中小製造業約6千社が集積しており、その大半が下請け工場だ。しかし、東大阪でしか作ることができない部品も多く、小さな1個のネジもわれわれの生活において重要な役割を果たしているケースもある。問題は鴻海という製造業の体質である。
 10兆円企業といえば、巨大製造業だが、鴻海の場合は従業員も約100万人ときわめて多い。例えば、パナソニックは連結売上高約7兆8千億円(平成24年3月期)で、従業員は約33万人。業種は異なるが、トヨタ自動車は約18兆円で、約32万人と、両社とも従業員数は鴻海の約3分の1である。
 つまり、鴻海は中国などにおいて低賃金で大量の人員を雇用し、人海戦術で製品を作っていることが容易に想像できる。それでも職場環境が良ければ、まだ許されるが、9月28日付のロイター通信によると、暴動が発生した同社傘下の富士康科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)の太原工場で働く従業員の1人は「トイレは気分が悪くなるほど汚く、寮内では絶えず窃盗がある」と告白。そして工場での相次ぐ暴動、自殺である。
中国暴走…井戸掘った人を忘れたか
「日本と、中国など新興国の製造業は労働環境が異なるのは理解している。しかし、鴻海の工場はひどすぎるのはないか」。前出のメーカー幹部はこう言って厳しい表情をみせる。
 新しい技術を生み出すこともなく、劣悪な労働環境で従業員を酷使する-。そんな鴻海が液晶分野では今も高水準の技術を持ち、日本の製造業らしく人を大切にする経営を続けてきたシャープの“救世主”とは何とも皮肉な話である。

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シャープへの3600億円融資、みずほと三菱UFJが承認
ロイター 9月27日(木)13時36分配信

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9月27日、複数の関係筋によれば、シャープ向けの融資総額3600億円について、26日に承認したみずほコーポレート銀行に続き、三菱東京UFJ銀行も承認する見通し。写真は2009年、都内で撮影(2012年 ロイター)

[東京 27日 ロイター] シャープ<6753.T>の主力取引銀行のみずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行は27日までに、同社に対する総額3600億円の新規融資を承認した。28日にも実行する。複数の関係筋が明らかにした。シャープはコマーシャルペーパー(CP)の償還や運転資金など、2013年3月期越えの必要資金を確保する。

3600億円のうち、1800億円は2013年6月末を期限とする新規貸出で、まず2行が28日にも実行する。その後、2行は、下位の取引金融機関などにも参加を呼びかけ、シンジケート・ローン(協調融資)に切り替える。主力2行は1800億円全額を譲渡したい考えだが、参加金融機関で賄いきれない場合は負担する。

残りの1800億円は主力2行で融資枠を設定、8月末に設けた1500億円の枠を組み替えた上で、300億円を増額する。このため、今回の新規融資による新たな貸出増加分は、2100億円になる。

シャープは24日、銀行に対して再建計画を提出していた。2014年3月期までに1万1000人を削減するなどし、総経費を12年3月期比1000億円削減。海外工場や米国の太陽光発電事業など資産を売却して2000億円の資金をねん出するとしている。

*情報を追加して再送します。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120927-00000071-reut-bus_all


<シャープ>太陽電池事業縮小 鴻海見込まず…黒字化計画
毎日新聞 9月21日(金)15時0分配信


 経営再建中のシャープがまとめた黒字化計画の全容が21日、判明した。主力の太陽電池事業の縮小が柱で、株価下落で交渉が長期化している台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業からの出資は前提としなかった。鴻海へのメキシコと中国・南京のテレビ組み立て工場の売却や5000人の人員削減などを盛り込み、12年度下期の営業黒字化と13年度通期の最終(当期)黒字化を目指す。24日にも主力取引銀行に提示する。計画を受け、みずほコーポレート銀行、三菱東京UFJ銀行の2行は月内に2000億円の追加融資を決める。

【シャープ】苦境なぜ ツケ、一気に噴出

 シャープは8月、12年度下期に300億円の営業黒字に転換する計画を公表したが、欧州の景気悪化や円高などさまざまな下振れ要因を考慮し、売上高が想定より減少した場合など複数のプランを用意する。太陽電池事業は価格下落が激しく、主力の欧州市場で需要の回復が見込めないため、葛城工場(奈良県葛城市)を縮小するなど収益改善を図る。

 また、12年度末までに実施すると発表した4000億円規模の財務体質改善対策のうち、鴻海から受ける予定の669億円の出資分は計画から除くが、社員の給与・賞与カットによる約140億円の人件費削減の上積み、堺工場(堺市)の土地、保有株式などの資産売却といった追加リストラ策を盛り込むことで減少分を補う考えだ。

 一方、鴻海との中国でのスマートフォン(多機能携帯電話)事業の協業を検討しているが、出資条件の合意時期が不透明なため、引き続き交渉を続ける。

 シャープと鴻海の資本提携については、シャープ株の大幅な下落で出資条件の見直し交渉が長期化している。このため、主力行は鴻海からの出資がない場合でも黒字化できる計画を今月中に提出するよう求めている。計画を受け、主力2行は追加融資を行う。【鈴木一也】

◆シャープの黒字化計画のポイント◆

・太陽電池事業の縮小

・約5000人の人員削減

・社員の給与・賞与カット

・東京市ケ谷ビルなど営業拠点売却

・堺工場の土地売却

・保有株式の売却

・葛城、栃木両工場の縮小

・メキシコと中国のテレビ組み立て工場の鴻海への売却
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120921-00000046-mai-bus_all


ずっと日本に税金を払ってくれた会社なんだから

ちょっとは国が援助してやればいいのに。

シャープは、下請イジメがキツイ会社だったらしい。

今、台湾の会社とはいえ、チュウゴク人経営者の会社にイジメられている。

お気の毒に、、、。