「欧州連合(EU)内で売る可能性がないとは言い切れない」との理由で押収された | 日本のお姉さん

「欧州連合(EU)内で売る可能性がないとは言い切れない」との理由で押収された

日本人か日系人は、他人から借りた物を転売しません。

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日系演奏家のストラディバリウスも押収 独の空港で
朝日新聞デジタル 10月4日(木)10時1分配信
 ドイツ国籍のバイオリニスト、有希・マヌエラ・ヤンケさん(26)が先月28日、日本からの帰路、独フランクフルト空港の税関で愛器を押収されたことが、日本音楽財団への連絡でわかった。ヤンケさんは2007年、チャイコフスキー国際コンクール3位入賞。ドイツ人の父親と日本人の母親の間に生まれ、現在はドレスデン州立歌劇場管弦楽団のコンサートミストレスを務めている。

 押収されたのは1736年製のストラディバリウスで、日本財団の助成を受ける日本音楽財団から貸与されている。財団は現在計20器の弦楽器を保有しており、樫本大進さんや諏訪内晶子さんら、国際的に活躍する演奏家たちに無料で貸与してきた。財団によると、ヤンケさんは貸与証明書と楽器の写真、保険証書などを一式携帯していたが「欧州連合(EU)内で売る可能性がないとは言い切れない」との理由で押収されたという。

 財団の塩見和子理事長は「私たちはドイツを含む世界中の演奏家に貸与している。国際交流の礎にと思っているのに、こういうことが相次ぎ残念」と語る。フランクフルト空港では8月、ベルギー在住の堀米ゆず子さんが愛器ガルネリを押収されている。(吉田純子)
朝日新聞社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121004-00000017-asahi-soci

6億円バイオリン、独また押収…日本の財団所有
読売新聞 10月4日(木)12時13分配信
 ドイツ在住の若手バイオリニスト、有希・マヌエラ・ヤンケさん(26)が使用する名器ストラディバリウス(保険評価額約6億円)が9月28日、ドイツ・フランクフルト空港の税関に押収されていたことがわかった。

 楽器をヤンケさんに貸与している日本音楽財団(東京)が明らかにした。

 ヤンケさんから財団に入った連絡によると、日本で演奏会を終えて28日に帰国した際、空港で「必要な通関手続きを取らなかった」として押収された。楽器が財団貸与のもので仕事で必要なことなどを書類を示して説明したが、受け入れられなかったという。

 押収されたのは1736年製の「ムンツ」で、5年前から財団がヤンケさんに貸与していた。フランクフルト空港税関は、輸入関税として評価額の19%に当たる約1億2000万円を支払うよう求めているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121004-00000654-yom-soci

ヤンケさんのバイオリンも押収 フランクフルト税関、1億2千万円の関税要求
産経新聞 10月4日(木)10時14分配信

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有希・マヌエラ・ヤンケさん(写真:産経新聞)

 ドイツ在住のバイオリニスト、有希・マヌエラ・ヤンケさん(26)が演奏活動に使っているバイオリンの名器、ストラディバリウスの「ムンツ」が、ドイツのフランクフルト国際空港の税関に押収され、約1億2千万円の関税が請求されていたことが4日、分かった。

 押収されたストラディバリウスは、イタリアの楽器制作者のストラディバリが1736年に制作したもの。日本音楽財団(東京都港区)が平成9年7月に米国から輸入し購入。ヤンケさんは約5年前の19年11月から同財団から貸与を受けている。

 同財団によると、ヤンケさんが日本で演奏会を終え、ドイツに帰国した9月28日に押収された。

 税関は、バイオリンの保険対象額を約6億3000万円とし、そのうち19%にあたる約1億2000万円を関税としてヤンケさんに支払うよう求めているという。

押収理由について税関は「輸入証明書や貸与契約書はあるが、転売する可能性もある」と説明しているという。

 同財団は「青天の霹靂(へきれき)。財団の財産なので、何とか取り戻したい」としている。

 同空港の税関では8月、ベルギー在住のバイオリニスト、堀米ゆず子さん(54)のバイオリンが押収され9月、無償で返却されたばかり。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121004-00000512-san-ent