日本に売る分もあるのかな
日本は、メタンハイグレードを環境を壊さずに採取できるか
研究段階に入ったのか?代替えエネルギーの研究費をいろんな科学者に出したのか?それをしないで、10年後に原発ゼロは難しいでしょう。
目標を決めて、研究費をどっさり出さないと何も得ることはできないでしょう。
それと同時に、周辺国が日本の領土や領海の資源を狙ってくるから
軍隊の整備を!自衛隊に軍事費をたっぷり出さないと、周辺国の軍隊が襲ってきて領土を奪われた後で軍事費を増やしても、遅い。
竹島だって、奪われたからって、取り返すのは
ほぼ無理でしょう。(無理でもずっと、奪われたことを世界中に訴えていかねば!)
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■「加瀬英明のコラム」メールマガジン
送信日 : 2012/09/10 (Mon)
題 名 : 間もなく始まる オイル・レボルーション
このところ、アメリカの専門家のあいだで、アメリカが「ニュー・ミドルイースト」(新しい中東)とか、サウジアラビアをもじって「サウジアメリカ」になると、言い囃されているが、「いま、世界で新しいオイル・レボルーション(石油革命)の幕が上りつつある」といわれる。
この石油革命は、アメリカによるものだけではない。世界的な石油、ガスの供給過剰時代が到来しつつあると、予見されている。
ハーバード大学ケネディスクールのレポートによれば、「全世界の石油(ガスも含む)生産量が、かつてなかったペースで伸びてゆき、2020年までに生産量が約20%増加して日産1億1千万バレルを超え、供給が需要を上回る可能性が高い」と、指摘している。
新しいオイル・ブームは、アメリカ、カナダ、イラク、ブラジルによってもたらされるといわれる。
このケネディ・スクールのレポートによれば、ごく近未来の2015年以後に、石油・ガスの供給が過剰になり、原油価格が大きく下落すると予見している。暴落する可能性すらあると、述べている。
オイル・レボルーションは、ナチュラル・ガス・レボルーション(天然ガス革命)とも呼ばれている。アメリカ経済を蘇生させる梃子となると期待されているが、シェール・ガスがその中心になる。
シェール(頁岩(けつがん))の厚い岩盤から、ハイドローリック・フラッキング(水圧破碎)とホリンゾンタル・ドリリング(水平掘削)を組み合わせた技術は、エネルギー技術の今世紀最大の革新といわれる。シェール鉱脈が豊富に存在しているうえに、コストも安い。
アメリカ国内のシェール・オイルの確認埋蔵量は、現在のアメリカの石油・ガスの消費の75年分に当たると、推定されている。
アメリカは「ガスの黄金時代」を迎えて、ほどなく世界最大の石油輸出国となると、予測されている。
そのために、アメリカ経済は短期的には低迷が続くものの、カムバックするという楽観が囁やかれるようになっている。安価なエネルギー・コストが追い風となって、製造業を国内に呼び戻すことにもなろうと、期待されている。
オバマ政権は発足すると、太陽光、風力などの再生可能な「グリーン・エネルギー」の開発と普及に力を入れて、助成する政策を鳴り物入りで打ち出して、「グリーン・ジョブ」を創出することを約束した。しかし、太陽熱パネルの大手メーカーだったソリンドラ社が倒産するなどして、失敗した。
化石燃料が、カムバックを演じる。オイル・レボルーションは、再生可能エネルギーの開発熱をさらに冷やすとみられる。
もっとも、天然ガスは石炭を燃やすのと較べて、大気汚染が半分以下だというものの、掘削に当たって細心の注意を払わないと、一酸化炭素なみに危険なメタンガスを、地下水に放出する危険があると、警告されている。
私はエネルギー問題の専門家ではないが、原油価格が暴落すれば、ロシアのプーチン体制と、サウジアラビアの王制が揺らぐことになるのではないかと思う。ロシアのプーチン独裁体制も、サウジアラビアにおける王家による専制政治も、高い原油価格に縋って、支えられてきた。
サウジアラビアも、“アラブの春”と呼ばれる民主化の影響を蒙っているが、王家がふんだんな石油収入を気前よくバラ散いて、2800万人の国民の不満を抑えてきた。全国民が冷房を使用しているために、サウジアラビア国内の石油消費量は、人口6800万人のドイツに均しい。
加瀬英明事務所
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