パン君は悪くないです。見知らぬ人がウロチョロしていて、ムカッ腹が立ったのだと思う。
時事通信 9月7日(金)11時1分配信
熊本県阿蘇市黒川の観光施設「阿蘇カドリー・ドミニオン」で、テレビ番組にも出演している雄のチンパンジー、パン君(10歳)が動物ショーの直後に女性研修生(20)にかみつき、頭部や顔、腰などにけがをさせていたことが7日、分かった。約40人の観客や他のスタッフにけがはなかった。
同施設によると、パン君は6日午後4時ごろ、トレーナーの宮沢厚さん(53)とこの日3回目のショーを終え、観客におじきをした直後に舞台の端にいた研修生に飛び付き、かみついた。研修生はドクターヘリで病院に搬送され、縫合治療を受けた。福岡市の専門学校生で、3日から2週間の予定で研修に来ていたという。
パン君は8年前からショーに出演、日本テレビ系の「天才! 志村どうぶつ園」にも出ているが、来年4月からの繁殖活動に向け、7月から同施設で引退公演を行っていた。公演は当面中止する。
<人気チンパンジー>「パンくん」かみつき、女性けが
毎日新聞 9月7日(金)11時47分配信
熊本県阿蘇市の動物園「阿蘇カドリー・ドミニオン」で、テレビ番組などで人気のチンパンジー「パンくん」(雄、10歳)が6日、園の女性研修生(20)にかみつき、けがをさせていたことが分かった。
同園によると、パンくんは、園内で1日3回開催されるショー「みやざわ劇場」にトレーナーの宮沢厚さん(53)らとともに出演。3回目のショーを終えた午後4時ごろ、舞台から観客席に向かっておじぎをした際、舞台脇にいた女性研修生に走り寄ってかみついたため、宮沢さんに引き離されたという。女性は足首や額、腰などをかまれたが、命に別条はないという。
女性研修生は福岡市の動物専門学校生で、研修のため3日から2週間の予定で園内の掃除や動物の餌作りなどをしていた。6日の事故当時は、観客が写真撮影しないよう舞台脇でチェック中だった。
パンくんは日本テレビ系列の動物番組「天才!志村どうぶつ園」にも出演。来年4月から繁殖準備に入るため、7月から「引退公演」としてショーを続けていた。同園は当面、ショーを中止する。同園は「こんなことは初めてで驚いている。原因も分からない」としている。【松田栄二郎】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120907-00000043-mai-soci
スポーツ報知 9月8日(土)8時2分配信
日本テレビ系のバラエティー番組「天才!志村どうぶつ園」(土曜・後7時)で人気のチンパンジー「パンくん」(10歳、雄)が熊本県阿蘇市の観光施設「阿蘇カドリー・ドミニオン」で女性研修生(20)を襲い、顔や腰にけがをさせていたことが7日、分かった。
施設によると、パンくんは6日午後4時頃、ショーを終え客席におじぎした直後、舞台袖にいた女性に飛びかかり、額や耳の裏、足首などにかみついた。女性は福岡市の専門学校生。今月3日から飼育管理の研修で訪れており、熊本市内の病院で縫合手術を受けた。2週間程度で退院できる見込み。事故が起こる直前までパンくんに変わった様子はなかったという。
パンくんは繁殖準備に入るため、来年4月までの予定で引退公演に出演していた。だが、ショーはパンくん以外の動物で15日からの再開が決定。パンくんの引退公演は事実上の打ち切りとなった。また、「―志村どうぶつ園」についても日本テレビは「詳細が判明するまでパンくんの出演部分の放送を見合わせる」としており、このまま番組から降板、“芸能界引退”の可能性も出てきた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120907-00000323-sph-soci
「天才!志村どうぶつ園」のパンくん、女性研修生襲う
熊本県阿蘇市の観光施設「阿蘇カドリー・ドミニオン」で、テレビにも出演する人気者のチンパンジー「パンくん」(10歳、雄)が女性研修生(20)を襲い、顔や腰にけがをさせたことが7日、分かった。
施設によると、パンくんは6日午後4時ごろ、ショーを終えて客席におじぎをした直後、舞台袖にいた研修生に飛び掛かり、顔や腰、足首にかみついた。研修生は熊本市内の病院に搬送され、縫合手術を受けた。研修生は福岡市の専門学校の生徒だという。
広報担当者は「襲った原因は不明だが、チンパンジーは大人に近づくと、雌への優位性を示そうと攻撃的になることがある」と話している。
施設によると、パンくんは2004年から日本テレビ系の「天才!志村どうぶつ園」に出演している。ショーにも04年から出ており、本格的な繁殖準備に入るため、来年4月までの予定で引退公演に出ていた。ショーは当面休止する。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20120907-OHT1T00160.htm
「パンくんはもっと早く引退すべきだった」 チンパンジーはもともと凶暴な動物だ
J-CASTニュース 9月7日(金)19時52分配信
「天才!志村どうぶつ園」(日本テレビ系)に出演している人気チンパンジーの「パンくん」が、動物園のスタッフに噛み付き、けがを負わせた。
「お利口なチンパンジー」として親しまれてきたパンくんだが、なぜこんな事になってしまったのだろうか。
■パンくん出演ショーは終了へ
パンくんを飼育している動物園「阿蘇カドリー・ドミニオン」(熊本県)によると、パンくんは2012年9月6日、15時から行われた「みやざわ劇場ショー」に出演した。ショーが終わった15時55分頃、トレーナーの宮沢厚さんと手をつないで舞台裏に戻ろうとしたが、手が離れてしまい、舞台袖で待機していた女性スタッフを襲ってしまった。このスタッフを含め周囲にいた人たちがパンくんを刺激するような行動をしたなどの事実はなく、「本当に突然の出来事」だったという。
ドクターヘリで熊本市内の病院に搬送されたスタッフは、額、腰、耳の後ろ、足首の4か所に切り傷を負っており、縫合手術を行った。1週間ほどで抜糸、2週間ほどで退院できる見込みとのことだ。スタッフは福岡市の動物専門学校から研修に来ていたという。
パンくんに何らかの処分を下すことは「全く考えていない」とのことだが、パンくんと宮沢さんが出演するショーはもう行わず、他の動物が出演するショーに切り替えるという。ただ、今後も「チンパンジー学習の森」という屋外施設で、普段のパンくんの姿は見られるそうだ。
パンくんは01年に宮崎市フェニックス動物園で誕生し、04年に阿蘇カドリー・ドミニオンにメスのチンパンジー「ポコちゃん」と共に移され、ショーに出演し始めた。「志村どうぶつ園」のレギュラーになったのもこの頃だ。箸やスプーンを上手に使って食事したり、カメラで写真を撮影したりと、人間に似た行動を取ることから「天才チンパンジー」として親しまれるようになった。12年にポコちゃんが性成熟を迎え、13年4月から繁殖に挑戦することとなったため、ショーの引退を発表。7月から「引退公演」が行われていた。
■6~7歳を超えるとなかなか感情を保てなくなる
パンくんはなぜ人を襲ってしまったのだろうか。サル類の総合的研究などを行う「財団法人 日本モンキーセンター」の加藤章園長に話を聞いてみた。
野生のチンパンジーは政令で猛獣として指定されるほど凶暴で、6~7歳を超えるとなかなか感情を保てなくなるという。海外のチンパンジー調教師は「ナインフィンガー」と呼ばれているが、これは「指が全部そろっている調教師はまれ」という意味だそうで、それだけチンパンジーを扱うのは危険ということなのだ。
チンパンジーは自分より強い相手か弱い相手かを判断して行動するので、今回噛み付いたスタッフを下に見たのだろうとのことだ。
チンパンジーの扱いに慣れていない研修生をパンくんと同じ土俵に上げるべきではなかった、と言っていた。
パンくんはすでに10歳で、阿蘇カドリー・ドミニオンの施設では扱うのは困難だったろう、もっと早く引退するべきだったと話していた。
ショーの出演はなくなるとのことだが、「志村どうぶつ園」のレギュラーはどうなるのだろうか。日本テレビに問い合わせたが、担当がいないということで確認できなかった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120907-00000008-jct-ent
研修生をパン君の側に置いて、パン君をイライラさせた人が悪い。