結局、IOCがメダルを剝奪しても兵役免除の特典は与えられるようだ。
落合信彦氏 五輪サッカー独島PRの幼稚さに哀しみ覚える
8月30日07時00分
提供:NEWSポストセブン
「日本に謝罪と反省は求めない」「天皇陛下の訪韓に(歴史問題が関係した)問題は特にない」
ほんの4年前に、李明博・韓国大統領が公式会見で発した言葉だ。それが政権末期で求心力が低下した途端に掌を返して竹島へ強行上陸し、天皇陛下訪韓の条件として謝罪を求める。そして韓国国民はそれに喝采を送る。この国は、「反日」以外に国民をまとめる方法を知らないのだろうか。残念ながら、同じレベルで冷静な議論ができる国とは到底思えない。品格なき暴走に、日本人はどう向き合うべきなのか、落合信彦氏が解説する。
* * *
ロンドン・オリンピックが閉幕した。世界中のテレビや新聞は約2週間にわたって自国選手の活躍を報じ続けた。だが、本来オリンピックは自国の選手だけを応援するためのものではない。
鍛え上げられた肉体や技の美しさは、観る者の心を動かす。古代ギリシャで行なわれたオリンピックでは競技者たちは皆、裸体で競い合ったとされる。観客は競技だけでなく、選手たちの美しい肉体を惜しみなく称賛したのだ。メダルはなく、勝者に与えられるのは栄光と名誉のシンボル、月桂冠だけ。また古代オリンピックでは、開催が近づくと都市国家間での戦争が休止された。
つまり、人種や国籍を超えて人間の素晴らしい肉体美とパフォーマンスに拍手を送るために、オリンピックは存在する。自国選手の戦績に一喜一憂するばかりでは、安易なナショナリズムの高揚にすぎない。
しかし、現代のオリンピックはそうした理想とはかけ離れたものになっている。今回の大会で言えば、終盤になって悲しむべき出来事があった。男子サッカーの3位決定戦で日本に勝利した韓国の選手・朴鍾佑(パク・ジョンウ)が、島根県の竹島について「独島はわれわれの領土」と書かれたボードを掲げ、フィールドを駆け回った件だ。
その後、韓国チームメンバーがフィールド上に広げていた巨大な韓国国旗の上にそのボードが置かれた。韓国の選手はオリンピックの試合会場にこの問題を持ち込めば、世界中の注目を集められると思ったのであろう。そんなオリンピック精神に反するメンタリティの国は、次の五輪の出場資格を剝奪されてもいいくらいだと思う。
しかも、この愚行の後に韓国国内ではボードを掲げた選手がメダル獲得とセットになっていた兵役免除を手にできるかで盛り上がったという。
8月30日07時00分
提供:NEWSポストセブン
「日本に謝罪と反省は求めない」「天皇陛下の訪韓に(歴史問題が関係した)問題は特にない」
ほんの4年前に、李明博・韓国大統領が公式会見で発した言葉だ。それが政権末期で求心力が低下した途端に掌を返して竹島へ強行上陸し、天皇陛下訪韓の条件として謝罪を求める。そして韓国国民はそれに喝采を送る。この国は、「反日」以外に国民をまとめる方法を知らないのだろうか。残念ながら、同じレベルで冷静な議論ができる国とは到底思えない。品格なき暴走に、日本人はどう向き合うべきなのか、落合信彦氏が解説する。
* * *
ロンドン・オリンピックが閉幕した。世界中のテレビや新聞は約2週間にわたって自国選手の活躍を報じ続けた。だが、本来オリンピックは自国の選手だけを応援するためのものではない。
鍛え上げられた肉体や技の美しさは、観る者の心を動かす。古代ギリシャで行なわれたオリンピックでは競技者たちは皆、裸体で競い合ったとされる。観客は競技だけでなく、選手たちの美しい肉体を惜しみなく称賛したのだ。メダルはなく、勝者に与えられるのは栄光と名誉のシンボル、月桂冠だけ。また古代オリンピックでは、開催が近づくと都市国家間での戦争が休止された。
つまり、人種や国籍を超えて人間の素晴らしい肉体美とパフォーマンスに拍手を送るために、オリンピックは存在する。自国選手の戦績に一喜一憂するばかりでは、安易なナショナリズムの高揚にすぎない。
しかし、現代のオリンピックはそうした理想とはかけ離れたものになっている。今回の大会で言えば、終盤になって悲しむべき出来事があった。男子サッカーの3位決定戦で日本に勝利した韓国の選手・朴鍾佑(パク・ジョンウ)が、島根県の竹島について「独島はわれわれの領土」と書かれたボードを掲げ、フィールドを駆け回った件だ。
その後、韓国チームメンバーがフィールド上に広げていた巨大な韓国国旗の上にそのボードが置かれた。韓国の選手はオリンピックの試合会場にこの問題を持ち込めば、世界中の注目を集められると思ったのであろう。そんなオリンピック精神に反するメンタリティの国は、次の五輪の出場資格を剝奪されてもいいくらいだと思う。
しかも、この愚行の後に韓国国内ではボードを掲げた選手がメダル獲得とセットになっていた兵役免除を手にできるかで盛り上がったという。
結局、IOCがメダルを剝奪しても兵役免除の特典は与えられるようだ。
オリンピックを穢した恥ずべき行為は脇に置いて、“ご褒美”が与えられたのである。私は怒りよりもむしろ、彼の国と国民のあまりの幼稚さに哀しみを覚えた。
※SAPIO2012年9月19日号
※SAPIO2012年9月19日号
竹島問題の共同付託、韓国が日本に拒否文書
読売新聞8月30日(木)11時50分配信
【ソウル=中川孝之】韓国外交通商省は30日、ソウル駐在の日本大使館員を呼び出し、島根県竹島の領有権問題について日韓両国で国際司法裁判所(ICJ)に共同付託することを求めた日本側の提案を正式に拒否する内容の文書を手渡した。
日本政府はただちに単独提訴の準備に入る方針だ。野田首相は「法と正義に照らして、決着をつけるのが王道だ」としており、あくまで国際司法の場での裁定を求めていく。
外交通商省関係者によると、文書で韓国政府は「独島(竹島の韓国名)は明らかに大韓民国固有の領土であり、領土紛争自体が存在しない」と主張し、ICJへの提訴は「一顧の価値もない」と指摘している。日本政府が共同付託と合わせて提案した、日韓間の紛争解決に関する交換公文に基づく調停も、同様の理由で拒否した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120830-00000533-yom-int
日本の島と海を
武力で奪ったという記憶は残っているらしい。
国際司法裁判所なんて、何の役にも立たない機関だが
それでも、日本の領土と領海を韓国が武力で奪っていったという
事実が、世界の人々に知らされることになるから、今年だけでなく、
毎年、単独提訴したらいいと思います。