どれほど危機的な状況なのか分かっていない人
装置落下の復旧完了=もんじゅ、費用21億円―原子力機構
時事通信 8月8日(水)19時58分配信
福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で2010年、燃料交換用の装置が原子炉内に落下したトラブルで、日本原子力研究開発機構は8日、新たに製作した装置が正常に動くことを確認し、トラブル前の状態に復旧したと県や敦賀市に報告した。
もんじゅでは10年8月、燃料交換に使う炉内中継装置(長さ12メートル、重さ3.3トン)が撤去作業中に落下。装置は衝撃で変形し、原子炉容器の上ぶたに引っ掛かって抜けなくなった。
原子力機構は昨年6月、装置を回収。経済産業省原子力安全・保安院の検査を受け、新たな装置で正常に燃料が交換できることを確認した。
中継装置の回収や新規製作などに21億円かかったという。原子力機構はトラブルの責任を問い、鈴木篤之理事長ら役員4人は給与の10%を1カ月間返納、もんじゅの近藤悟所長は厳重注意の処分とした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120808-00000130-jij-soci
海水注入「もったいない」=東電本社、廃炉恐れ―吉田所長は反論・福島原発事故
時事通信 8月8日(水)17時40分配信
東京電力福島第1原発事故直後の昨年3月13日、危機的状況にあった2号機原子炉を冷却するため海水注入を準備していた同原発の吉田昌郎所長(当時)に対し、本社側が「材料が腐っちゃったりしてもったいない」などと指摘していたことが8日、東電が公開したテレビ会議の映像で分かった。
圧力容器などが海水の塩分で腐食し、廃炉になるのを恐れたとみられる。東電は6月に公表した社内調査の最終報告で「本店対策本部を含め、事故収束に向けた対応をしていた」として、海水注入をためらったとの見方を否定していた。
映像によると、13日夜、東電本社で復旧計画の策定を担当する復旧班の人物から「海水からいきなりやるふうに聞こえていて」と疑問の声が上がった。肩書や名前は明らかにされていないが、この人物は「こちらの勝手な考えだと、いきなり海水っていうのはそのまま材料が腐っちゃったりしてもったいないので、なるべく粘って真水を待つという選択肢もあると理解していいでしょうか」と尋ねた。
これに対し、吉田所長は「今から真水というのはないんです。時間が遅れます、また」と強調。「真水でやっといた方が、塩にやられないから後で使えるということでしょ」と問い返した。
さらに吉田所長は「今みたいに(冷却水の)供給量が圧倒的に多量必要な時に、真水にこだわっているとえらい大変なんですよ。海水でいかざるを得ないと考えている」と断言した。
復旧班の人物は「現段階のことは了解しました」と了承したが、この後も復旧班から「いかにももったいないなという感じがするんですけどもね」と苦笑交じりの声が漏れた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120808-00000101-jij-soci
時事通信 8月8日(水)19時58分配信
福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で2010年、燃料交換用の装置が原子炉内に落下したトラブルで、日本原子力研究開発機構は8日、新たに製作した装置が正常に動くことを確認し、トラブル前の状態に復旧したと県や敦賀市に報告した。
もんじゅでは10年8月、燃料交換に使う炉内中継装置(長さ12メートル、重さ3.3トン)が撤去作業中に落下。装置は衝撃で変形し、原子炉容器の上ぶたに引っ掛かって抜けなくなった。
原子力機構は昨年6月、装置を回収。経済産業省原子力安全・保安院の検査を受け、新たな装置で正常に燃料が交換できることを確認した。
中継装置の回収や新規製作などに21億円かかったという。原子力機構はトラブルの責任を問い、鈴木篤之理事長ら役員4人は給与の10%を1カ月間返納、もんじゅの近藤悟所長は厳重注意の処分とした。
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海水注入「もったいない」=東電本社、廃炉恐れ―吉田所長は反論・福島原発事故
時事通信 8月8日(水)17時40分配信
東京電力福島第1原発事故直後の昨年3月13日、危機的状況にあった2号機原子炉を冷却するため海水注入を準備していた同原発の吉田昌郎所長(当時)に対し、本社側が「材料が腐っちゃったりしてもったいない」などと指摘していたことが8日、東電が公開したテレビ会議の映像で分かった。
圧力容器などが海水の塩分で腐食し、廃炉になるのを恐れたとみられる。東電は6月に公表した社内調査の最終報告で「本店対策本部を含め、事故収束に向けた対応をしていた」として、海水注入をためらったとの見方を否定していた。
映像によると、13日夜、東電本社で復旧計画の策定を担当する復旧班の人物から「海水からいきなりやるふうに聞こえていて」と疑問の声が上がった。肩書や名前は明らかにされていないが、この人物は「こちらの勝手な考えだと、いきなり海水っていうのはそのまま材料が腐っちゃったりしてもったいないので、なるべく粘って真水を待つという選択肢もあると理解していいでしょうか」と尋ねた。
これに対し、吉田所長は「今から真水というのはないんです。時間が遅れます、また」と強調。「真水でやっといた方が、塩にやられないから後で使えるということでしょ」と問い返した。
さらに吉田所長は「今みたいに(冷却水の)供給量が圧倒的に多量必要な時に、真水にこだわっているとえらい大変なんですよ。海水でいかざるを得ないと考えている」と断言した。
復旧班の人物は「現段階のことは了解しました」と了承したが、この後も復旧班から「いかにももったいないなという感じがするんですけどもね」と苦笑交じりの声が漏れた。
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吉田所長がいなければ、
もっと、日本は酷いことになっていたんだと思う。
当時、テレビのニュースに出ていた原爆関係の専門家でも
「本当は海水を入れるのはまずいんです。
廃炉になりますから
もったいないです。」と言っていましたよ。
どれほど危機的な状況なのか
分かっていない人は経済的な観念からしか
意見が言えないんです。
そんなもんです。