海老沼の技は有効ではなかったにしても、考慮に入れるべきものだ
誰が見ても、海老沼選手の価値でしょう。
韓国は攻めのポーズだけで、なんにもできていなかったのだから。
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ジュリーの判断で覆った旗判定 「柔道精神守るため」 柔道
(産経新聞)2012/7/30 5:31
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海老沼負けの判定に大ブーイングが起き、まさかの判定やりなおし=29日、エクセル(写真:産経新聞)
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柔道男子66キロ級の準々決勝で、海老沼とチョ・ジュンホの試合で下された旗判定が、試合場全体の審判を統括するジュリー(審判委員)の判断で、覆される前代未聞の事態があった。
問題のシーンは海老沼-チョ戦の終了直後。海老沼は延長戦の1分過ぎ、一度は有効と判定され取り消される小内刈りを放っていた。その後は一進一退で時間が切れ、旗判定に委ねられた。主審と2人の副審は青のチョを支持。3-0で一度はチョに勝ちが告げられた。
ところが、バルコス大会審判委員長が3人の審判を呼び集め、判定のやり直しを指示。再び行われた旗判定は3-0で白の海老沼を支持する異例の逆転裁定となった。
試合後、バルコス委員長は「我々の責任は柔道精神を維持すること。真の勝者が勝者として畳を降りる状況を作った」と説明した。
国際柔道連盟(IJF)は北京五輪後のルール改正で、ジュリーが最新の映像監視システムで全試合場の判定の正誤を指摘するシステムを導入。一本、技ありなど技の効果の判定は審判に決定権があるが、明らかな誤審が認められた場合は、ジュリーのアドバイスで訂正されるケースが増えた。
この試合、一度は「有効」と判定された海老沼の技以外に大きな判断材料がなく、試合場に配置された3人のジュリーはいずれも「白(海老沼)の勝ちは疑う余地がない」と判断。バルコス委員長の最終決断で、主審と2人の副審に「旗判定を覆すよう指示した」という。
バルコス委員長は「(判定を覆したのは)柔道精神の問題。どの国とどの国の対戦かは問題じゃない。われわれにヒューマンエラーはつきものだが」と話した。
一方で、日本の柔道関係者は「ジュリーが前に出すぎて、主審と副審が主体的な判断をできないケースが目立つ。審判のレベルの低下につながる恐れがある」と現行のシステムに警鐘を鳴らす。
今大会には、IJFのライセンスを持つ国際審判25人が世界各地から集められ、コンピューターによる抽選で試合が割り振られるシステムになっている。(森田景史)
【関連記事】
http://london.yahoo.co.jp/news/detail/20120730-00000532-san
(産経新聞)2012/7/30 5:31
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海老沼負けの判定に大ブーイングが起き、まさかの判定やりなおし=29日、エクセル(写真:産経新聞)
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柔道男子66キロ級の準々決勝で、海老沼とチョ・ジュンホの試合で下された旗判定が、試合場全体の審判を統括するジュリー(審判委員)の判断で、覆される前代未聞の事態があった。
問題のシーンは海老沼-チョ戦の終了直後。海老沼は延長戦の1分過ぎ、一度は有効と判定され取り消される小内刈りを放っていた。その後は一進一退で時間が切れ、旗判定に委ねられた。主審と2人の副審は青のチョを支持。3-0で一度はチョに勝ちが告げられた。
ところが、バルコス大会審判委員長が3人の審判を呼び集め、判定のやり直しを指示。再び行われた旗判定は3-0で白の海老沼を支持する異例の逆転裁定となった。
試合後、バルコス委員長は「我々の責任は柔道精神を維持すること。真の勝者が勝者として畳を降りる状況を作った」と説明した。
国際柔道連盟(IJF)は北京五輪後のルール改正で、ジュリーが最新の映像監視システムで全試合場の判定の正誤を指摘するシステムを導入。一本、技ありなど技の効果の判定は審判に決定権があるが、明らかな誤審が認められた場合は、ジュリーのアドバイスで訂正されるケースが増えた。
この試合、一度は「有効」と判定された海老沼の技以外に大きな判断材料がなく、試合場に配置された3人のジュリーはいずれも「白(海老沼)の勝ちは疑う余地がない」と判断。バルコス委員長の最終決断で、主審と2人の副審に「旗判定を覆すよう指示した」という。
バルコス委員長は「(判定を覆したのは)柔道精神の問題。どの国とどの国の対戦かは問題じゃない。われわれにヒューマンエラーはつきものだが」と話した。
一方で、日本の柔道関係者は「ジュリーが前に出すぎて、主審と副審が主体的な判断をできないケースが目立つ。審判のレベルの低下につながる恐れがある」と現行のシステムに警鐘を鳴らす。
今大会には、IJFのライセンスを持つ国際審判25人が世界各地から集められ、コンピューターによる抽選で試合が割り振られるシステムになっている。(森田景史)
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http://london.yahoo.co.jp/news/detail/20120730-00000532-san
韓国の応援団激高 覆った旗判定、海老沼勝利 会場内騒然 柔道 ロンドン五輪
(産経新聞)2012/7/30 8:22
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柔道男子66キロ級準々決勝 一度は青旗が上がり、海老沼が負けの判定が出たが(写真(上))、協議のあと一転して全員が白旗を挙げた(写真(下))=29日、エクセル(門井聡撮影)(写真:産経新聞)
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ロンドン五輪第3日(29日)いったん上がった3本の青旗。しかし協議後に3人の審判が掲げた旗は数分前と正反対の白3本だった。異例の旗判定やり直しで海老沼匡の勝利となった男子66キロ級の準々決勝。対戦相手の韓国、チョ準好(チョ・ジュンホ)(23)の応援団は激高、海老沼の応援団は日の丸を振り、会場は騒然となった。
海老沼は積極的に攻めたが延長戦にもつれ込み、勝敗は判定に。チョの勝利を示す青い旗が上がると、何度も周囲を見回し、信じられないという表情。海老沼のコーチは「なぜ」と両手を広げた。2000年のシドニー五輪で、誤審によって敗退した経験を持つ柔道男子の篠原信一監督(39)もスタンドから眉間にしわを寄せ、大声で判定の再考を求めた。観客のブーイングが広がる。主審と副審2人が審判委員に呼び寄せられ、協議を続けた。
数分後、逆転の白い3本の旗が上がった。観客席で見守った母親の道子さん(52)は、判定が覆ると手をたたいて笑顔に。今度は韓国側からブーイングが起き、チョとコーチは呆然(ぼうぜん)と立ちつくした。
審判委員制度に詳しい国士舘中学・高校柔道部の川野一成総監督(68)は「これほどまでに判定が覆るのは異例中の異例だ。国際試合での審判技術の未熟さを痛感した」と話した。 http://london.yahoo.co.jp/news/detail/20120730-00000540-san
2012.7.30 06:53
“海老沼判定”「最終的に正しい判断」IJF
男子66キロ級準々決勝、最初の旗判定では青3本で海老沼の負け。会場の大ブーイングの中、審判委員が再検討を求め、判定は白3本に覆った(撮影・門井聡)【拡大】
国際柔道連盟(IJF)は29日、男子66キロ級準々決勝の海老沼匡(パーク24)-●(=恵の心を日に)準好(韓国)で、主審と副審の3人による判定を畳の外の審判委員が覆した件について「最終的に正しい判定だった」との声明を発表した。映像によって試合の勝敗が変わるのは今回が初めてという。
延長の途中で主審が有効と判断した海老沼の技を、映像を見て「有効のレベルにはない」と取り消し、その結果もつれこんだ旗判定では、●(=恵の心を日に)の優勢と判断した主審と副審2人に「海老沼の技は有効ではなかったにしても、考慮に入れるべきものだ」と説明し翻意させた。IJFは「審判は大変な重圧を受けている。ビデオ判定システムはその大きな助けだ」としている。(共同)