韓国は国境地帯の延辺朝鮮族自治州など「本来は韓民族の領土」と思っている。 | 日本のお姉さん

韓国は国境地帯の延辺朝鮮族自治州など「本来は韓民族の領土」と思っている。

韓国 中国との国境地帯の一つを「本来は韓民族の領土」と思う
7月11日07時00分
提供:NEWSポストセブン
 日本と韓国には竹島の問題があるが、韓国と中国の間にも領土問題は存在する。韓国に詳しい産経新聞ソウル駐在特別記者・黒田勝弘氏がレポートする。
 * * *
 韓中間には2つの領土問題がある。1つは南部の済州島沖約150kmにある海中岩礁「離於島」をめぐる争い。もう1つは中朝国境地帯の古代史をめぐる“歴史紛争”だ。

 前者は東シナ海での経済水域の取り合いだが、韓国はすでに2003年に海洋基地を設け自己主張してきた。これに対し中国はこの海洋基地の「法的効力」を否定。付近海上での韓国側の作業に中止を要求している。

 後者に関しては、韓国は古代国家の高句麗や渤海のルーツを韓民族とし、その支配領域に“郷愁”を抱いてきた。しかし近年、中国は高句麗や渤海の歴史を「中国の地方史」と位置付け、中国支配圏に囲い込みを始めた。最も新しい動きである「万里の長城」の距離延長もそうだ。

 最近の発表では長城の距離は東西に倍以上に拡大している。これだと中朝国境地帯や朝鮮半島まで長城の南となり、中国支配圏に組み込まれたも同然である。

 両国がこの地域の歴史にこだわるのは、問題が領土紛争含みだからだ。韓国は国境地帯の延辺朝鮮族自治州など「本来は韓民族の領土」と思っている。この地を中国領にした19世紀末、日清戦争後の日本と清の「間島協約」は無効、と今も叫んでいる。

 チベットやウイグル、モンゴル族など少数民族問題で頭の痛い中国は、この地に対する韓国の民族的郷愁を極度に警戒している。

 ただ韓国は、尖閣問題をめぐる日本の“領土熱気”が韓国つまり竹島問題に向かうことを恐れている。とくにマスコミは石原都知事に対しては「うさんくさい極右煽動政治家」などと終始、全面否定で警戒が強い。

 その結果、「独島問題で必要以上に日本の右翼を刺激し、彼らの立場を有利にしてしまうわれわれの行動も注意しなければならない」という論評が出ている(左派系「ハンギョレ新聞」5月11日付)。

 珍しく自らの過剰な“独島民族主義”への反省である。これも石原効果か? 韓国では今や「石原―橋下」が日本を動かす最大の関心人物になりつつある。

※SAPIO2012年7月18日号
http://news.ameba.jp/20120711-101/


日本と中国・韓国・ロシア 領土問題の真実をひもといた本
2011.09.01 16:00

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【書評】『歴史でたどる領土問題の真実 中韓露にどこまで言えるのか』(保阪正康/朝日新書/777円)
 * * *
 ロシアとの北方四島、韓国との竹島、中国との尖閣諸島の領土問題を、日本の戦前から明治期以前にまで遡り、様々な資料をもとに歴史をひもときながら論じた一冊。
 近代日本の領土の変遷、各国との関係など、領土を語るには多くの背景を知る必要がある。
※週刊ポスト2011年9月9日号



歴史でたどる領土問題の真実 中韓露にどこまで言えるのか (朝日新
http://www.news-postseven.com/archives/20110901_29781.html

参考になったカスタマーレビュー
国民的な関心の持続を 2011/8/16
By 118M

ロシアとの間の北方領土、韓国との間の竹島、
中国との間の尖閣諸島について論じている。

特に北方領土についての言及は奥深い。
歴史的な観点からはやはり北方領土は
日本に帰属することは
戦争直後の彼らの占領手続きの面、
ロシアの言い分にも論理矛盾が多いことから
間違いなさそうだと本書を読んで
改めて感じたのである。

また竹島、尖閣に関しては
「歴史的な観点」からは、中韓が批判的な
明治の大日本帝国時代の日本編入にあたっての
外交手続にその根拠を求めることになっている点が
彼らの偏狭的ナショナリズムを煽ってしまい、
中韓の主張は「古代の歴史」から自然発生的な
国境議論を持ち出すような
冷静さを欠いた議論になってしまう。

国境策定そのものが外交的手続きを踏まえた
「近代国家」としての成立の歴史であることから、
その外交手続きの有効性についてのみを
論理的に議論することができないものなのか。
そもそも自然発生的な国境というものは
この世の中にはないのである。

いずれにしても、北方領土と竹島の
実効支配を認めずに領土問題が存在することを、
日本の国民的な関心事にし続けていき
論理的主張を粘り強く解決まで言い続けて
外交交渉のテーブルに乗せることが大切なのだと著者はいう。

また著者は管首相が震災直後に福島県に
中国や韓国の首脳を安易に招いたことを
外交的な「借り」をつくったとして批判的に捉えている。

日本の首脳からして忘れてますといわんばりに
中韓に足元を見られるようなことをして
ずるずると領土問題とその論理的なクールな説明が
国民の関心事でなくなってしまうこと自体が
戦後66年経った今、とても怖いことなのである。

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