子宮頸癌(しきゅうけいがん、Cervical cancer)は、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感
性感染症のHPV 潜伏期間が2.8か月と長く感染源特定が難しい
7月13日16時01分
提供:NEWSポストセブン
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で男女とも性器や肛門の周囲にイボができる病気だ。男女合わせ年間約10万人が感染するといわれ、症状は男性が主に亀頭や冠状溝や尿道、陰のう、肛門など、女性は外陰部と子宮口や粘膜などに、乳頭状やトサカ状のイボができる。
大きさは1~3ミリ前後で次第に範囲が広がる。大きな自覚症状はないが、痛みやかゆみを訴えることもある。
HPVは性感染症で、皮膚や粘膜にある小さな傷から侵入して感染する。潜伏期間は平均2.8か月と長く、いつ発症したのか自覚がなく感染源特定が難しいことが多い。
治療は2007年にイミキモド5%クリームが保険適用になり、現在は第一選択になっている。使用法はイミキモド250ミリグラムを患部に塗布し、6~10時間後に水か温水で洗い流す。これを1週間に3回、最長16週(4か月)行なう。
約80%で赤くなったり、ただれる皮膚反応が起こり、治療をやめるケースも多い。イボが消えてもウイルスが残っている可能性があり、3か月間再発しないことを確認して完治になる。他に凍結療法、電気焼灼療法、炭酸ガスレーザーなど外科的治療があり、患者の希望や症状を見ながら、最適な方法を組み合わせ治療する。
「イミキモド5%は再発率が低いのですが、治療に長い時間がかかるため治療意欲が低下、不安になる方が多いのが問題です。諦めず継続できるよう医師と協力して治療するのが重要です」(宮本町中央診療所・神奈川県川崎市の尾上泰彦院長)
(取材・構成/岩城レイ子)
※週刊ポスト2012年7月20・27日号
http://news.ameba.jp/20120713-348/
子宮頸癌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(子宮頚癌から転送)
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子宮頸癌(しきゅうけいがん、Cervical cancer)は、子宮頸部と呼ばれる子宮の出口より発生する癌。ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染によって発症する性行為感染症。
ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)によって引き起こされる他の疾患としては、尖圭コンジローマ、疣贅があるが、癌がウイルスから創られるというのは、近年の医学的な大発見である。
概要 [編集]
子宮頸癌は、ほぼ100%ヒトパピローマウイルス (HPV) の長期間の感染による発症である。
以下、特に断りのないかぎり本記事では子宮頸部扁平上皮癌について述べる。
子宮頸癌の最大の特徴は、原因がはっきりしている為、予防可能な癌であるという点である。
これは異形成(子宮頸癌になる前の病変)が発見可能なためであり、定期的な子宮頸癌検診により、異形成の段階で発見・治療することにより癌の発症を未然に防ぐことができる。
その為、性経験のあるすべての女性に年に一度の子宮癌検査が勧められており、欧米ではほとんどの女性が毎年子宮癌検査を進んで受診している。しかし日本では子宮頸癌に対する情報や検査を促す広告が大々的にされているにも関わらず、子宮癌検査の受診率は約2割前後と、とても低い割合にあり、先進国でありながら一向に改善しない現状となっている。 近年、性交開始年齢の低年齢化などにより、20代にも子宮頸癌が増加している傾向がある[1]。
HPVは性交経験のある女性の全てに感染の可能性があるが、妊娠回数や出産回数が多い女性、不特定多数の性行為などは、子宮頸癌のリスクを上げる危険性があり、要注意が必要である。
とは言え一度しか性行為の経験が無い女性や、出産、妊娠経験が無い女性にも子宮頸癌のリスクは充分ある為、性交経験のある女性全てに注意が必要である。
疫学 [編集]
2004年における10万人毎の子宮頸癌による死亡者数(年齢標準化済み)[2]
日本の子宮癌の罹患者数は2005年のデータで年間17,476人(子宮頸癌:8,474人、子宮体癌:8,189人、どちらか不明な癌:813人)と報告されている(上皮内癌を除く)。
年齢別にみた子宮頸癌罹患率は、20歳代後半から40歳前後まで増加した後、横ばいになる。
近年の日本の子宮癌罹患者数の推移では、39歳以下での罹患者数の増加が認められる。
なお子宮体癌の大部分は40歳以降に発生し、39歳以下の子宮癌のほとんどは子宮頸癌である。また39歳以下では、子宮頸癌は乳癌の次に罹患率が高い。[3]
日本の子宮癌による死亡数は2008年のデータで年間5,709人(子宮頸癌:2,486人、子宮体癌:1,720人、どちらか不明な癌:1,503人)と報告されている。年齢別では30歳代後半からの死亡率の増加が認められる。[3]
病因 [編集]
子宮頸部扁平上皮癌はヒトパピローマウイルス (HPV) というウイルス感染が原因で引き起こされる。HPV には100以上もの種類があり、皮膚感染型と粘膜感染型の2種類に大別される。子宮頸癌は粘膜感染型 HPV の中でも高リスク型 HPV と呼ばれている性交渉によって感染する一部の HPV が長期間感染することによって引き起こされる。
HPV 感染の大半は2年以内に自然消失するが、約10%の人では感染が長期化(持続感染化)する。
HPV が持続感染化するとその一部で子宮頸部の細胞に異常(異形成)を生じ、さらに平均で10年以上の歳月の後、ごく一部(感染者の1%以下)が異形成から子宮頸癌に進行する。
組織型 [編集]
ほとんどが子宮頸部に生ずる扁平上皮癌である。粘液腺癌(頸管円柱上皮由来)扁平上皮癌以外で比較的多い。類内膜腺癌、漿液性腺癌、腺扁平上皮癌、粘表皮癌、すりガラス様細胞癌、腺様嚢胞癌などがある。
分類 [編集]
FIGO分類とTNM分類の2種類がある。日本ではFIGO分類にTNM分類を併記する形式がとられている。以下はFIGO分類である。
みんなが不特定多数の人と性行為を行って
ウィルスのうつしあいをしなければ
不妊になる可能性のある予防注射などしなくてもよいのだ。
テレビで予防注射をしなければ女性が子宮経口ガンで大勢死んでしまうなどと受け止められかねないような宣伝するのは、おかしい。日本人女性が子宮経口ガンで死ぬよりも、不妊になる可能性の方が高いのではないかとわたしは思う。予防注射よりも乱れた性生活を改めるように青少年を指導した方がいいのではないか。