「実はこのとき思いがけず、メタンハイドレートも発見されていた」 | 日本のお姉さん

「実はこのとき思いがけず、メタンハイドレートも発見されていた」

★新潟県沖に「大規模油田」報道の裏側???
全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
(●「パラレルワールド?」
詳細は【編集後記】で!)
私は、一日中ではないにしろ、しょっちゅう「日本の自立」について考えています。

それで、どんなときうれしいかというと、「おお!これで日本は自立にむかう!」というニュースや話をきいたときです。

最近、それこそ、「小躍りするほど」喜んだニュースはこれ。


<新潟県沖に大規模油田か、来春にも試掘

読売新聞 6月18日(月)14時31分配信

 経済産業省は18日、新潟県沖で油田・天然ガス田の商業開発に
向けて試掘に入ると発表した。

 来年4月にも掘削を開始し、埋蔵量を3年かけて調査する。地質
調査の結果では国内最大の油田・ガス田となる可能性もある。

 試掘地点は、新潟県の佐渡島から南西約30キロの水深約100
0メートルの海底。

2003年に周辺海域で試掘した際、少量の石油やガスの産出が
確認されていた。

 経産省資源エネルギー庁は、08年に導入した3次元物理探査船
を使用して地層構造を精密に分析した結果、海底から2700メート
ル下にある地層のうち、約135平方キロに及ぶ範囲で石油や天然
ガスの埋蔵の可能性があるとのデータを得た。

面積はJR山手線内の約2倍に相当し、同庁は「面積では海外の
大規模油田に匹敵する」としている。

 政府は09年、「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」を策定し、
日本の排他的経済水域(EEZ)内の資源開発に本腰を入れた。

日本近海の11か所で3次元調査を進めたところ、新潟県沖が最
も有望と判断した。

試掘の結果が良好なら、同計画の第1号として17年の商業化を
目指す。>


どうですか、これ?

皆さんも、ワクワクしませんか?

私もこれ読んで、本当にうれしくなったのです。


そもそも、日本が、アメリカ、イギリス、ソ連、中国を敵にまわして
戦争に突き進んでいったのは、資源がなかったからです。

「ABCD包囲網」で石油が買えなくなっていた。


いまだって状況は変わっていません。

日本がまたアメリカとケンカした。

アメリカは、日本に中東から原油が一滴も入らないようにすること
ができます。

だから、私は「日本の自立」について語るとき、

「自虐史観から脱却する」とか「核武装する」だけでは、成し遂げ
られないといっています。

核があっても、原油・ガス・ウランをとめられたら、どうしようもな
い。

「エネルギーの自立」(エネルギー自給率を100%にする)

を目指す必要があるのですね。


と思ってたら、「新潟県沖に大規模な油田・ガス田」のニュース。

当然メチャクチャ喜んだのです。

ところが、青山繁晴先生は、この報道について全然違う見方をされ
ておられるのですね。

驚きました。

ちなみに、今回の話、こちらの話のつづきになります。

まだ読まれていない方は、まずこちらから。


http://archive.mag2.com/0000012950/20120613120330000.html
2012/06/13


★日本が【超エネルギー大国】になるのを邪魔する勢力とは?

▼日本の希望
以下、
<6/20放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”>から。

テキストは、以下のページから転載させていただきました。

http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1212.html


(ありがとうございます!)

最初は、「復習」ですね。
メタンハイドレートってなんだ?
調査はどうなっているんだ?

【転載ここから▼】

山本浩之

「さて、えー、それではこのあとは、青山さんの“ニュースDEズバ
リ”のコーナーに移りたいと思います。今日は?」

青山繁晴

「はい。

あの、先週、まあ、近年ていうか最近には珍しく希望の話を語るこ
とができました。

えー、日本海で、私たちの祖国を資源大国にする可能性十分ある、
メタンハイドレート、見つける調査ができましたって話をしましたら、
あの、ま、この番組にもたくさん反響いただいてるようですけれども、
テレビ局にも。

僕のところにも、メールとかブログへの書き込みで、あの、本当に
胸が明るくなったという、あの、お便りがですね、あの、メールやそ
の他でのお便りがたくさん来て、みんながどれほど希望に飢えて
るのか、希望への渇望というものを、すごく感じたんですけど。

ところが、希望が決して打ち砕かれたわけじゃないんだけども、実
は今日に至るまでの間に、えーっ?とびっくりするような、思いが
けない出来事もありました。

今日はその話をお話ししたいんですが、キーワードはこれです(フ
リップ出す)」



山本浩之

「『奇っ怪な壁』」



青山繁晴

「うーん。

まあ壁が立ち現れるのはもう、この10数年、慣れっこなので、あ
の、まあ、いくつ出てこようがいいんですが、今回はまことに奇
っ怪な壁が、しかも日本国政府から立ち上がったんじゃないかと
いうことを、このあと具体的に皆さんと一緒に見ていきたいと思
います」



山本浩之

「ほんとに先週のこのコーナーでの、メタンハイドレートについ
ての青山さんの報告というのは私たちにこう希望を抱かしてく
れる、明るい話だったんですけども、それに、奇っ怪な壁が、
しかも日本政府から立ち上がったってのは穏やかじゃないで
すよね。

さっそく解説お願いしたいと思います」



青山繁晴

「はい。

皆さんもう、この番組見て下さってる方は、この新資源メタンハイ
ドレートって聞いたことないって方はおそらく、あんまりいらっしゃ
らないと思うんですけど、

ま、一言だけ申しておけば、この真ん中に映ってるの、これ実物
です。

えー、メタンっていうのは天然ガスの主な成分です。

それが、こういう海の底にあると、こういうシャーベット、氷になっ
てます。

で、そこに火を近づけただけでこうやってボッと燃える。

そしてこれは、今まで資源のあった国にはなくて、日本のように、
地震に苦しんできた、今まで資源がなかった国にあるという、神
様のいたずらのような資源。

そして、日本には太平洋と日本海両方ありますが、太平洋の方
は、こういう形ではないんです。

海底深くに砂と混じり合って、存在してる。

でも、いつかは実用化できますが、日本海の方はこれが本当に、
これ日本海ですけど、海の底にあるから、取り出したら使えると。

ところが日本政府は自民党政権時代から、つまり政権交代あっ
てもなくても関係なく、この国の官僚と、それと癒着した一部の学
者たちは、その、採りにくい太平洋側ばっかりやってきて、やりや
すい日本海の方は隠そう隠そうとしてきたんです。

だから、それに苦しんだ挙げ句私たちは、この6月に、新しい試み
を2つ始めました。

それがこれですね」



村西利恵

「先週もお伝えしましたが、今月に入って青山さんは、2つのメタ
ンハイドレートの調査を行われました」



青山繁晴

「はい。

えー、まず最初は、政府がそうであるならば、自治体と連携しまし
ょうと。

そして特に兵庫県は、これ見てお分かりの通り、日本海と太平洋
側、両方面していますね。

近畿の中では唯一だと思いますけれども。太平洋側がダメって
いうんじゃなくて、やりやすい日本海から始めて、今、画像映って
ますけど…」



青山繁晴

「ああやって日本海は柱が立ち上がってるのを確認する。

柱が立ち上がってると、その柱の下には、あれはメタンハイドレー
トのつぶつぶの柱なんで、その下にはさっき皆さん見ていただい
たような塊が必ずあるわけです。

それを、この兵庫県の日本海を確認していけば、太平洋側にも
良い刺激になって、太平洋側も進んでいく。

だから、政府がダメなら自治体と連携しましょうっていう調査で、
そして、この辺りです。

えー、これけっこう正確に今、指さしてんですが」



青山繁晴

「ちょうどこの辺りに、本物のメタンハイドレートの塊の証拠を、
たくさん見つけました。

それが、この2回(6/4~6、6/11~13)に渡る調査ですね。

最初に有望な海域を見つけて、それを確認しました」



青山繁晴

「そしてさらに、えー、もうひとつの航海は、この、新潟県の佐渡
島の少し南の辺り、これ南西沖、南の西、沖って言ってますけ
れどね。

ここで、私たちが初めて、なけなしの貯金をはたいてですね、え
ー、こういう、これ見て分かるでしょ?

十分ぼろっちいですが、これあの、沖縄水産高校のもともとは
実習船だったやつなんですが、船はぼろいけど、中の機材は最
新鋭なんですね。

で、ま、正直言うと無理をして、この船を借りて、調査をいたし
ました。

今、画像映ってますが。なぜこれをやるかというと…」



青山繁晴

「これは私たちが独自単独でやるものですから、完全に情報を国民
に全部お見せすることができる。

そして、えー、いわば証人として、今、映ってた黄色いジャケットの
人は、この人は、栗林忠道陸軍中将、硫黄島で戦った栗林さんの
お孫さんの国会議員で新藤さんていいますね。

それからそれ以外にも何人か映ってらっしゃいましたがそれは、
一般国民から、船に乗っていただいて、私たちの証拠をそのまま
お見せした。

つまり、隠す必要のない情報をお見せしたわけです。

それをそのまま、『アンカー』の生放送で先週放送しまして、希望
に、ま、あえて申しますが、希望に飢えた、日本国民には、とても
良い反響があったわけですけど。

そうするとですね、おととい、突如として、こういうことがありまし
た。出して下さい」


【転載ここまで▲】


意識の高い国民の多くが、青山先生の番組をみて喜んでいた。

そしたら、「壁」が出てきたと。

一体なんでしょうか?


▼立ちはだかる「日本政府」の「壁」???

【転載ここから▼】

村西利恵

「経済産業省はおととい(6月18日)、新潟県沖に国内最大の石
油・ガスがあるかもしれないので、試掘を開始すると、発表しま
した」


青山繁晴

「はい。このニュースもちろん喜んだ方、多いと思うんですよね。

あれあれ、日本ていうのは石油も天然ガスもほとんどないはず
が、え、ま、国内最大だから、今までなかった日本の最大で、ど
れぐらいのもんかなーと思った人もいるでしょうが、

それでも、これまたまた、いい話じゃないのかと、思われた人も
多いと思うんですが、

ところが、僕に来たメールや、あるいは、私のブログへの書き
込み、ものすごい数の書き込みとメールが来たんですが、それ
は実はこういう書き込みだったんです」



村西利恵

「Nさんという一般の方が青山さんのブログに書き込まれた内容で
す。

『6月19日火曜日の読売新聞に、『新潟県沖に大きな油田』と載っ
ていました。

私は正直、それを見て、ぞっとしました。

そこまでやるのかと。

油田の調査をしている間は、それを口実にメタンハイドレートの調
査をさせない。

何年もかけて調査をして、そこから試掘をして、

それだけで10年はかせげる、と経産省や石油利権の側は踏んで
いるのではないか』」



青山繁晴

「はい。

これあの、これ実際は実名で書いてありました。

あの、名字もお名前もですね。

でもあの、実名出していいって許可得てないから、今、Nさんにし
ましたし、あの、直接僕はこの方全く存じ上げません。

ただ僕のブログを普段から読んでる方っていうだけだと思うんで
すが。

これあの、今、聞かれて色んなことを感じられた、いや、そんな
大げさな話かと思った人もいるでしょうが、実は、最前線の現場
でやってきた僕らが、このニュースを見た時に、思った中身と、
全く同じなんですよ」



一同

「ほぉー」



青山繁晴

「あの、今、さっきの画像にもありました、その、柱を見つける特
許を持ってる青山千春博士が、最初に言ったこともほとんどこ
れと同じで。

えー、もう一回言います、色んな見方あるでしょうけれども、し
かし、長年最前線でやってきた私たちと、同じ考え方を直感的
に感じられる国民がこんなにいるっていうのは、政治家や役人
がどうであれ、日本国民ってやっぱりすごく賢いなと思ったん
です。

でも、それが本当に当たってるかどうかは、具体的に見ないと
いけませんね。

だから経済産業省の発表について、具体的にひとつひとつ見
ていきたいと思います。まず1番目はこれです」

【転載ここまで▲】

青山先生たちは、「これは日本政府がメタンハイドレート開発
を邪魔しているのではないか?」と疑っているわけです。

これだけだと、「そんな~先生、被害妄想も甚だしい!」となり
ますね。

それで、「そう思う根拠」を先生はあげていきます。


▼政府妨害説、4つの根拠


【転載ここから▼】

村西利恵

「油田・ガス田の可能性のナゾその1は、場所ですが、試掘地点は
、新潟県の佐渡島から、南西およそ30km、水深およそ1000mの海
底だと、発表されました」

青山繁晴

「はい。

これ、まさしく、この辺りなんですが、これ私たちが、さっき言い
ました航海で、独自の調査船で行った航海の場所と、全く同じ場所なんです」

村西利恵

「こういうことですね(「独研の独自調査と完全に同じ」と表示される)」

青山繁晴

「はい、えー、実はですね、はい、完全に同じ場所であって、実はこの、経済産業省の発表の紙には、海の中の、その、地形図、その名前も入ってるんですよ。

本来公表しないはずが。

それ全く同じ場所なんですよ。

で、しかもですね、経済産業省の役人自身が何て言ってるかという
と、この、石油や、普通の天然ガスがあるかもしれないとなった以
上は、8年から10年、必ず調査するって言ってるわけですよ。

だから先ほどのNさんの懸念はそのまま当たってて、そっちが優先
だってことになったら、その、余計なことするなというね、今まで私
たちさんざん言われてきたんですが、もうそうやって壁、本当に壁
を作ってここに入れないようにされちゃう、その口実になるんじゃ
ないかっていうのは、非常に具体的に感じざるを得ないわけです。

はい、次2つ目です」

村西利恵

「ナゾ2つ目。

油田・ガス田発見のいきさつはというと、2003年にこの海域で試
掘した際に、少量の石油やガスの産出が確認された
ということでした」


青山繁晴

「はい。

これは経済産業省の一昨日の発表なんですよ。

2003年に、そもそもここで試掘したら、その時はちょっとだけだけど
も石油やガスがまず見つかったんですよ。

この発表文を見て、僕たちは呆れたんですよ。

それはどうしてかというと、2003年のこの調査っていうのは、文字
通り、政府系の機関や東京大学が一緒になってやった調査です
が、ほんとは何があったかというと、これがあったんです」

村西利恵

「実はこのとき思いがけず、メタンハイドレートも発見されていた」

青山繁晴

「はい」


山本浩之

「そうでしょうねぇ」

青山繁晴

「メタンハイドレートも、と言うよりは、メタンハイドレートが、
と言った方が良くて、つまりこの海底にですね、その、ピス
トンコアっていうんですけど、ピストンコアリングっていって、
要するにこの、突き刺さって、その、海の底の物が、その
筒の中に入ってくるやつ。

で、それを甲板に引き上げて輪切りにしたりして中を見るんですが、
そうすると、その、ピストンの中に入ってたのは、石油や従来型の
天然ガスよりも、メタンハイドレートが、どっさり入ってたんですよ。

これ政府びっくりしたわけです、

その時は。政府ってその、経産省の役人や、もう一回言いますが
癒着した一部、一部ですよ、一部の学者はびっくりしたんですよ。

というのは、今までやってきたメタンハイドレートって太平洋側は、
砂と一緒に混じり合ってるから、どれがメタンハイドレートか分か
んないはずが、日本海はここで刺してみたら、白い塊のメタンハ
イドレートが出てきたから、これはっきり言うと、まずいってことに
なったんですよ」

山本浩之

「だ、びっくりですね、僕たちだったら万歳になるんですけどそう
じゃなくてびっくり」


青山繁晴

「僕らも万歳なんですが」


山本浩之

「びっくりなんです、まずい」

青山繁晴

「つまり太平洋側の方では、最終的には、今のところ500億円ぐ
らい使って、その塊なんて全然なくて砂と混じり合ってて、どう
やって採りだしていいか今のところ分かんない。

ところがこっちは、それのつもりじゃなかったのにいきなり塊が
出てきたから、これは、とにかく伏せましょうってことになったん
ですよ」

山本浩之

「最悪ですね」

青山繁晴

「従って、これ発表するなら、こういうことももちろん言わなきゃ
全然フェアじゃないわけですが。

そして、さらに3番目です。

はい、出して下さい」


村西利恵

「ナゾの3つ目。

今回の発表は、経産省資源エネルギー庁は、2008年に導入した
3次元物理探査船『資源』を使って、地層構造を精密に分析した
結果、海底から2700m下にある地層のうち、およそ135キロ平方
メートルの範囲で石油や天然ガス埋蔵の可能性があると、いうも
のです」

青山繁晴

「これあの、やたら長くて、視聴者に申し訳なかったですけど、要
は何を言ってるかというと、

その2003年から5年後に、新しく、すごく進化した船、これ進化し
てるんですよ、3次元で海の中見えますからね。

その、まさしく『資源』って名前つけて、いい船を政府が造ったん
ですよ。

今も持ってます。

で、このこと自体は僕らは大変評価してますが、ほんとは僕ら民
間人にもっと使いやすいようにしてほしいけど、ね、

僕らもちろん全然使えません。

で、これ言ってるのは、その新しい船を使ったところ、こういう、そ
の、135平方キロメートルって範囲で、石油や天然資源があるこ
とが分かりました、

ね、新しく分かりましたと言ってるんですが、これ実は何のことか
というと、これです」



村西利恵

「つまり、今までと同じ」



青山繁晴

「はい。

これ今までと同じなんですよ。

つまりさっき言った、その、あの場所で、こういう、ある程度広い
面積で石油や天然ガスが、あるかもしれないと言ってるだけの
ことであって、

しかも、2008年から導入した『資源』を使ってっていうから、どん
どんどんどん積極的に調査したってどなたでも思うでしょ?

これ実は、経済産業省に確認したら、1回しかやってないんですよ。

2008年に1回やったきりですよ」

村西利恵

「じゃあ4年前のことを、今週に発表した」

青山繁晴

「4年前のことです。

もちろんね、資源の探査ってのは解析に時間かかりますよ。

しかし4年もかかりません。

我々、専門家や、あるいは国民をバカにするなと言いたいんですよ。

つまり、2008年に1回だけやって、まあ今までと同じように可能性は
あるよねって分かったってことを、今、突然出してきてるわけですね
(一同同意)。

その上でさらに4つ目見ます。

はい」


村西利恵

「ナゾ4つ目。

面積では、海外の大規模油田に匹敵と、いう発表でした」

青山繁晴

「はい。

これが、また珍妙な発表でですね、これ何で面積なんですか?

これ石油とか天然ガスっていうのは、面積じゃなくて、これもう
中学生以上、っていうか、小学校高学年なら分かると思います
が、石油とか天然ガス、つまり、液体とか気体ですから、面積
じゃなくて、当然、体積ですよね?

(一同同意)

そうでしょう?

だから例えば石油だったら、その、値段は1バレル、バレルって1
樽(ひとたる)ですよね、だからだいたい159リットルぐらいの、体
積のことを言ってるわけですよ。

だから、これ、面積で言われたら話になんなくて、体積では海外
の大規模油田に匹敵するって言うなら、その、分かるんですが、
そう言わないのは不思議なんです、はい、出していただくと…」



青山繁晴

「はい。なぜ体積ではないのかというと、実は体積が、分かっ
てないか、つまり今まで通り分かってないか、それとも面積では
広いけど、例えば、浅かったら、体積が少ないわけですから、つ
まり都合の悪いことを隠したまま、あるいは、全体を通じて言う
と、今まで通り、まだ良く分かってない、それなのに、はい、出し
て下さい、それなのに…」

村西利恵

「なぜ今、発表されたのか」

青山繁晴

「なぜ今、発表なのかということになるわけですね。

従って、えー、下衆の勘繰りで申してるんではなくて、普通に考え
ればですよ、メタンハイドレートの調査が進まないようにこういう壁
を作ったんじゃないかという、懸念は少なくとも残るわけですね。

【転載ここまで▲】


なるほど~。

こうやって根拠を挙げられると、「やっぱ経産省が邪魔してるの
かな?」と思えてきますね。

ところで、はじめて読まれた方は、「なんで経産省が邪魔する
の?」と思われるでしょう。

青山先生はこの点、どう考えておられるのでしょうか?

RPE6月13日号から。↓


<質問>
政府はメタンハイドレートの採掘にどのくらい本腰をいれているのか?


<青山先生の回答>

先日、「愛知県沖で、世界ではじめてメタンハイドレートを取り出す、『
海洋産出試験」が行われる』と発表があった。

それはすばらしいことだが、それだとまた「太平洋側だけで予算を使
ってしまう」という話になる。

とりやすい日本海側からまずやればいい。

日本海側のメタンハイドレートは、今までの火力発電所でそのままつ
かえる。

これを使えば、


原発がとまっても、電気代は上がるところか、むしろ下がる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


なぜ日本海側に冷淡なのかというと、政府は過去10年間太平洋側
に500億円の資金を投入してきた。

しかし、「実は日本海側からやるべきだった」ことがわかると、都合
が悪いと思う人たちがいる。



<質問>

メンツの問題なのですね?


<青山先生の回答>

いや、保身です。

世界的に「トライアンドエラー」「試行錯誤」は当然であって、500億円
が無駄だったわけではない。

つまらない保身やメンツにこだわるよりも、現在と未来の希望のため
、祖国のためにやりませんかと僕らは訴えている。>


ということだそうです。

また確定したわけではないので、むやみに経産省を非難するのは
やめておきましょう。

しかし、日本が「東洋のサウジアラビア」になるのを邪魔する勢力
がいるのは確かなようです。


せっかく、「お~!日本にも大規模油田があるのか?!」と喜んだ
日本国民。

これを読んだら、しょんぼりですね。


しかし、青山先生は、「新たな希望が出てきた」と話をつづけられ
ます。

長くなるので、つづきは次号ということで。


「資源大国」といえば、原油、天然ガス生産量世界1はロシアで
す。

そこのトップは、KGB出身のプーチン大統領。

彼は、覇権国家アメリカを没落させることに執念を燃やしていま
す。

一体どうやってアメリカを没落させるつもりなのでしょうか?

全部知りたい方は、いますぐこちらをご一読ください。

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(詳細は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )

●これに関連して、【ジャパン・タイムス】ロジャー・パルバース氏の
記事を読む。↓
http://rpejournal.com/japan_times_2012_0415.html
↓おたよりコーナーへ
====================

★Nさまからのおたより


北野 幸伯 様

こんにちは。

いつもお世話になっております。さて標記の件について。

経済産業省総合資源エネルギー調査会総合部会の天然ガスシフト
基盤整備委員会で、先頃取りまとめられた報告書素案の中でも、
若干触れられています。

・・・今後、(国内ガス管網の)整備基本方針を策定するに当たっては、

<中略>、将来の国際パイプラインとの連結やメタンハイドレートの

活用も視野に入れるべきである。


報告書では、国内ガス管網の整備は(あくまでも受益者の)民間企業の
資金で進めて欲しいと述べています。

社会インフラ整備は、官僚主導で取り組むべきものではないでしょうか? 

日本政府は本気で資源開発をする気概があるのでしょうか?


マイナスをゼロにするまでは国(官僚)が主導となり、ゼロからプラスに
伸ばしてばしていくのは民間(企業)の役目である思います。

土木は国が、建築並びに運営管理は民間が、それぞれ主体となって
取り組むべきです。


まずガス田の開発と国内ガス管網の整備を同時着手して欲しいものです。

国内ガス管網の建設資金は約2兆円と試算されています。整備新幹線の
建設費用は約20兆円です。

費用面でいえば約10分の1です。


しかしながら、国内経済への波及効果はパイプラインの方が計り知れな
いものでしょう。

抵抗勢力は地方の簡易ガス事業者とトラック協会、自動車メーカーなど。

かつての製糸メーカーと同様に、彼らには職種替えを促し、ガス管網の
運営管理(課金とメンテ)を担当してもられえばいいのになあーと思います。


次に近い将来は、日本~韓半島~東シベリア~サハリン島国~日本へと、
右回りで、国際ガス管網の「環(わ)」を拡げたいものですね。

さらに将来は、海水を淡水に変える造水プラント、内陸部での養魚場、植
物工場の3セットを、日いづる国から日しずむ(サンセット)国々へ、インフ
ラ輸出したいものですね。

未来は、サンセット方面に国際パイプラインを延伸して「サンセット大通り」
とし、造水プラントの淡水より抽出した水素を中東向けに輸出したいもの
ですね。

メッカやエルサレムの巡礼新幹線(日本産)・・・。

巡礼新幹線の車内販売では日本海、太平洋、オホーツクの銘柄の軟水
ペットボトル(日本産)・・・。

そしてお弁当には植物工場の葉物で育てた無菌鶏肉、海洋ミネラル餌
で幼魚まで育てた養殖鮭とイクラがてんこ盛り。

お米は勿論、コシヒカリかササニシキかヒトメボレで、サフランで炊いた
「パエリャ風ご飯」(すべて日本産)・・・。

北野さん、元朝参りを目前に控え、「ゆく年・くる年」の中継はシナイ山
からです。

なんて時代はきっと来ると、本当に、私は信じています。


昨年の(大津波の)水攻めに続いて、昨夜の(台風雷雨の)水攻めか
ら明けた東京の空より--。

今度は(富士山噴火の)火攻めがくるかもね。

日本人が真に目覚めるまで・・・。


RPEジャーナル
北野幸伯

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