頂門の一針 | 日本のお姉さん

頂門の一針

元ネット友達のようちゃんが言っていたように、小沢は民主党を潰してバラバラにするつもりのようです。平均的日本人のB子ちゃんは、「いっそのこと小沢さんに総理大臣になってもらいたいわ。」などと言っていたので、「あんなの、チュウゴウに行って「わたしは、人民解放軍の日本支部長です」と言った売国奴やで。何するかわからん。あんなん総理になったら日本はチュウゴクの属国になってまうわ。」と言っておいた。政治をゲームのように扱って党を潰しては金を転がして自分の自由になる選挙資金を蓄え、

選挙に勝つことしか頭にない小沢など、日本を愛しているとはとても思えない。

秘書に罪を押しつけて平気で民主党の中に生きている妖怪みたいなヤツだ。

妖怪と言えば、民主党議員はみんなぶっさいくでマンガに出てくる妖怪みたい。(ハーフのニュースキャスターと路上でチューした人を除く)顔は政治とは関係ないけど、心の卑しさが顔に出ているのかも。わたしは、どうだろうか、、、。

ちょっと心配。B子ちゃんに怒られ過ぎてビクビクした顔になっているかも。

なんとか、トイレの便器のフタは閉める習慣がついたが、弁当箱を手に持って

おかずを詰めるクセはまだできていなくて、昨日B子ちゃんに注意された。

他人の家には他人の家のおきてがあって大変。

ジャングルに住んだらややこしいことなど何もないのだろうか。

ジャングルには、ジャングルのおきてがあるのだろうか。


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肉を斬らせて骨を断つ
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古沢 襄

ここにきて野田首相と民主党の輿石幹事長の間に足並みの乱れがみれる。
22日、野田・輿石会談が行われたが、会談を終えた輿石氏は終始、不機嫌な面持ちだった。

会談内容は明らかにされていないが、輿石氏は小沢グループが消費増税法案に反対票を投じても、党の統一と団結を守るために処分をしないように求めた可能性が高い。

野田首相は党議拘束がかかった案件で反対票を投じたら除籍処分を行う筋論を主張したのであろう。

官邸筋の読みでは反対票を投じる造反議員は40人前後、本会議を欠席する議員は20人前後と踏んでいる。輿石氏の読みは造反が70~80人に及ぶ。

そうなれば、野党が内閣不信任案を提出すれば可決され、野田首相は解散権を行使する事態になりかねない。

ここは消費増税法案の成立で野田首相の顔を立て、造反は”処分せず”で小沢グループの離党を防ぐという輿石流の妥協策で当面の危機を乗り切る腹でいるのだろう。

だが、この妥協に乗れば野田首相の指導力は確実に低下する。首相を支える前原政調会長、藤村官房長官、仙谷政調会長代理、藤井党税制調査会長には乗れない相談となる。むしろ40人規模の造反なら、除籍処分にして党内から小沢色を払拭したい主戦論の方が強い。

しかし輿石幹事長にしてみれば、参院でも10人前後の小沢グループが造反の動きをみせているので、参院議員会長の立場からすれば、足許を脅かされる事態となっている。輿石氏は「党側がかなり緊張しているということを踏まえ、官邸側としても、いろいろな行動をとってもらいたい」と会談後、述べた。

何をいまさらという気がするが、野田首相の切り札は自民党との”話し合い解散”に絞られてきた。選挙で民主党は数を減らすという肉を斬られるが、獅子身中の虫となった小沢グループの骨を断つ気持ちに駆られているのではないか。

<野田総理大臣と民主党の輿石幹事長が会談し、輿石幹事長は小沢元代表が消費税率引き上げ法案に反対する意向を明確にしたことを受けて党内は緊迫した状況にあるとして、政府側にも一層の努力を求めました。

民主党の小沢元代表が、消費税率引き上げ法案の採決で反対したうえで、離党することも検討する考えを示したことについて、野田総理大臣に近い政権幹部からは、「採決で反対した議員は当然、除籍だ」などと、小沢氏らをけん制する意見が出ています。

こうしたなか輿石幹事長は、22日午後、総理大臣官邸で野田総理大臣と会談し、「党側がかなり緊張しているということを踏まえ、官邸側としても、いろいろな行動をとってもらいたい」と述べ、党が分裂することがないよう政府側にも一層の努力を求めました。(NHK)>

<民主党の小沢一郎元代表は22日、消費増税を含む社会保障と税の一体改革関連法案の衆院採決で反対した後、党執行部の処分を待たずに離党し、新党を旗揚げすることも視野に対応の検討に入った。

小沢氏らは、与党が衆院で半数割れする「反対54人」の確保に全力を挙げている。消費増税を推進する野田政権との決別を明確にすることで、「反増税」の立場をアピールする狙いとみられる。

小沢氏は22日、都内のホテルで自身を支持する議員ら約20人と会合を開き、改めて結束を確認。小沢氏は「われわれの主張は正義だ」と強調した。

また、26日に行われる見通しの衆院での関連法案採決を前に、各自が週末に地元に帰り、離党覚悟での反増税の主張に理解を求めることを申し合わせた。 

採決で反対票を投じた後の対応について、小沢グループ幹部の東祥三前
内閣府副大臣は22日のTBSの番組で「そういう行動を取るのだから、
離党する準備はしている。当たり前だ」と述べ、執行部の対応にかかわ
らず離党する可能性に言及した。執行部は、反対者には除籍(除名)を
含む厳しい処分で臨む方針だが、小沢氏は増税反対について「処分とは
別次元の話だ」としている。

小沢氏は次期衆院選をにらみ、採決で反対した後の新党結成を視野に入れており、同調者から署名入りの離党届を集めている。21日の会合に集まった49人のうち、大半が署名を提出した。

これに対し、執行部や増税推進派は造反封じへの説得工作を続けている。
前原誠司政調会長は22日、仙谷由人政調会長代行と会い、中間派の議員
に電話で賛成を働き掛けることを確認。

民主党最大の支援団体である連合が消費増税路線を支持していることか
ら、執行部は連合の地方組織を通じた反対派切り崩しにも力を入れてい
る。(時事)>
2012.06.22 Friday name : kajikablog



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ギリシャの暗澹たる未来
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     平井 修一

CNNの報道によると、ギリシャ議会の再選挙で第1党となった新民主主義党(ND)は20日、第3党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)、第6党の民主左派と連立政権樹立で合意し、NDのサマラス党首が首相に就任した。

新政府は国際通貨基金(IMF)や欧州連合(EU)などからの支援の前提となっている緊縮財政策について、条件の緩和に向けた再交渉を行うもようだ。(6月21日)

             ・・・

「条件の緩和に向けた再交渉」とは、緊縮政策を緩和してくれということだろうが、うまくいくものかどうか。

日本外務省によるとギリシャの人口は1132万人(2011年)。主要産業はサービス業(観光)、鉱工業(鉱物資源)、農林水産業で、これという
強い産業がない。

主要貿易品目は、輸出が果実、果実加工品、タバコ等で、輸入は鉱油、機械類、電気機器、船舶等だ。脆弱であり、失業率は18.4%(2011年)にもなる。

放漫な財政運営が続いた理由について経済学者の白井さゆり氏は以下のように指摘している。

 1.身の丈に合わない年金制度:

「社会保障給付費」と「人件費」が利払い後歳出の7割を占める。年金給付水準が現役時代と大差なく他の先進諸国と比べて高いこと、並びに年金受給開始年齢が早くて55歳前後であること。

 2.政権交代のたびに拡大を続けた大きな政府:

王政崩壊後、政権交代があるたびに公務員としての雇用を増やしてきたこと、公共部門の労働人口(約100万人)が全体の約4分の1に相当する。

 3.脱税文化で徴税能力が低い:

脱税や税務署職員の汚職が蔓延しており徴税能力の低さにつながっている。例えば自営業者は一定水準の所得以下になると無税となることから領収書を発行しない、税務署職員に対する賄賂による脱税等である。

<ギリシャ国民の納税意識については、様々な評論家等が言及しているが、2012年5月、IMFの専務理事が「ギリシャ人はみんな税金逃れをしようとしている」と発言した際には、ギリシャ国民から大きな反発を買っている>(ウィキ)

外貨を稼ぐような強力な産業もなく、税収を増やさずに、徒に公務員を増やし、年金で大盤振る舞いをすれば、どこの国でも財政は破綻する。
ギリシャの未来は暗澹たるものだ。日本もギリシャを他山の石として、痛みを伴っても財政健全化へ努めるべきだ。

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日本を代表するということ
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荒木 純夫

本業とは別にボランティアとして,1990年からIEC (International Electrotechnical Commsion: 国際電気標準会議) の専門委員をやっており,文字通り,日本を代表する立場におります。

そのIECにおける日本の立場と,IECの活動とは関係ありませんが,私が総会に参加した時にたまたま遭遇した,日本をきちんと説明する事の重要性について印象深い出来事について触れさせていただきます。

IECは1906年にロンドンで設立会議が開催され,2006年に設立100周年を迎えました。この設立会議に出席したのは,オーストリア,ベルギー,フランス,ドイツ,イギリス,オランダ,ハンガリー,イタリア,スイス,
スペイン,アメリカ,カナダ及び日本の13か国であり,欧米以外で出席したのは日本だけでした。

1906年とは明治39年であり,日露戦争が終結した翌年に欧米先進国に伍してIEC設立会議に日本が参加していた事実は驚くべき事です。2001年にオスロのノルウェー規格協会のオフィスで設立会議の集合写真を見つけ,その中に Ihisuke Fujioka(藤岡市助)という名前を見いだし,その時初めて私は1906年の設立会議に日本から参加していた事を知ったのですが,本当に驚きました。

現在のIECにおいては,日本は分担金の多いグループAの5か国(仏、独、英、米、日)の1か国であり,これまでにIEC会長に2人就任しています。

すなわち,中国,韓国,台湾等がいくら工業技術で追い上げてきたとしても,このような国際機関への歴史的及び金銭的関わりにおいて日本は圧倒しており,特に歴史的関わりについては日本に太刀打ちできません。

すなわち,工業技術に対する基礎体力がまるで違うのです。それは,日本人の自然科学分野のノーベル賞受賞者は12人にのぼることでもはっきりわかります。10人以上受賞しているのは欧米以外では日本だけですから。

さて,私が所属している専門委員会は「情報構造、ドキュメンテーション及び図記号」という委員会ですが,80年代まで日本における活動はひどいものでした。

図記号とか文書作成のための規格とか,無駄な事に積極的に関わるくらいなら他にやる事があるだろうという,露骨な態度が企業にありました。
したがって日本の国内委員会は閑職の集まりで,実質的な審議はしていない状態でした。

しかし,1995年1月にTBT協定(貿易の技術的障害に関する協定:Agreement on Technical Barriers to Trade)が合意され,ISOやIECの規格と異なるJISを合わせなければならないという事態になりました。

私が所属している専門委員会で最も日本に影響が出たのは,JIS C 0301「電気用図記号」を廃止して,JIS C 0617「電気用図記号」に改定された事です。頂門の一針の読者にも,これでえらい目に遭った方がおられるのではないかと思います。国際規格作成に日本が関与してこなかったつけが,一気に噴出したのです。

また「機器・装置用図記号」という分科会があるのですが,これは電気製品に表示するいろいろな図記号を規定しており,ここに日本として深く関わっていかないと家電製品等に大きな影響が出ます。

そのようなこともあって,すぐに企業の利益につながらない規格作成であっても,現在日本は活発に活動しています。最近の話題として,2005年に日本で規格原案の作成を開始してから7年越しで「取扱説明の作成」,

すなわち取扱説明書作成のための規格IEC 82079が近々発行の運びとなり
ます。これも現行規格のIEC 62079 (JIS C 0457)が,家電製品の取扱説明
書にはとても適用できないという代物であるということから,日本提案
で改定作業が進みました。

IECについて,詳しくは以下のページをご覧ください。

http://www.jisc.go.jp/international/iec-guide.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/国際電気標準会議

話は全く変わりますが,IEC設立100周年の記念総会がベルリンで開催され,私も参加したのですが,この時日本を代表しきちんと説明するという事で,貴重な体験を2つしました。

まず,週末にベルリンからワルシャワまで,1泊2日の旅で鉄道を利用し,帰路,現在はオランダ在住のポーランド人母娘と相席となりました。5時間半,日本やポーランドのことなどいろいろな話をしていたのですが,
突然母親から「日本はどうしてカミカゼをやったの?」と質問されました。おそらく彼女の頭の中には,イスラム教徒による自爆テロ,特に911のことがあったのだと思います。

このようなことをいきなり質問されて,即答できる日本人がどれくらいいるでしょうか?私もこの時,しばし考え込んでしまいました。しばし考え込んで,言葉を選びながら次のように答えました。

アメリカの圧倒的なパワーの前に日本は武器弾薬もなくなり,確実にアメリカ軍にダメージを与えるために,カミカゼをやらざるを得なかった。

すると彼女は即座に「ワルシャワ蜂起 (The Civil War) といっしょね!」
と言ったのです。私もかつてポーランドに暮らした事がありますから,「ワルシャワ蜂起」がどのような戦争であったか,良く知っています。

彼女のカミカゼに対するイメージが,大きく変わった瞬間でした。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ワルシャワ蜂起


続いてIECのパーティーにおいての出来事です。

私が所属している分科会のイギリス人の委員長の奥様に久しぶりにお目にかかったのですが,開口一番これまでとはまるで違う表情でいきなり「私,知らなかったのよ」と切り出されました。何の事かと思ったら,続けて次のように言われたのです。

「原爆を落とす前に,東京は空襲を受けて10万人も死んでいたんですって?あなたはアメリカの原爆投下についてどう思う?」

私は次のように答えました。

「これは私の個人的な意見ですが,原爆投下はアメリカの戦争犯罪だと思っています」

奥様は続けて

「そうよね,やりすぎよね (Too much!)」

と言われたのです。

もし,私が「日本は悪いことをしたのだからしようがない」と答えたら,彼女はどう思ったでしょうか。彼女の期待する答えは「アメリカの戦争犯罪」なのです。