お茶好きな人のための京都のイベント | 日本のお姉さん

お茶好きな人のための京都のイベント

お茶好きな人だけのための京都の地味なイベントー今年で3回目

土曜日の朝がお勧め。(日曜日午後は人気のため売り切れているブースあり)

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2012/6/16(土)~6/17(日) 10:00~17:00
21世紀版 京都吉田山大茶会
http://www.digistyle-kyoto.com/event/cat230/21.html
豊臣秀吉が開催した北野大茶会よりおよそ500年。お茶の文化が根付くここ京都で、21世紀版の大茶会が開催される。
昨年に引き続き、第3回目となる今回集まるのは、緑茶や紅茶といったおなじみのお茶をはじめ、ウーロン茶や韓国茶、そしてコーヒーやルイボスティなど世界中の名茶の数々がそろう。
茶葉を使ってゆっくりお茶を味わう機会の減っている昨今、「本当においしいお茶とはどんなものなのか、茶の原点に立ち返り、感じ、味わってほしい」と開催される。
無農薬、無着色、無添加の身体によい、おいしいお茶が味わえ、茶芸やいれ方が披露される。
お茶の生産者の方も多数来場するほか、当日は笙や能管の演奏も行われる。
緑豊かな吉田山の心地よい空間で、おいしいお茶と語らいのひとときをどうぞ。
■ イベント詳細
会場吉田神社境内 ※雨天の場合、社殿内にて決行
日時2012/6/16(土)~6/17(日) 10:00~17:00
住所京都市左京区吉田神楽岡町30番地
交通電車
京阪電車「出町柳駅」下車 徒歩約20分
バス
四条方面より
市バス203系統「京大農学部前」下車 徒歩約5分
京都駅方面より
市バス206系統 東山通北大路バスターミナル行き「京大正門前」下車 徒歩約5分
駐車場なし ※公共の交通機関をご利用ください。
料金入場無料
お問合せ先日中文化交流サロン岩茶房 075-211-3983 (京都岩茶房)
ホームページ日中文化交流サロン岩茶房 
http://www.gancha-bou.co.jp/

※各イベントの詳細情報はDigiStyle京都運営事務局から各主催者に確認して掲載しておりますが、主催者により予告なく開催内容や時間等変更されることがありますので、くれぐれもご承知おきください。
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吉田山大茶会
全国各地の茶関係者が吉田山に集い、2日間に渡り、美味しく健康的なお茶を対面提供します。
日本各地からの来場者には、21世紀の様々なお茶を堪能し、心地よく豊かな時間を体感して頂きます。
お茶によって、自然・環境・人と地域を繋げ、人と人の交流を図る大祭典(大茶会)です。

日時/期間平成23年6月18日(土)~平成23年6月19日(日)
 10:00~16:00   雨天決行
会場吉田神社境内(吉田山)
住所京都市左京区吉田神楽岡町30
料金無料(試飲・茶席料は有料)
お問い合わせ先主催:京都吉田山市民大茶会実行委員会
TEL:075-211-3983(岩茶房京都店)、03-3714-7425(岩茶房東京店)
ホームページURLhttp://www.gancha-bou.co.jp

日中文化交流サロン 岩茶房ご案内
〒153-0051 東京都目黒区上目黒3-15-5 1階
TEL&FAX 03-3714-7425
営業時間 火~土・祝 午前11時~午後7時(L.O. 18:30) 日・月休
※日曜と祝日が重なる場合は営業いたします。振替休日はお休みします。
※岩茶房は2006年10月、目黒区下目黒より上記住所に移転しました。 詳しい地図はこちら

●岩茶房東京
●今年もやります、吉田山大茶会!
今年で3回目となりました吉田山大茶会。
今年はさらに出展数も増えて、にぎやかに世界のお茶が集合します。
どうぞ遊びにいらしてください。

●『岩茶のちから』(左能典代著・文藝春秋刊) 好評発売中!!
「岩茶という聞いたこともないお茶を飲みに、中国の武夷山へと赴いた。
20年前のことである。
そして、このとき初めて飲んだ岩茶が、ほどなく著者の人生を変えることになる。
古来、中国の皇帝たちを虜にしてきた伝説の『大紅袍』をはじめ、
謎めいた岩茶のちから、
その現在・過去・未来を、
本物の岩茶を日本に伝え続けてきた著者が解き明かす一冊。」(表紙より)

情報一覧

中国・福建省北部に奇峰奇岩の連なりがあります。
三十六峰九十九岩と形容され、これらを 総称して武夷山と言います。

白亜紀の地層から成る奇峰奇岩の一つ一つに名前が付いています。大王峰、玉女峰、天游峰、天心岩、鷹嘴岩・・・・・。これらの岩に根を張り、太古の岩の養分を食べ、早朝の光と 霧を浴び、岩肌を伝わって流れて
くる水を飲み、さまざまな動植物と共生し成長している茶の葉を摘んで作るウーロン茶が岩茶です。

~ 渓辺奇茗天下に冠たり 武夷の仙人 古(いにしえ)より栽(う)う ~

険しい深い谷間にはえているその茶は天下に名をとどろかせている名茶。こんな奇妙な所に生えているなんて、人間技ではない。武夷の仙人が古に栽えたものとしか思えない。宋代の詩人范仲淹(九八九~一〇五二)は岩茶の生育する世にも希な情景をそう詠みました。伝説によれば岩茶は唐代より皇帝のお茶として珍重され、現在でも一部の人の手にしかわたらない極めて生産量の少ない貴重なお茶です。


武夷山の養分が醸し出す香りを「岩韵」と言います。

岩茶を飲むということは「太古の岩が奏でる調べを味わうこと」でもあります。

甘味、苦味、渋味という茶の味の基本を満たしているばかりでなく、香りと味が個性的で、かつ調和していなければ、岩韵が証明されたとは言えません。

岩韵はほかのいかなるお茶にも無い世界で、岩茶の命なのです。


岩茶には苦味を作るカフェイン、甘味、酸味、旨味を作るテアニン、渋味を作るカテキン類や、鉄、亜鉛、カルシウム等、人体に有効なミネラルがたっぷり含まれています。

岩茶の味、香りが単純でないのは、多種類の成分を豊富に含んでいるからです。

また各種ミネラルの影響で血がさらさらときれいになり、細胞を活性化し、自己治癒能力を高め ると考えられています。

中唐の詩人盧同(?~八三五)はすでに「六碗にて仙霊に通じ(六杯目には 仙人の気分になり)」と詠っていますが、現代風には「心身の癒し」に通じることかもしれません。


・急須と湯飲み茶碗にお湯をさし温めてから、急須のお湯をこぼします。

・茶葉を急須の三分の一~二分の一程度入れます。

・次に沸きたてのお湯をゆっくりと急須からあふれるまで注ぎます。

・急須のてっぺんにふんわりと浮かんだ泡を蓋で掬い取るように蓋をして、その上から

サッとお湯をかけ、そのまま少し置きます。

・30秒か40秒後(時間は使用している急須の大きさにより異なりますが、急須が大きくなるほど置く時間は長くなります)に急須の蓋を外し、蓋の裏に付いた香りをきき、味、
香りの浸出具合を見ます。

一~二人で飲むときは「スモモの大きさの急須で」と武夷山の茶師は言います。
でも日本ではこの種の大きさの急須を手に入れるのはむずかしいので、四~五人くらいまでは玉露か煎茶用の 急須でいいでしょう。
岩茶を淹れる温度は「魚目」あるいは「蟹眼」の温度と言われます。
ヤカンの口から湯気が立ち始めますと、ヤカンの底から幾筋もの細かい泡が柱のように立ち上がってきます。 このときの温度が「魚目」です。
次に大きな泡がボコボコ勢いよく生じてきます。この温度が「蟹眼」です。
「魚目」か「蟹眼」の温度で火を止めてください。グラグラ沸かしてしまいますと水中の酸素が奪われ“気”が 脱け、お湯はまずくなります。これを「水が老(つか)れる」と言
い、岩茶は嫌います。
ミネラルウォーターが各種売られています。
どの“名水”が岩茶に適うかはなかなかむずかしいのですが、甘く軟らかな水が岩茶にはいいようです。
岩茶は水に正直に反応するお茶ですので、湧水はもちろんのこと市販されている各地の水でいろいろ試し、遊んでみてください。
また水道の水に少しばかり知恵を働かせておいしい水を作り、そうしてできた”自分の名水”で岩茶を淹れるのもよいと思います。
まず浄水器を通した水道水を手頃な容器に入れておきます。金属製の容器より陶器の甕がよいでしょう。 汲み置いた水をときどき揺すったり太陽にあてたりしますと、さらにお
いしくなります。
密閉容器に入れて湿気と熱を避け、常温で保管してください。岩茶は人体に有効な成分が何年間も 生き続けるウーロン茶ですので、決して冷蔵庫や冷凍庫には入れないでくだ
さい。