頂門の一針
一部は再掲載。↓
わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2630号
2012(平成24)年6月7日(木)
混迷の元凶は「ヌエ」一匹…
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阿比留 瑠比
サルの頭にタヌキの胴、トラの手足、ヘビの尾-。そんな謎の怪物が永田町を跳梁跋扈(ちょうりょうばつこ)している。自民党の溝手顕正参院幹事長はこう嘆いた。
「支離滅裂。まさに例えればヌエのような存在だとしか解釈できない。
ヌエのような人が(民主党を)仕切っている」
ヌエとは民主党の輿石東幹事長を指す。「何を考えているのか」「何も考えていないのか」も分からない正体不明な不気味さをずばり言い当てている。
21日の会期末を控え、野田佳彦首相が「命を懸ける」と繰り返す消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革関連法案はいよいよ正念場を迎えた。
ところが、輿石氏は自民党との修正協議をぶち壊すような発言ばかり。
会期内の法案の衆院採決を首相に厳命されたにもかかわらず、なお採決日を明言することにも難色を示した。
首相の足を引っ張っているようにしか見えないが、前原誠司政調会長は6日の民放番組でこうかばった。
「輿石氏はむしろ(採決日時を)決めれば、自民党が修正協議をしないまま採決日が来て、結果的に否決され、野田さんが追い込まれると心配している」
これは明らかに詭弁(きべん)だ。自民党は採決日を提示すれば修正協議に応じる考えを何度も表明している。「このまま修正協議を進めず採決できずに21日で国会を閉じたら首相は即死だ」(公明党幹部)との見方の方がよほど説得力がある。
法案を継続審議にして延長せずに国会を閉じるか、9月の党代表選後まで大幅延長して採決を先送りする。輿石氏はこの「両にらみ」作戦を描いているようだが、いずれにしろ首相の意向はないがしろにされている。
首相は1月の施政方針演説で「決められない政治から脱却する」と宣言したが、皮肉にも自らが抜擢(ばってき)した輿石氏こそ決められない政治の「生ける象徴」ではないか。
輿石氏が首相に面従腹背なのも不思議ではない。
日教組出身の輿石氏は野田政権発足までは、保守政治家を自任する首相とは縁遠かった。むしろ消費税増税法案に真っ向から反対する小沢一郎元代表との関係が長く深い。
その証拠に、小沢氏が党財政を握っていた平成19~22年度の4年間で、民主党は、政党の「機密費」とされる組織対策費計9500万円を輿石氏に支出している。
輿石氏を参院議員会長まで引き上げ、今日の地位を築く後ろ盾となったのも小沢氏だ。義理立てするならば首相よりも小沢氏を選ぶことは想像に難くない。
確かに、「現状維持」と「先延ばし」を信条とする輿石氏なのに、小沢氏の党員資格停止処分解除だけは電光石火の早業だった。
輿石氏は4日の内閣改造でも、ちゃっかり我田引水だけを成功させた。
参院で目をかけてきた羽田雄一郎国土交通相、郡司彰農林水産相を閣内に送り込み、新参院国対委員長には「イエスマン」といわれる池口修次氏を据えた。輿石氏の参院支配だけはますます盤石となりつつある。
平安時代、近衛天皇は夜な夜な御所に現れるヌエに悩まされ、病となったが、源頼政がヌエを退治するとたちまち回復したという。首相が本当に政治生命を懸けるなら、一つヌエ退治に打って出てはどうか。
(産経ニュース 【政論】2012.6.6 21:17)
海外逃亡中国高官は18487人
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成24(2012)年6月6日(水曜日)
通巻第3673号 <前日発行>
こんな数字でおさまるわけはないですが。。。
中国から海外逃亡高官は18487名、不明金額は542億元(7600億円弱)
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少なすぎないか、とネット世論が大騒ぎをしている。
検察当局が公表した貧官、汚職容疑者は2000年から2011年までの累計で
18487名で、海外へ持ち出されたカネは542億人民元だという(『中国経済週報』、2012年22期)。
これは最高検察院と公安警察が合同で調査した数字に基づく。
北京では5月23日に関係官僚総出の検討委員会が開催され、汚職防止を徹底させることを討議したが、検察機関と党腐敗防止担当委員会、公安、外交部ならびに国際金融機関の担当者が一同に会しての会議は、2007年発足以来、これが3回目という。
会計のごまかし、マネーロンダリング手口の巧妙化、香港の子会社、英領バージン諸島の面妖なペーパーカンパニー、米国籍というファンドの実態は華僑など殆どが中国人。
かくして国富を盗み出す天才たちと取り締まる当局のいたちごっこは続くが、捜査線上に政治局員ら党のトップの顔がちらつくと、それ以上の追求は難しくなり、しょせん、捜査していますよとキレイゴトを言っているのに過ぎないのだ。
2011年に中国人民銀行が作成した内部資料によれば、官僚機構、党組織並びに国有企業、国有銀行等から海外に逃亡した人間は16,000名から18,000名と推定されると衝撃的な数字を羅列した。
同報告書は中国から持ち逃げされた金額は8000億元(邦貨換算で11兆2000億円前後)という。
この機密報告の数字がより真実に近いのではないだろうか?
これまで公表された数字は過去に僅か3回しかない。
2001年最高人民検察院が公表した数字では海外逃亡高官が4000名、持ち出された金額は50億元。
2004年に公安部が公表した数字は海外逃亡500名、逃げた資金が700億元。
2006年にそれは8000名、700億元前後と減ったり増えたりしている。
北京大学の「清廉政治建設研究センター」の李成言・主任が推測する(博聞新聞網、12年6月4日)。「おそらく海外逃亡の高官は1万人を超え、かれらが持ち出した外貨は1兆元(14兆円)に達するだろう」。
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(読者の声1)宮崎さんの雲南省現地ルポ、中南海の次期権力闘争模様はとても面白く拝読しました。『エルネオス』今月号、友人から回し読みでしたが。
雲南省の奥地においても天然ガスパイプライン網、鉄道網、高速道路網、高圧線網、電話インターネットなど通信網、新興住宅団地群、豪華別荘群などが競合って建造されているようですね。
共産党独裁統制と弱肉強食の金儲け至上主義が融合し、シナジー効果を高め国を挙げて未曾有のバブル大破綻を目前に金儲けと支那大地改造に猛進しているように感じらます。
支那人には「プロテスタンティズムの『倫理』と資本主義の精神」も形無しで、「独裁統制の論理となんでもあり金儲け至上主義の精神」でしょうか。(KU生、世田谷)
(宮崎正弘のコメント)「シナジー効果」(相乗効果)というより「シナ効果」。性欲、金銭欲、食欲のすべてが原色で表現されるので、じつに分かりやすい国でもあります。
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滅ぶる・る・る韓国
MoMotarou
国家の生命力が旺盛になると、低きは侵略、高きは王化となる。実力の伴わざるを王化思想を夜郎自大という。(安岡正篤)
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韓国で侮日万博が開催されている。韓国南部で麗水(ヨス)市だそうです。問題は韓国側のテーマ館「海洋ベスト館」の展示で、「竹島は韓国のもの、日本海は東海だ」等と好き勝手な国際的プロパガンダを繰り広げていることです。
外務省が抗議をしても無視。民主党政権の姿勢がはっきりしないのは、暗黙の了解を与えていることになります。上海万博でも侮日的態度が我国代表にも見られました。
■田岡一雄山口組三代目の怒り
未だ日本が米国に占領されていた頃のお話。任侠組織山口組の三代目になる田岡一雄氏のお母さんが不逞在日によって強姦されました。当時の我が国の至る所で起きていた事でした。田岡氏は警察が無力であったため自力で戦いました。
不逞在日所謂第三国人が跋扈していた地域では、駅前などの一等地が不法占拠され取り込まれました。現在の東京渋谷駅付近もそうです。泣き寝入りも多かった。静岡では任侠組織と第三国人との間で一ヶ月も戦いが続けられ、日本国民から任侠組織に義援金も募られました。
■戦勝国の手先
米国は我が国の将来の復興を牽制するために朝鮮人をそそのかし、日本に対抗する勢力にしようとしました。それに呼応し全土で「敗戦国民」を甚(いた)振る事件が続発しました。不逞第三国人は占領軍の後押しを背景に暴れまくりました。
■隠された事実
これらの事実・歴史は闇に隠され、暴(あば)こうとすると「民族差別だ」騒ぎだします。彼らが「参政権」を欲しがるのは、こうした事実が白日の下に晒(さら)されるのを恐れるが為でしょう。
■安倍総理の慰安婦問題
2007年、安倍総理は初訪米の際、米国メディアに慰安婦問題で謝罪しました。唐突でした。しかし今から振り返ってみると、韓国系米人が本国の指示でブッシュ大統領に働きかけたものだと理解できます。
故ノムヒョン極左韓国大統領が米要人との会見で、日本の“悪口”ばかり話し続け、米国が呆れたというお話もありました。
■大和民族の矜持を保ち、戦おう。
向こうは「日本が悪い」と教えられ、こちらは「日本が悪かった」と習ってきました。これではマイナスの二乗であります。北と米国の謀略で反日に染まったままの韓国は、金の切れ目が縁の切れ目でいづれ落ちぶれる。
*現在の韓国を危惧する崔三然(さいさんぜん)氏。韓国空軍創設者の一人。
http://momotarou100.iza.ne.jp/blog/entry/2708401/
国外追放「スターリンに毛沢東、金正日に菅直人 自国民を見殺しにした大悪党」+財務省
*「外務官僚の背骨」渡部亮次郎 -ハンディキャップ国家論
http://momotarou100.iza.ne.jp/blog/entry/485200
お勧めサイト
・杜父魚(かじか)文庫ブログ
「生活保護は政権交代後にゆがんだ 古沢襄」
http://blog.kajika.net/?eid=1000810
*【民族の第-義は精神である】 安岡正篤
http://momotarou100.iza.ne.jp/blog/entry/2629583/
*何故フェミニストはアン・ロムニーを嫌うのか?
http://biglizards.net/strawberryblog/archives/2012/04/post_1388.html
・ 電脳筆写「こころは超臨界」
http://blog.goo.ne.jp/chorinkai
・「国民自重の心」小泉信三」
http://momotarou100.iza.ne.jp/blog/entry/470460/
■ 謀略
「スパイの一番大きな目的は、相手国の国策を誤らせる事にある。(中略)とにかく大東亜戦争で日本は国際謀略というものに引っ掛かって敗北した。謀略に対して暗かったという、日本の不明がある。決して物量に敗れたとか何とかというような簡単なものではないということを、諸君達は知っておいてよろしい」
---安岡正篤;「続人間維新」より
関西師友協会 http://www.siyukai.org/