DeNAが「マジコン当たり前」の国のSNS「人人網」と提携 | 日本のお姉さん

DeNAが「マジコン当たり前」の国のSNS「人人網」と提携

中国では「マジコン当たり前」 法規制も焼け石に水 (1/2ページ)
2010.11.4 22:27

問題のマジコンと、最新ソフトが入手できる中華系ダウンロードサイト【拡大】
 人気の携帯ゲームで海賊版ソフトが遊べる「マジコン」に対し、文化庁が罰則付きで製造・販売を規制する著作権法の改正案を今年度中にまとめる。だが、ユーザーは「だれもが持っているので規制しても意味がない」、専門家も「今は主に中国サイトがデータの発信源となっている」と指摘。海賊版ソフトが野放しの中国が対策に乗り出さない限り、日本のゲームメーカーは“搾取”され続けることになりそうだ。(夕刊フジ)
 マジコンはインターネットの通販のほか、東京・秋葉原や大阪・日本橋の電気街にある裏モノ系ショップで2000~4000円程度で販売されている。ネット上で海賊版ソフトを無料でダウンロードし、ゲームのデータをミニSDカードにコピーして、マジコンに装着。マジコンをニンテンドーDSに差し込むと、ゲームを楽しむことができるという仕組みだ。
 国内では昨年2月に東京地裁が不正競争防止法をもとにマジコンの販売業者に対し、輸入・販売の禁止を命じた。
 あるユーザーは「判決を受けた当時、秋葉原では販売店が『在庫がなくなる』とあおり、駆け込み需要が起きた。だが、その後も延々と販売は続き、コアなユーザーの手には行き渡っている」と語る。一方で「かつて最新ゲームのデータ入手先は国内ユーザーがアップロードした『ウィニー』上など、ファイル共有ソフトを通じて手に入れるのが常套手段だったが、今は警察の摘発の危険があるため、中華系サイトに移行した」と明かす。実際、このユーザーが指摘した中国のサイトにはDSの最新ソフトがズラリ。「漢検DSトレーニング」やら「DSお料理ナビ」など、明らかに中国人向けではないソフトも簡単にダウンロード可能となっていた。
 中国在住のITライター、山谷剛史氏は「中国のゲームショップでは本体ばかりで基本的にソフトを売っていない。中国の20代30代は、みんなマジコンを使うのが当たり前だと思っている」と著作権意識の低い中国の実情を指摘する。
 「法的に日本のソフトを売るには当局の検閲が必要になり、発売までにかなりの時間がかかる。それなら日本で発売されたソフトのデータを吸い上げ、海賊版をネットにアップロードすれば早いという考えが中国人にはある。力業で日本語を中国語に翻訳、有名なIT系ポータルサイトでも堂々とデータを公開している。淘汰されるべきサイトだが、摘発された実績はなく、当局もやる気がない」(山谷氏)
 つまり、中国人の悪さに、日本のマジコンユーザーも相乗りしている構図。こんなところで日中の友好を深めてもしようがない。
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/101104/cpb1011042232003-n1.htm

DeNAが中国SNS「人人網」と提携 会員に中国版モバゲー公開
産経新聞 6月5日(火)16時34分配信

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DeNAのソーシャルゲームサービス「モバゲー」の海外版(写真:産経新聞)

 DeNAは5日、中国最大の実名登録制の交流サイト(SNS)「人人網(レンレンワン)」を運営する人人公司(北京)と業務提携したと発表した。登録者数が1億5000万人以上という人人網のIDで、DeNAの現地法人による中国版「Mobage(モバゲー)」を楽しめる。

【写真】美人女優が官僚を痛烈批判! 中国メディア脅かす「微博女王」

 具体的には人人網がサービスの中に専用コーナーを開設。ここで中国版モバゲーのゲームアプリをダウンロードし、手軽にアクセスできるようにする。

 中国内では、SNSが政府規制されており、米フェイスブックは公開に規制を受けているが、実名登録制で政府規制をクリアしたSNSが着々とユーザーを増やし、規模を拡大している。DeNAはこうした中国のSNSと組んでゲーム利用者を広げるよう狙っている。

 DeNAは今回の提携に先立って、昨年12月にも1億2000万人以上の会員を抱えるSNS大手の「開心網」の運営会社である北京開心人信息技術と提携している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120605-00000554-san-bus_all  

人民日報脅かす「微博女王」 フォロワー約2000万人 (1/3ページ)
2012.5.13 12:30【石平のChina Watch】

 中国人は今、「微博(ウェイボー)」と呼ばれる中国版ツイッターをよく使っている。インターネット大手・新浪が運営する微博サービスの登録利用者数は3億人を超え、発信件数は1日1億件に達しているという。

 言論の自由がひどく制限されているこの国の国民にとって、140字のコメントが書ける微博は、自分たちの意見を発信する大変便利な手段となっている。

 微博利用者の中で特に有名なのは女優の姚晨さんである。彼女へのフォロワー数は一時、1919万人に達したことがあり、姚さんは複数のメディアから、「微博女王」の愛称を贈られている。

 姚さんの微博は一女優としての世界を超えて、さまざまな社会問題に広く言及しているのが特徴である。たとえば昨年7月の高速鉄道追突事件では、政府の弁護に回った専門家の見解に対し、彼女は微博を使って真っ先に反論したことがあるし、政治的腐敗の象徴として取りざたされている官僚の「公費飲食」問題を取り上げて痛烈な批判を浴びせたこともある。「美人女優ながら社会派微博発信者」という姚さん独特のキャラクターは、その絶大な人気の源なのである。

 この姚さんは今、国内の既成メディアの代表格である人民日報から注目の的となっている。去る4月26日、人民日報社の張研農社長は上海復旦大学の学生たちとの懇談で、ネットなどの新興メディアが急速に普及していることに対し、人民日報が大変な危機感を覚えているとの話をしたが、その中で彼が自分たちの恐れる新興メディアの具体例として挙げたのがまさに姚晨さんのことであった。「人民日報の購読部数は約280万部なのに姚晨さんの微博のフォロワー数は1919万人もいる。人民日報の購読部数の7倍に近い数字だ。わが人民日報はたった1人の女の子に負けているのではないか」と張社長が、やや自虐気味の口調で嘆いているところが、翌日には多くの新聞紙の紙面を飾るネタとなり、「人民日報は微博女王のことで危機感を覚えた」との話題が全国で大きな反響を呼んだのである。

 姚晨さんという1人の女優の発信する微博が人民日報の購読者数をはるかに超えて多くの国民の支持を得ていることは中国社会の激変を象徴するような注目の出来事であろう。

 これまで、政治権力は情報の発信権を独占することによって言論の統制を行って体制の維持を図ってきたが、今や、ネットの普及によって独占状態が完全に打破されただけでなく、情報発信の主導権は徐々に、人民日報のような官製メディアの手から姚晨さんのような普通の人々の手に移りつつある。姚さんのような人が「反体制」の立場に立たなくても、情報発信の主導権が彼女たちによって握られるようなこと自体が、体制にとっての深刻な危機なのである。 

 それが故に、共産党政権は最近、微博に対する取り締まりの強化に躍起になっている。昨年12月、当局が「微博上のわいせつ情報や低俗情報への取り締まり」と称して206のアカウントを一斉に閉鎖したのも、今年4月、例の薄煕来氏失脚事件との関連において当局が「デマを流した」として新浪微博の一部機能の停止を命じたのも、すべては統制強化の一環であろう。しかし体制がいくら必死になったとしても、数億人の微博利用者を統制下におくようなことは物理的にもまず不可能だし、国民の多くが人民日報よりも姚晨微博を愛読している事実を変えることもできないだろう。時代の流れは確実に、独裁体制弱体の方向へと向かっているようである。

                   ◇

【プロフィル】石平

 せき・へい 1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120513/mcb1205131230002-n1.htm