治安がよく、まあまあ安全な国はマレーシア
マレーシアでロングステイ
■一番人気のオーストラリアでも
一番人気のオーストラリアは、実は人口比で窃盗や婦女暴行事件の発生率が世界でもトップクラスどということを知らない日本人は多い。隣家との距離がひじょうに離れている人口数百人の街も多く、女性との交流の少ない地域では近親相姦も多い。
もちろん、移民の国であるオーストラリアには世界各国からの移住者が多く、それだけに、警察当局も苦労している。中東やパキスタンなどから国際テロ組織のメンバーも入っていると見られ、空港などのチェックは厳しい。地理がわからない中国人のタクシー運転手がいたりで、困惑することも多い。
日本よりも安全だと思われているオーストラリアも、置き引きなどによる盗難事件が多い。物価の上昇とともに、生活に不安を覚える移住者も多く、治安悪化の要因となっている。
最近ではゴールドコーストやその近くのブリスベンなどで日本人相手の窃盗事件がふえているという。オーストラリアでは1、2年に一人くらいのペースで若い日本人女性が殺害され、遺体は砂漠地帯などに放置されている。バイクなどで旅行中のオーストラリア人に声をかけられ、ついていってレイプされる女性も多い。
■微笑(ほほえみ)の国タイもやっぱり、
ロングスティヤーに人気のタイで日本人に対する殺人事件があった模様だ。東京出身の67歳の男性がタイで行方不明になっていたが、12月30日、中部のチョンブリ県で両手足を切断された死体が見つかり、男性のものと思われている。この男性は投資話に乗せられて現金約350万円をもってバンコクに行ったという。その一ヶ月前の11月25日には、タイ北部の古都スコタイのタバンヒン寺院近くで首を鋭利な刃物で切られた27歳の日本人女性の遺体が発見されている。強盗殺人事件と見られている。
タイには殺人を請け負うプロの殺し屋が存在する。数年前にホテルのカウンターで財布の中の札束を見せびらかすようにした日本人が、しばらくして客室で殺される事件があった。金銭トラブルや恨みを買うような言動は避けるほうがいい。
タイは軍のクーデター以来、政治状況が不安定でバンコクで爆弾事件や襲撃事件が発生している。また、南部のマレーシアとの国境に近い地方ではイスラム過激派がテロ行為を行っている。タイでは聖徳太子が描かれた旧一万円札の偽札が流通しているという。日本人相手に両替などを持ちかけるタイ人がいるという。
■フィリピンのことは、今さらいうまでもないけれでど
2006年12月にはフィリピンのマニラ首都圏南方のカビテ州で日本人一人が強盗に射殺された。フィリピンは日本人が日本人にかけた保険金目当ての殺人が多いことで知られている。フィリピンでは2006年中に強盗などで日本人が死傷した事件が6件発生している。また、睡眠薬強盗や売春がらみの恐喝なども頻発している。アロヨ大統領に反発すいるグループが社会混乱をねらって誘拐やテロを目論んでいる。さらに、南部のミンダナオ島ではイスラム系反政府勢力や過激派などが国際テロ組織と組んで、爆弾テロを行っている。
フィリピンでは警察官が犯罪組織の一員であることも多く、ホテルのボーイと組んで、ホテルに滞在中の日本人客の部屋で、麻薬を発見したふりをして逮捕し、多額の金銭を要求することもある。そして、銃砲所持がゆるいことから、数千円で殺人を請け負う殺し屋もいるし、強盗を職業としている人たちも多い。
■マレーシアでは
こうして考えてみると、治安がよく、まあまあ安全な国はマレーシアということになる。
昨今、置き引きや引ったくりなどの犯罪がふえているとはいえ、マレーシアは政治的にきわめて安定し、経済的にも中流クラスがふえている。多くの人たちがより豊かな生活を実現している一方で、働くのは嫌だけど、ほしい物を手に入れたいという願望をもつ低所得層の若者がふえて、引ったくりなどの増加につながっているようだ。
しかし、国民性や民族性からして、殺人や誘拐などの凶悪犯罪にはしるグループはきわめて少数だといえる。もちろん、殺しを職業としている人もいないし、いろいろ言われているけれど、警察官は市民に銃を向けたり、犯罪組織に加担したりは絶対にしていない。日本の冤罪事件をでっち上げる鹿児島県警や富山県警、心霊詐欺グルーブの主要メンバーだった神奈川県警幹部、相手にしてくれない女性を拳銃で殺害した警視庁巡査のような悪質な警察官はほとんどいない。
この十年余りで、マレーシアで日本人が殺害されたと思われる事件は三件で、被害者はいずれも女性だ。13年前に駐在員の夫人が殺害された事件は怨恨による殺人という説が浮上したが未解決のままだ。ビデオショップの受付の女性が殺害された事件ではアンパン地区に住んでいる不良少年グループが摘発されたが、背後に日本人男性の影が見え隠れしていた。(この日本人男性は、もうマレーシアにはいないが、彼の友人=仲間はいる。)もう一人は殺人か自殺か分らないが、殺人の可能性が高いと思われている。この事件にも理解に苦しむ遺書を書いた(書かせた)日本人男性の影がある。
マレーシアで、置き引きや引ったくり以外の日本人が被害に遭う犯罪は「いかさま賭博」など詐欺系の事件が多い。加害者はマレーシア人のこともあるが、日本人によるケースも多い。それも、詐欺師として知られている人が、ビジネスの投資をからめたうまい話をもちかけるケースが多く、騙されるほうにも欲がからんでのことだから、しかたがないのだが・・・
先日あった、千数百万円を両替したあとに車から盗まれた事件は、問題外だ。油断して、やられたほうに問題がある。
世界でもっとも平和で安全な国である日本から来ると、いかに安全度はトップクラスであっても、油断をすれば、窃盗にあうし、詐欺師たちの餌食にもなる。事件や事故に遭わないようにするにはどうしたらいいか?もしも事故や事件に巻き込まれてしまったらどう対応したらいいか、あらかじめ理解しておかないと、二重、三重に墓穴を掘ることになってしまう。マレーシアでの生活をたのしむために、いろいろな情報をあつめて、何があっても動じないだけのことだけはやっておこう 。
http://www.nichimapress.com/longstay/2008/longstay01_2008.html
■一番人気のオーストラリアでも
一番人気のオーストラリアは、実は人口比で窃盗や婦女暴行事件の発生率が世界でもトップクラスどということを知らない日本人は多い。隣家との距離がひじょうに離れている人口数百人の街も多く、女性との交流の少ない地域では近親相姦も多い。
もちろん、移民の国であるオーストラリアには世界各国からの移住者が多く、それだけに、警察当局も苦労している。中東やパキスタンなどから国際テロ組織のメンバーも入っていると見られ、空港などのチェックは厳しい。地理がわからない中国人のタクシー運転手がいたりで、困惑することも多い。
日本よりも安全だと思われているオーストラリアも、置き引きなどによる盗難事件が多い。物価の上昇とともに、生活に不安を覚える移住者も多く、治安悪化の要因となっている。
最近ではゴールドコーストやその近くのブリスベンなどで日本人相手の窃盗事件がふえているという。オーストラリアでは1、2年に一人くらいのペースで若い日本人女性が殺害され、遺体は砂漠地帯などに放置されている。バイクなどで旅行中のオーストラリア人に声をかけられ、ついていってレイプされる女性も多い。
■微笑(ほほえみ)の国タイもやっぱり、
ロングスティヤーに人気のタイで日本人に対する殺人事件があった模様だ。東京出身の67歳の男性がタイで行方不明になっていたが、12月30日、中部のチョンブリ県で両手足を切断された死体が見つかり、男性のものと思われている。この男性は投資話に乗せられて現金約350万円をもってバンコクに行ったという。その一ヶ月前の11月25日には、タイ北部の古都スコタイのタバンヒン寺院近くで首を鋭利な刃物で切られた27歳の日本人女性の遺体が発見されている。強盗殺人事件と見られている。
タイには殺人を請け負うプロの殺し屋が存在する。数年前にホテルのカウンターで財布の中の札束を見せびらかすようにした日本人が、しばらくして客室で殺される事件があった。金銭トラブルや恨みを買うような言動は避けるほうがいい。
タイは軍のクーデター以来、政治状況が不安定でバンコクで爆弾事件や襲撃事件が発生している。また、南部のマレーシアとの国境に近い地方ではイスラム過激派がテロ行為を行っている。タイでは聖徳太子が描かれた旧一万円札の偽札が流通しているという。日本人相手に両替などを持ちかけるタイ人がいるという。
■フィリピンのことは、今さらいうまでもないけれでど
2006年12月にはフィリピンのマニラ首都圏南方のカビテ州で日本人一人が強盗に射殺された。フィリピンは日本人が日本人にかけた保険金目当ての殺人が多いことで知られている。フィリピンでは2006年中に強盗などで日本人が死傷した事件が6件発生している。また、睡眠薬強盗や売春がらみの恐喝なども頻発している。アロヨ大統領に反発すいるグループが社会混乱をねらって誘拐やテロを目論んでいる。さらに、南部のミンダナオ島ではイスラム系反政府勢力や過激派などが国際テロ組織と組んで、爆弾テロを行っている。
フィリピンでは警察官が犯罪組織の一員であることも多く、ホテルのボーイと組んで、ホテルに滞在中の日本人客の部屋で、麻薬を発見したふりをして逮捕し、多額の金銭を要求することもある。そして、銃砲所持がゆるいことから、数千円で殺人を請け負う殺し屋もいるし、強盗を職業としている人たちも多い。
■マレーシアでは
こうして考えてみると、治安がよく、まあまあ安全な国はマレーシアということになる。
昨今、置き引きや引ったくりなどの犯罪がふえているとはいえ、マレーシアは政治的にきわめて安定し、経済的にも中流クラスがふえている。多くの人たちがより豊かな生活を実現している一方で、働くのは嫌だけど、ほしい物を手に入れたいという願望をもつ低所得層の若者がふえて、引ったくりなどの増加につながっているようだ。
しかし、国民性や民族性からして、殺人や誘拐などの凶悪犯罪にはしるグループはきわめて少数だといえる。もちろん、殺しを職業としている人もいないし、いろいろ言われているけれど、警察官は市民に銃を向けたり、犯罪組織に加担したりは絶対にしていない。日本の冤罪事件をでっち上げる鹿児島県警や富山県警、心霊詐欺グルーブの主要メンバーだった神奈川県警幹部、相手にしてくれない女性を拳銃で殺害した警視庁巡査のような悪質な警察官はほとんどいない。
この十年余りで、マレーシアで日本人が殺害されたと思われる事件は三件で、被害者はいずれも女性だ。13年前に駐在員の夫人が殺害された事件は怨恨による殺人という説が浮上したが未解決のままだ。ビデオショップの受付の女性が殺害された事件ではアンパン地区に住んでいる不良少年グループが摘発されたが、背後に日本人男性の影が見え隠れしていた。(この日本人男性は、もうマレーシアにはいないが、彼の友人=仲間はいる。)もう一人は殺人か自殺か分らないが、殺人の可能性が高いと思われている。この事件にも理解に苦しむ遺書を書いた(書かせた)日本人男性の影がある。
マレーシアで、置き引きや引ったくり以外の日本人が被害に遭う犯罪は「いかさま賭博」など詐欺系の事件が多い。加害者はマレーシア人のこともあるが、日本人によるケースも多い。それも、詐欺師として知られている人が、ビジネスの投資をからめたうまい話をもちかけるケースが多く、騙されるほうにも欲がからんでのことだから、しかたがないのだが・・・
先日あった、千数百万円を両替したあとに車から盗まれた事件は、問題外だ。油断して、やられたほうに問題がある。
世界でもっとも平和で安全な国である日本から来ると、いかに安全度はトップクラスであっても、油断をすれば、窃盗にあうし、詐欺師たちの餌食にもなる。事件や事故に遭わないようにするにはどうしたらいいか?もしも事故や事件に巻き込まれてしまったらどう対応したらいいか、あらかじめ理解しておかないと、二重、三重に墓穴を掘ることになってしまう。マレーシアでの生活をたのしむために、いろいろな情報をあつめて、何があっても動じないだけのことだけはやっておこう 。
http://www.nichimapress.com/longstay/2008/longstay01_2008.html