どちらも野蛮な部分を持っている。
タイ人って、都会のタイ人は全員チュウゴク系だからね。
田舎のタイ人は現地系で貧乏。
でも、チュウゴク系も現地系も
どちらも日本人が理解できないほど
野蛮な部分を持っている。
~~~~~~~~~~~~~~
タイに渡った鑑識捜査官 [単行本]
戸島 国雄 (著)
価格:¥ 1,680
タイ警察で鑑識実務を実地指導してきた「鑑識36年」の著者による貴重なドキュメント
2011/9/13
By 左党犬 トップ500レビュアー
単身でタイ社会に飛び込んで、カラダを張ってタイ警察で鑑識実務を実地指導してきた「鑑識36年のベテラン」の著者による、マッチョな無茶な生き様をつづったドキュメントである。あくまでも「現場」に徹底的にこだわりつづけた著者のエピソードが満載、内容も盛りだくさんで、単行本三冊分以上にも相当する。読んで面白い、じつに貴重なレポートである。
最愛の妻を病気で亡くし、茫然自失の日々を送っていた54歳の日本警察の鑑識捜査官は、JICA(国際協力機構)が募集していたタイ国派遣事業に応募し合格する。新天地の仕事で気分一新しようと思い立った著者は、二年間の任期の新しい仕事にとりかかるのだが、これが最初から「想定外」のことばかりで、読んでいるこちらがハラハラしてくるほどだ。
現地での仕事は、基本的に数ヶ月に一回の鑑識セミナーの実施のみ。しかしそれに飽き足りない著者は、一大決心のもと現場に飛び込んで肌身をつうじてタイの現状を把握することからはじめる。「上から目線」の教えてやるではなく「現場」に飛び込んで、現地の鑑識捜査官たちとともに汗を流すことが必要だと悟ったからだ。
本書で語られているのは先駆者の苦労の数々というべきだが、それにしても、著者が現場で指導するまでのタイ警察の実態には驚かされることばかりだ。著者がタイに飛び込んだ1995年当時は、警察の鑑識などあってないようだと言っても言い過ぎではなかったのだ。タイ人特有の「マイペンライ」意識のいいかげんさと同時にプロ意識も濃厚なタイ警察の警察官たちの素顔も面白い。
著者みずからが「現場」に飛び込んでかかわったエピソードのひとつひとつはとてもハンパなものじゃない。数多くの殺人事件、運河でのバラバラ遺体発見、スラム街での火事、バンコクにいる日本の暴力団との命がけの渡り合い、タクシン首相時代の「麻薬撲滅作戦」、クーデター、プーケットを襲った2004年の「インド洋大津波」での膨大な遺体の鑑識作業などなど。まさに、日本人鑑識捜査官によるタイ王国事件簿とでもいったらいいような内容だ。灼熱の国タイは事件においても原色の世界なのだ。
観光ガイドにはけっして書かれることのないタイとタイ人のほんとうの姿を知りたい人、鑑識捜査官の仕事の実際について知りたい人、タイ人を部下にもっている人、南部のリゾート地に大被害をもたらした大津波の現場がどんな状態であったかを知りたい人にはぜひ薦めたい一冊である。
ただし、挿入された写真にボカシが入れてあるが、文章にはボカシはいっさいない。心臓の弱い人は読まない方がいいかもしれないと付け加えておこう。
タイに渡った001号 2012/5/29
By おき軍事
「鑑識」と聞いてあなたは何を思い浮かべるでしょうか?
指紋採取?
石膏での足型とり?
似顔絵?
・・・・
テレビドラマを通じて知名度の高い警察の鑑識活動。
私は、この人を通じて、その魅力を知りました。
この人は、派遣されたタイで、デビューに大失敗しながらも、
「現地の人の視線で現場を見る」
という姿勢でハンデを乗り越えた人です。
この人は、仕事にのめりこんだ挙句、自分の体が死臭ぷんぷんになっていること
に気付かず、自分の周りにだけ人が寄ってこないことを不思議がった人です。
この人は、自分の専門能力を、
街に出て、自分の力で磨いた人です。
この人は、捜査の重要資料としての「似顔絵」を
ゼロから作り上げた人です。
改めて思います。
わが国の力といわれるものは、
自らの職能をうまずたゆまず磨き続ける、各現場の下士官クラスが支えているの
だと。
そして彼らは、自分の力を磨き上げることそのものを楽しんでいる、
ということを。
001号について知りたい方は、こちらをどうぞ
警視庁似顔絵捜査官001号
~~~~~~~~~~~~
内容紹介
警視庁きっての鑑識のプロが、タイの事件現場で見たのは、日本の緻密な科学捜査とはほど遠い現実だった。事件現場にはヤジ馬が入り込み、捜査官は手袋すら着用していない──自ら捜査の第一線に立ち、実地で教えた多くの鑑識技術は徐々にタイ警察に浸透し、検挙率は飛躍的にアップ。2004年のインド洋大津波では10名の部下を率いて最初に被災地に入り、3カ月間にわたって遺体の身元確認に従事した。タイの犯罪捜査に技術革命をもたらした警察OB感動の記録!
戸島国雄(とじま・くにお) 1941年1月1日生まれ。1960年自衛隊に入隊。1965年警視庁巡査。1970年警視庁刑事部鑑識課現場写真係。三島由紀夫割腹事件、三菱重工爆破事件、ホテル・ニュージャパン火災、日航123便墜落事故、オウム真理教関連事件などを担当。警視総監賞部長賞等107回受賞。1995年JICA(国際協力機構)の専門官として、タイ内務省警察局科学捜査部に派遣され、犯罪捜査および現場鑑識の指導にあたる。1998年帰国。警視庁似顔絵捜査官が設立され、犯人手配用の似顔絵専門捜査官001号の任命証を警視総監より受理。2001年警視庁を定年退職。2002年3月JICAのシニアボランティアとしてふたたびタイに渡る。警察大佐を拝命。2004年12月、スマトラ島沖地震による大津波発生の直後から被災地に入り、遺体の身元確認に従事。2011年7月帰国。『似顔絵捜査官001号(仮題)』の出版も予定。
~~~~
2008/08/24(Sun)
タイのおぞましい事件簿
先日、バンコクで起きた、日本人拉致~殺人(?)事件。
その類のニュースは、あまりチェックしないので、その後の経緯はよく知らないが、、
昨晩、パタヤでの出来事。
奥さんの友だちの弟が、とある事件の被害者となってしまい、、
警察~病院と、友だちに付き添ってきたらしいが、何ともむごたらしい
タイならではの話―。
◆パタヤ事件簿
彼は、22~23歳のタイの若者。
顔立ちもハンサムで、愛嬌もよく、タイ女性からもモテモテだったらしい。
と、昨晩。
インターネットカフェで働く彼の仕事場に、銃を持った3人の若者が乱入。
彼を表に連れ出すと、持っていた銃で殴り、袋叩きにしたらしい。
周囲に群がった野次馬にも、銃で威嚇、もちろん手出しはさせない。
そして、バイクで逃げ去ったとのことだが・・。
警察の調べによると、犯人の若者たちは、彼の頭部~顔のみを
メッタメタにやったようで、脳への挫傷もひどく、アゴの骨は砕け、
顔面は目を覆うほどの損傷で、、モテ男の彼に嫉妬した(多分)元仲間が、
彼を二度とモテなくさせるためにとった、一種の報復行為だろう・・との見解。
(ま、、マジ・・)
肝心の犯人は、現在も逃亡中・・。
彼は、今も尚、集中治療室で、意識不明の状態が続いているとのことで、
警察も、彼が意識を取り戻すまで、捜査を待機しているようだが・・
それにしても、何ともタイらしい・・と思ったのは、、犯人逃亡後、すぐに彼は、
救急車で市内の総合病院に運ばれたのだが、精密検査を受けるのに、
20分あたり10.000バーツ近い費用がかかると、病院側からはシビアな対応。
もちろん一般のタイ人には払えない額というわけで、チョンブリの病院に移送された。
しかし、チョンブリの病院では、最新鋭の治療を施せるはずもなく、、
彼が、どうなるかは、現在もって予断が許されない状況だという。
脳内は倍近く腫れ上がり、そして、たとえ意識回復できたとしても、
砕けたアゴと失ってしまった美形は、元通りに戻ることはない・・とのこと。
ちなみに、タイでは、タクシン政権時に制度化されたイエローカードなるものがある。
田舎の貧しい人にも優しい、日本でいうところの国民健康保険のようなもので、
病院での治療を、安く受けることが出来るわけだが、キーキアット(めんどくさがり)な
タイ人の性格だけに、彼は、このイエローカードを発行していなかったのである・・。
最新鋭のオペを受けることが出来ない意識不明状態の彼に対し、
その彼の回復を待たないと進まない捜査。。そして、逃亡中の犯人。
非常に憂鬱な気持ちになってしまい、、彼女との会話を終えた僕だが・・。
タイは、その辺の若者が、簡単に銃(ピストル)を手にすることが出来る国。
日本のように無秩序な殺人事件は少ないが、タチの悪い若者は、ホントにタチが悪い。
バイクによるひったくり被害もよくある話だが、実際、狙われたら最後。絡まれたら最後。
恨まれたら、、拉致られたら、、終わり、、なのである。
だから、タイで、目立った風貌・態度・行動は避けるべき!!(だと思う)
http://sabailife.blog46.fc2.com/blog-entry-222.html
タイの事件簿↓
2008/08/25(Mon)
タイのおぞましい事件簿―続編
前回の日記で、パタヤで起きたおぞましい事件簿を書いたが、
それから3日。被害者の彼は、いまだ病院のベッドで目を覚ますことなく
昏睡状態が続いているという・・・。
それでは、肝心の犯人は?
その後の警察の調べによると、ようやく犯人の目星がついたとのこと。
(実は)犯人と被害者の彼は、特に友だち同士という関係ではなかった。
彼らはどちらも、タイ人がよく行くパブレストランの常連客だった・・とのことだった。
事件の経緯は、こうだ(↓以下)。
◆パタヤ事件簿―その2
仕事帰りなどに被害者の彼(=A)が、よく仲間との飲みで利用していたパブレストラン。
そこには、いわゆるサービスガールがいる。ハイネケンガールに、シンハーガール、、
解放的な空間に、生バンドが入り、みなでワイワイ酒を飲みながら、タイ食をつまむ。
日本で言えば、ビアガーデンといった感じだろうが、タイの若者、一般のタイ人が、
これらパブレストランで働く女性を口説く光景も、日常的なものである。
小金持ちのオッサン連中が、ミアノイ(めかけ)を見つけるのも、これらパブレストランで
あることが多いようだが、、実際、今回の事件の犯人である彼(=B)も、行きつけの店で
気に入った女性がいたらしい。
しかし、狙っているサービスガールは、事件の被害者となる彼(=A)に、首ったけ。
そして、その嫉妬心から、Bは、モテモテAの顔をモテなくさせることを決意。
今回の事件に繋がったという、いきさつである―。
金銭目当ての盗難事件に、拉致、殺人事件。
観光客が多い、人が集まる都市ともなれば、それは世界各国どこでも起こりうる事態である。
金がある所に、人は寄ってくる・・。
でも、タイは治安が悪いとよく言われるが、実際、タイに住んでみると、そうでもない。
僕は、日本のほうがよっぽどタチが悪いように思う。
人さらいが怖いからと、日本の親たちは、子供の学校の送り迎えに気を使う。
通り魔が怖いからと、夜、出歩けない人々。人が集まる所なら、どこでも危険(?)。
いきなり、、無秩序に、、そして、無関係の人々に向けた事件は、全くもってタチが悪い。
タイでは、そんな事件は、あまり起こらない。
だから、普通に生活していれば、特に怯えることも、心配することもない。
ただ、、タイ人は、情熱的に生きる民族だけ合って、人への優しさや情が深いのも
確かだが、その分、裏切られた時、自分の思い通りにならない時の反発力が
すさまじいことも確かである。
タイ映画やテレビドラマにもよくあるように、真逆のベクトルへと方向転換した
情熱的な心は、、おそろしいばかりの恨み・・となって爆発する。
田舎部には、古くカンボジアや、ミャンマー系統の生まれも多く、
「ブラックマジック」と呼ばれる、念術じみたものもあったりするが、
やはり、殺傷・殺人事件となると、情に溺れた・・情に駆られた・・という原因が
多いように思う。
まだ捕まってはいないが、今回の事件の犯人は、20年の禁固刑になるだろうとのこと。
彼(=B)は、モテ男の彼(=A)への嫉妬が理由で、今後、20年間オリの中で暮らすことに
なるのである。もちろん、そんなこと彼(=B)は知らない。
ただ、その時。その瞬間を、情熱的に、感情的に、行動に移すのがタイ人なのである。
そして、それは、タイ人同士。 タイ人-外国人という関係でも同様のこと。
僕が、よくタイ人を子供のような性格だ・・と感じるのも、こういった視点もあるからだ。
そこには、当然のごとく、理性はない。
子供が他人のおもちゃを横取りする。浮気者の旦那のナニをぶった切る。
それは、ただ、ただ、ジャイアン的発想の上での行いなのである。
そして、僕は、この国では、もちろんのこと外国人。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」とは言うが、、この国では、虎穴に入りすぎるのもどうか・・
とも思う。というわけで、目立ちすぎず、当たり障りなく、適度な感触でタイという国に
接していこうと思う、パタヤの今日、この頃である。
→タイコラムを読む
http://sabailife.blog46.fc2.com/blog-entry-223.html