河野化山容疑者(43)(自分が所有する)壊れたバスの修理をしようと手配していた」
関越道バス事故 会社所有の複数台のバスでシートベルトが破損
フジテレビ系(FNN) 5月8日(火)7時2分配信
群馬県の関越自動車道で乗客7人が死亡したバス事故で、事故を起こしたバス会社「陸援隊」の所有している複数台のバスで、シートベルトが壊れていたことがわかった。
国土交通省によると、2日に行った特別監査で、陸援隊の所有するバス19台のうち、複数台のバスでシートベルトが壊れていて、締められないなどの不備があったという。
貸し切りバスのシートベルトについては、国土交通省の保安基準で、全ての席の設置が義務付けられているが、事故直後、乗客が「シートベルトが壊れていた」と話していたことがわかっている。
一方、国土交通省は、全国の貸し切りバス会社およそ200社を対象に、勤務の実態などを調べるための重点監査を、7日から始めた。
また、高速ツアーバスを企画する旅行会社およそ60社に対しても、8日から立ち入り検査を行うという。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20120508-00000802-fnn-soci
陸援隊に3度目立ち入り検査=関越バス事故―関東運輸局
時事通信 5月9日(水)10時25分配信
群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故で、国土交通省関東運輸局は9日、運行したバス会社「陸援隊」(千葉県印西市)に立ち入り検査に入った。同社への立ち入りは3度目。同局は既に、同社が使用していたバス19台のうち、事故車両を除く11台を検査しており、この日は残る7台を調べている。
同局などによると、これまでの検査で、陸援隊が、運転手河野化山容疑者(43)=自動車運転過失致死傷容疑で逮捕=に違法な名義貸しをしていたことや、運転手の過労防止措置が不適切だったことなどが判明。検査済みの11台のうち、5台は一部の座席からシートベルトが外され、別の1台は、車内に消火器が設置されていなかったことも分かった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120509-00000041-jij-soci
「ホテルでバス修理の手配」=夜間運転「不安」とも-河野容疑者が供述・関越道事故
群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故で、自動車運転過失致死傷容疑で逮捕された運転手河野化山容疑者(43)が、県警高速道路交通警察隊捜査本部の調べに対し、事故前に滞在した石川県白山市のホテルでの行動について、「(自分が所有する)壊れたバスの修理をしようと手配していた」と供述していることが6日、捜査関係者への取材で分かった。「夜間の運転は不安だった」とも供述しているという。
捜査本部は、同容疑者がホテルで十分な睡眠を取らなかったことが、居眠り運転につながった可能性もあるとみて捜査。バス会社の針生裕美秀社長(55)からも事情を聴き、勤務実態などの解明を進める。(2012/05/06-23:00)http://www.jiji.com/jc/zc?k=201205/2012050600194&rel=y&g=soc