こんなに広範囲で見られるのは1080年(平安時代!)以来 | 日本のお姉さん

こんなに広範囲で見られるのは1080年(平安時代!)以来

金環日食、どこで見る?誰と見る?

5月08日08時00分

提供:blogram通信

5月21日の「金環日食」まで2週間を切り、日本中の、そして、ブロガーたちの盛り上がりもピークを迎えようとしている。
「図表入りの記事はこちら」
金環日食とは、太陽の前を月が通過する際、太陽が月に隠れてリング状に輝く天文現象。
前回、国内で金環日食が観測されたのは1987年(25年前)の沖縄本島で、次回は2030年(18年後)の北海道。十年から数十年に一度という頻度で、国内のどこかで観測される貴重な出来事。

でも!今回の金環日食は、国内の太平洋側を中心とした広いエリアで観測できるというのだからスゴイ。こんなに広範囲で見られるのは1080年(平安時代!)以来、932年ぶりとか。
しかも、次に例えば東京で見られるとしたら、

2312年・・・、300年後らしい。

ということで、たくさんのブログにも、観察用メガネや撮影用フィルターなどを入手&準備して、楽しみにしている様子がアップされていて、読んでいるだけでもワクワクしてくる。

で、グッズの準備ができたところで、さらに当日、重要になってくるのが“どこで見るか”ということ。申し込んだツアーやイベントを楽しみにしている人もいれば、

・観測地を探すため、バイクであちこち走りまわりました
・川沿いウォーキングで見つけた地点で待ち受ける予定でおります
・やっぱりあそこしか思いつかない。前夜から入山し山頂で観察する予定です

など、自分の足や経験を頼りにベストポイントを選定している人も。

ちなみに、観測地を選ぶにあたっては、

・東の方向が開けていて、日が昇る目印となる景色があること
・電柱や電線が視界に被らないように
・太陽がどのあたりに昇ってくるかを確認しとく必要があります

などなど、参考にしたい注意点も多くアップされている。

地域差はあるが、部分日食も含め、食の始めから終わりまでは、朝6時~9時くらい。金環日食の始めから終わりとなると7時30分前後の数分間。

特に、日食グラスを着けてしまうと視界が真っ暗になるので、希少な数分のチャンスを逃さないためにも、周囲の安全や太陽の位置など、細部に至る入念な準備もしておいた方がよさそう。

ところで、入念な準備といえば、人によっては、“誰と見るか”も重要らしく、

・「ねぇ、一緒に見よーよ」言えたらいいな言えないけどなぁ朝早いしねぇ
・カレと一緒に見れたらいいなぁ
・「一緒に見たいから、その日会社を休めないか?」と彼氏に聞かれた

といった書き込みもちらほら。

早朝すぎるけどデートに誘う口実にもなるし、こっちの準備も万端にして、世紀の天体ショーの感動を共有できたら理想的。

21日は多くの人が、学校や会社で行われる観察会に参加したり、会社を休んで観測地に出向いたり、家族でベランダに出たり、SNSで仲間と感動を報告し合ったり、それぞれの場所で、それぞれの思いで空を見上げていることだろう。

みなさんは、どんなところで、誰と見る予定ですか?

(高宮真琴)