海のサファリパークに
コククジラ目撃相次ぐ=希少種、三河湾回遊か―水族館が調査・愛知
時事通信 5月2日(水)5時14分配信
愛知県田原市の伊良湖沖などの三河湾で3月、クジラの目撃情報が相次いだ。水族館「南知多ビーチランド」(同県美浜町)などの調査で、絶滅の危機にひんしている希少種コククジラと判明。2010年にも田原市沖で目撃されており、ビーチランドは「三河湾周辺を回遊している可能性が高い」としている。
コククジラは全身が灰色で体にフジツボなどが付着しているのが特徴。体長10~15メートルで、海底のゴカイや軟体動物などを食べる。地球上で最も長い距離を移動する動物の一つと言われ、陸地に沿って計2万キロも往復する。
北太平洋と周辺海域のみに分布し、大きく分けて北米と東アジアの2グループがあるが、沿岸付近に生息するため捕獲されやすい。東アジアのグループは乱獲で150頭程度まで減少し、絶滅の危機にさらされている。
知多半島先端の師崎と渥美半島先端の伊良湖を結ぶフェリーの船員などから3月、クジラの目撃情報が複数寄せられ、ビーチランドが調査。同月16日に伊良湖沖で写真撮影に成功し、三重大の吉岡基教授の鑑定でコククジラと判明した。30日には三河湾央にある佐久島の沖でビデオ映像に捉え、16日と同一のクジラと判定された。
時事通信 5月2日(水)5時14分配信
愛知県田原市の伊良湖沖などの三河湾で3月、クジラの目撃情報が相次いだ。水族館「南知多ビーチランド」(同県美浜町)などの調査で、絶滅の危機にひんしている希少種コククジラと判明。2010年にも田原市沖で目撃されており、ビーチランドは「三河湾周辺を回遊している可能性が高い」としている。
コククジラは全身が灰色で体にフジツボなどが付着しているのが特徴。体長10~15メートルで、海底のゴカイや軟体動物などを食べる。地球上で最も長い距離を移動する動物の一つと言われ、陸地に沿って計2万キロも往復する。
北太平洋と周辺海域のみに分布し、大きく分けて北米と東アジアの2グループがあるが、沿岸付近に生息するため捕獲されやすい。東アジアのグループは乱獲で150頭程度まで減少し、絶滅の危機にさらされている。
知多半島先端の師崎と渥美半島先端の伊良湖を結ぶフェリーの船員などから3月、クジラの目撃情報が複数寄せられ、ビーチランドが調査。同月16日に伊良湖沖で写真撮影に成功し、三重大の吉岡基教授の鑑定でコククジラと判明した。30日には三河湾央にある佐久島の沖でビデオ映像に捉え、16日と同一のクジラと判定された。
湾丸ごと「クジラ牧場」に=東京ドーム6個分―和歌山・太地町
時事通信 4月28日(土)5時32分配信
イルカの追い込み漁で知られる和歌山県太地町で、一部の湾を「クジラ牧場」にする構想が持ち上がっている。湾の入り口を網で仕切り、イルカや小型クジラを「放牧」。一緒に泳いだり、カヤックで回遊したりしながら、クジラたちと触れ合える海のサファリパークにしたいという。同町は今後、沿岸管理者の県や湾内の真珠養殖業者らと交渉を進め、5年後をめどに事業化を目指す方針。水産庁は「こうした試みは他では聞いたことがない」としている。
構想が浮上しているのは、同町北西部に位置する森浦湾の一部で、広さは東京ドーム約6個分の約28ヘクタール。住民の代表らで構成するまちづくり協議会がまとめた構想図によると、海水浴場や干潟が続く自然公園として整備し、ここに町周辺で捕獲したゴンドウクジラやバンドウイルカなどを放すという。大型クジラの飼育も可能かどうか検討する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120428-00000015-jij-soci
時事通信 4月28日(土)5時32分配信
イルカの追い込み漁で知られる和歌山県太地町で、一部の湾を「クジラ牧場」にする構想が持ち上がっている。湾の入り口を網で仕切り、イルカや小型クジラを「放牧」。一緒に泳いだり、カヤックで回遊したりしながら、クジラたちと触れ合える海のサファリパークにしたいという。同町は今後、沿岸管理者の県や湾内の真珠養殖業者らと交渉を進め、5年後をめどに事業化を目指す方針。水産庁は「こうした試みは他では聞いたことがない」としている。
構想が浮上しているのは、同町北西部に位置する森浦湾の一部で、広さは東京ドーム約6個分の約28ヘクタール。住民の代表らで構成するまちづくり協議会がまとめた構想図によると、海水浴場や干潟が続く自然公園として整備し、ここに町周辺で捕獲したゴンドウクジラやバンドウイルカなどを放すという。大型クジラの飼育も可能かどうか検討する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120428-00000015-jij-soci