英国人が、チュウゴク人に殺されたのは、間違いない! | 日本のお姉さん

英国人が、チュウゴク人に殺されたのは、間違いない!

正義なんかチュウゴクには無いね。知ってたけど。

~~~~~~~~~~~~~~~~

2012.04.11 No.175号
~誰よりも中国を知る男が、日本人のために伝える中国人考~
石平(せきへい)のチャイナウォッチ
http://www.seki-hei.com


■ 「規律違反」で薄氏を失脚させた指導部の思惑
元重慶市党委書記の薄煕来氏は昨日、
党中央委員・政治局員の職務を「停止」されて完全に失脚した。

新華通信社が伝えた「党中央の決定」では、
彼は「規律違反」で上述の処分を受けたとこととなっているが、
それはどのような「規律違反」なのかは「決定」の中では言及されていない。
しかし薄氏の職務停止が発表されるのと同時に、
彼の妻である谷開来が英国人の死にかかわる
故意殺人の容疑で送検されたとの発表もあったから、
薄氏の「規律違反」はこの件に関するものであろうと見られる。

おそらく薄煕来氏が重慶市党委書記の在任中、
その権限を利用して英国人の死にたいする捜査を妨害したり
あるいは殺人容疑の妻を庇ったりしたことは、
その「規律違反」の主な内容の一つとなっているだろうと思われる。
そして党中央はまさにこのような「職務違反」で
薄煕来氏の「職務停止」を決めたのは実に興味深いものである。

共産党最高指導部の政治局員である薄煕来氏の失脚は
本来たいへんな政治事件であり、党内の凄まじい権力闘争と
深刻な路線闘争から生じた結果である。
しかし党中央は今回、何らかの政治的理由からではなく、
むしろその妻の刑事事件との関わりにおいて
薄煕来氏の処分を決めたのであれば、その意味するところは
すなわち、今の指導部は極力、薄氏失脚の政治色を払拭してその本当の理由を覆い隠そうとしているのである。

実際、薄氏の処分を決めた党中央の「決定」の文面にしても、
この「決定」を擁護するために掲載された人民日報評論員文章にしても、
「政治問題」がいっさい言及されていないのは印象的である。
つまり党中央は、「政治問題」との関連性においてではなく、
刑事事件との関わりにおいて薄氏を葬り去ることで、
この一件から権力闘争と路線闘争の匂いを消して、
薄氏失脚から生じてくる政治的混乱を最小限に抑えとしているのだ。
しかも、この一件をあくまでも「薄煕来夫婦の個人問題」
として片付けたことは、要するに今の胡錦涛指導部は
「粛清の拡大」を考えていないことの証拠でもあるし、
この一件から生じてくるかも知れない
党内の権力闘争の広がりをむしろ避けたい思いであろう。

つまり、政治とは切り離した形で
厄介な「薄煕来事件」の早期収拾を図って、これからはむしろ党内の「安定維持」に全力を挙げて十八回党大会の開催を迎えようとするのは胡錦涛指導部の本音であると思う。

( 石 平 )

=★=【PR】=========================★=
誰よりも中国を知る男・石平
と、日本初の民間人国家戦略家・副島隆彦
がカチンコ対決!

『石平・副島隆彦 日中殴り合い対談』3枚組CDで発売!!!
http://www.seki-hei.com/sekisoe.html

:『石平・副島隆彦 日中殴り合い対談』3枚組CD

◆◆  石平(せきへい)のチャイナウォッチ
◎石平(せきへい)のチャイナウォッチ
のバックナンバーはこちら
http://archive.mag2.com/0000267856/index.html