チュウゴクの新貴族連中はドロドロってこと。英国人も毒殺するし。 | 日本のお姉さん

チュウゴクの新貴族連中はドロドロってこと。英国人も毒殺するし。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成24(2012)年4月10日(火曜日)
通巻第3618号   <前日発行>

 マスコミの関心は一斉に薄き来夫人の谷開来女史に
  「彼女は中国版ジャクリーヌ夫人」と米国のビジネス・パートナー
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「薄夫人の辣腕弁護士、谷開来は中国版ジャクリーヌ夫人のような人」と米国におけるビジネス・パートナー(コロラド州のバイーネ法律事務所)はウォールストリートジャーナルのインタビューに答えた(4月9日付け)。
「彼女の英語はパーフェクトで、北京の弁護士事務所は盛業を極めていた」。

 「また薄が大連市長時代に大連に招かれホテルで食事したことがあるが、薄き来は、誰とでも握手し、顔見知りばかりで、あれはアメリカの政治家とそっくりだった」と懐旧談。

 重慶のホテルで昨年11月に変死した英国人ニール・ヘイウッドが薄の息子、薄瓜瓜の家庭教師を務めてから英国留学の面倒を見たことは小誌でも触れてきたが、実際の息子の英国留学に際しては、谷開来夫人は母親としてだけではなく、英国内の大学院をめざして英国に数ヶ月滞在していた事実が英国筋の調べで判明した。

彼女は当時(薄が大連市長から遼寧省長時代)、「ホラス・コンサルティング&インベストメント」とい会社を経営しており、米国人のラリー・チェン、フランス人のパット・アンリ・デビラー(建築技師)らが薄ファミリーに頻繁に出入りを許されていた。このホラスは紀元前のローマの抒情詩人ホラチウスにちなむ。

 この間、薄の胴元は大連実徳集団の徐明・董事長(CEO)と言われ、徐は3月15日頃に中央紀律委員会に拘束されている。大連実徳集団は建材から化学薬品、輸送、保険などに進出した一大コングロマリット。
遼寧省の田舎からでてきて学歴もなく成功した企業家でサッカーチームも持っている。

 そして薄夫人が事実上の経営する北京の法律業務企業の大株主でもある。

 この徐明は一時、温家宝首相の女婿ではないか、と言われたが、『月刊多維』によれば、同名別人で温首相の娘、温如春の亭主は劉春航という。ふたりは米国留学中に知り合い、以後、夫君はJPモルガン銀行などを経て、2006年に帰国し、現在中国銀行監査管理委員会研究局の責任者と言われる。

 また「同時期に消息を絶った大連の実業家、「大連万達」の王建林社長は海外にいて、彼も薄と親しかったが、いまのところ事件とは無関係であることが分かった」(博聞新聞、4月8日)。
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◆BOOKREVIEW ◆書評 ◇しょひょう ◇ブックレビュー ★
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 自衛隊はどうしてあれほど我慢強く、長期の作戦に耐えることが可能だったのか
   写真と活動記録と隊員達のアンケートなどを総合して、その伝統とDNAを分析 

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荒木肇『東日本大震災と自衛隊 ――自衛隊は、なぜ頑張れたか?』(並木書房)
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 鬼気迫るほどの活躍を示し、被災地から涙とともに深く感謝された自衛隊。トモダチ作戦で応援に来てくれた米軍にも感謝したが、命がけで任務を全うし、すがすがしい印象をのこしたことは日本国民に強い衝撃をあたえた。
爾後、日本で自衛隊を「税金泥棒」と非難する声はまったく聞こえなくなった。
 本書のテーマは「なぜ、自衛隊はあそこまで長期に、休暇も取らず頑張ることが可能だったのか」である。
 自衛隊に協力を求め、多くにインタビューした筆者はアンケートも試みる。およそ400通の回答があり、また写真の協力を要請したところ、たちまち5000葉もの写真が集まった。
 本書に掲載されたカラー写真、およそ150葉、白黒写真は数知れず。いずれも生き生きと、現場の救援活動を活写している。
 「なぜ自衛隊は長期戦を戦い、任務を全うし得たか」という動機が著者を動かした。そして日本の歴史と伝統的システムが欧米とは完全に異なることを改めて認識する。これは救援活動の記録であるが、同時に日米比較文化論になっている。
 鎖国していた日本には武士道精神が純粋培養されたが、この伝統的システムの体質が現在の自衛隊に受け継がれている。トモダチ作戦をともに展開したアメリカ兵士は、非番の日にはとなりでトレーニングに励んだり、ランニングをしている。戦線でも「休暇」によるローテーションが組まれて、帰休兵と、これから戦地へ赴く部隊とが同じ汽車に乗ることもある。
 日本の軍隊は欧米の軍とは異なる。それは何か? 歴史と文化論に迫るなかで、自衛隊救援活動の全貌を描いた労作となった。
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(読者の声1)ついに出ましたよ。重慶で変死した英国人と薄き来の女房=谷開来とは「愛人関係」。抜き差しならない関係に悪化していた、と。貴誌が最初にそのヒントを書いて「推理小説」と批評していましたが、どうやら真実に近いようです。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120409/chn12040909260000-n3.htm
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薄氏解任劇「点と線」結ぶ妻 変死英国人と愛人関係?
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120409/chn12040909260000-n1.htm
今秋の党大会で指導部が交代する中国の政界を揺るがす、重慶市トップの薄(はく)煕(き)来(らい)共産党委員会書記(62)の解任問題。真相が明かされず、臆測が臆測を生んでいるが、ここにきて薄氏の妻で弁護士の谷開来氏(51)が疑惑の中心に浮上してきた。親交の深かった英国人ビジネスマンの不審死や、弁護士の地位を利用した不正疑惑との関連が取り沙汰され、薄氏の解任に関係している可能性が高い。
 共同通信によると、昨年11月、英国人ビジネスマンが重慶市のホテルで死亡しているのが見つかった。中国人の妻を持つニール・ヘイウッド氏=当時(41)。公安(警察)当局は過度のアルコール摂取が死因と判断して検視もせずに火葬したが、ヘイウッド氏は禁酒主義者であったことから不審死の疑いが出た。
隠蔽図り圧力か
 
 ヘイウッド氏は薄氏が遼寧省大連市長を務めていた1990年代に大連市で谷氏と知り合い、薄氏の息子、瓜瓜氏(24)=現在は米ハーバード大学院生=の家庭教師をしたり、英オックスフォード大学への留学を世話したりする中で谷氏と親交を深めた。だが、ヘイウッド氏の死去数カ月前から2人の関係は悪化。米紙ウォールストリート・ジャーナルなどによると、ビジネス上のトラブルとの見方のほか、抜き差しならぬ愛人関係がこじれたとの情報もあり、ヘイウッド氏は周囲に「身の危険」を打ち明けていたという。
王立軍・元重慶市副市長の米国総領事館駆け込み事件をめぐる党の暫定報告書は、薄氏が「家族の関わる事件の隠蔽(いんぺい)を図り、王氏に圧力をかけた」ことが事件のきっかけだったと指摘しており、谷氏がヘイウッド氏の不審死に関わっていた可能性がある。疑惑について公安局長として部下から報告を受けた王氏は、ヘイウッド氏の死因は毒殺と確信し、1月下旬に薄氏に「あなたの家族が関わる重大事件があり、捜査員がプレッシャーを感じて辞職を申し出ている。適切に処理してほしい」と報告したとされる。
 2月になって薄氏は王氏の公安局長の職を解くとともに、側近らを動員し家族の捜査に関わった捜査員らを次々と拘束しており、王氏は薄氏の隠蔽工作に身の危険を感じ、米総領事館を訪れて亡命申請をしたという筋書きが浮ぶ。
「威光で顧問料集め」
 
 「私も妻も、いかなる個人的な財産も持っていない」。解任される前の記者会見で薄氏は訴えたが、大連市長時代の薄氏の醜聞を報道したことなどから国家機密漏洩(ろうえい)罪で服役した香港紙、文匯報の元大連駐在記者、姜維平氏=カナダ在住=は「全くのうそ」と言い切る。谷氏は北京で弁護士28人を擁する開来法律事務所の所長を務めるが、姜氏は「(谷氏は)法廷には全く姿を現さない弁護士。専ら夫の威光を借り、企業から顧問料名目で多額の現金を集めていた」と指摘する。昨年には、息子の瓜瓜氏が米国で真っ赤なフェラーリを乗り回していると香港紙で報じられ、国民のひんしゅくを買っている。
2012.4.9 09:21 (3/3ページ)
 今回の「事件」を、胡(こ)錦(きん)濤(とう)国家主席(69)を中心とした共産主義青年団派は、薄氏が中心人物である太子党(党高級幹部の子弟グループ)派の弱体化に利用した。ただ、中国指導部はほぼ例外なく、役得ビジネスなど皆すねに傷を持っているのが実態だ。薄氏の解任後、谷氏も拘束され、夫と同様に当局の調査を受けているとされるが、権力闘争の中で共青団派が探る落としどころが注目される。

 米総領事館駆け込み事件 中国・重慶市は2月初め、市トップの薄煕来共産党委員会書記の側近で、暴力団一掃に取り組んだ王立軍副市長について、兼任していた公安局長を解任する人事を発表。直後の2月6日に王氏が四川省成都の米総領事館に駆け込んでいたことが判明、王氏の亡命申請説が出た。王氏は中国当局による説得の末、総領事館を出たが、その後、当局の取り調べを受けているとされる。最高指導部である党政治局常務委員会入りが有力視されていた薄氏は3月15日、解任が発表された。王氏が総領事館へ駆け込んだ理由や薄氏が解任された理由は明かされていない。(SANKEI EXPRESS)
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 この事件、まだまだ深い闇がありそうですね。
 (SY生、三鷹)

(宮崎正弘のコメント)たぶん1ヶ月いないに香港で具体的な内容を盛り込んだ内幕物がたくさん出版されると思います。

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(読者の声2)貴誌に以前、「ST生、神奈川」氏が書かれましたが、高杉晋作は半年間の上海滞在中に英語で書かれた数学の本を買い込み、読んでいたそうです。
弾道学を学び攻撃対象を正確に大砲で攻撃するためです。おそらく数学も英語も20歳台になってから学び始めたのでしょう」と書かせていただいたことに対して、(宮崎正弘のコメント)「高杉晋作が? 萩、防府、山口、下関、赤間神社その他、小生も高杉の後を克明に追ってルポを書いたことがありますが、東行庵の記念館にも、そういう展示はなかったので、その話の出典をお聞かせいただけると幸いです」とのことでした。
早速「ST生、神奈川」氏にお伺いさせていただきました。
高杉晋作が上海滞在中に書いた日記に滞在中に購入した書物の名前が書かれていたそうです。ただし、図書館で借りて読んだとのことので、既に手元になく、上記以上のことは聞き出せませんでした。
また、今から5年位前に「ST生、神奈川」氏が投稿されたものには、それ以外にも高杉晋作の上海滞在中のできごとが臨場感をもって書かれています。
(ST生、千葉)

(宮崎正弘のコメント)高杉研究家で作家の古川薫によれば高杉が上海で購入した書物は『代数学』『数学啓蒙』など。ほかにオランダ商館でピストル、アメリカ商人からは七連発銃など。上海へわたる前、長崎で英語の勉強をしたらしいが上海行きの船内では薩摩の五代友厚と親しくなり経済、経国論議をやったりしたとか。
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宮崎正弘のロングセラー
『国際金融危機 彼らは「次」をどう読んでいるか』(双葉社新書、840円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4575153877/
『2012年 中国の真実』(ワック、930円、新書版)
http://www.amazon.co.jp/dp/4898316557/
『中国大暴走 高速鉄道に乗ってわかった衝撃の事実』(1365円、文藝社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4286114228/
『中国は日本人の財産を奪いつくす!』(徳間書店 1260円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4198631565/
『オレ様国家 中国の常識』(新潮社、1470円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4103290617/

<宮崎正弘の対談シリーズ>
『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談。海竜社、1575円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)

『絶望の大国 中国の真実』(石平氏との対談。ワック、933円)
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との対談。徳間書店、1575円)
 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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