日本は、幼児的な人でも外交顧問になれる国になっている!(民主党自体が幼稚だからです。) | 日本のお姉さん

日本は、幼児的な人でも外交顧問になれる国になっている!(民主党自体が幼稚だからです。)

ハトヤマ的な、あまりにハトヤマ的な
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阿比留 瑠比

われらが最強の「ルーピー」こと鳩山由紀夫元首相の、政府の要請にさからってのイラン訪問強行については、米国から日本政府に「どういうつもりだ?」と照会があったそうですが、もはや言うべき言葉も見当たりません。

ただ、ただ、8カ月間とはいえ「ハトヤマ的なるもの」をわが国のリーダーに祭り上げてしまったことを国民の一人として悔い、その不幸を呪うしかありません。

《良心の痛みをあまり感じない。----人類に対する自分の意義を口にのぼせる人は、卑近な市民生活上の正しい振る舞いに関しては、契約や約束を守らなくとも、あまり良心の痛みを感じない人物である。》

……平成の脱税王は、最後まで「知らなかったから、僕悪くないもん」で通しましたね。「俺は歴史に名前を残したいんだ」が口癖の後任者ともども、最悪の種類の人間だと思います。


《意見の固執。----或る者が或る意見に固執するのは、自分自らでその意見を思いついたことをいくらか自慢げに思っているからである。

また別の者がそうするのは、その意見を苦労して学びそれを理解するにいたったことを誇りに思っているからである。だから両者とも、虚栄心から、そうしている。》

……「友愛」への固執も、一種の虚栄心なのかもしれません。

というか、
これまで観察してきて虚栄心の塊であることはよく理解できました。

《自惚れの兆候としての同情要求。----癇癪を起こし、他の人々に侮辱を加えておきながら、そのさい第一に、自分のことを悪く取らないでもらいたいと要求したり、第二に、こんなに烈しい発作に襲われたのだから自分に同情してもらいたいなどと要求したりする人々がいる。人間の自惚れは、それほどまでになるのである。》

……やたらと「思い」を強調して国民に「分かってもらいたい」と理解を求める首相がいましたね。自惚れの極北にあったのでしょう。

《理想主義者と嘘つき。----きわめて素晴らしい能力ではあるが----事物を理想にまで高めるという----その能力に暴君的支配を許してはならない。

さもないと他日、真理が、こう悪態をつきながら、われわれから離れていってしまうだろう。「お前は、とてつもない嘘つきだ。私はお前なんぞと何の関係があろうか」と。》

……この種の人間は、必然的に嘘つきになると。ここまで典型的なそれは滅多に見られませんね。だからこそ上りつめたのか。

《「それは私がしたことだ」と私の記憶は言う。「それを私がしたはずがない」----と私の矜持は言い、しかも頑として譲らない。結局、記憶が譲歩する。》

……この人は、いまだに自分が対米関係を悪くした事実はないと言い張っています。根拠不明な、それだけ強力な矜持をお持ちなのでしょう。

《或る者たちは、みずからの一握りの正義を誇り、この正義のために、一切の諸事物に対して罪を犯す。そこで、世界が彼らの不正のなかで溺死させられるのだ》

……主観的には、いつも正義のつもりなのでしょうね。

そりゃどんな立場にあろうと「盗人にも三分の理」は成り立ちますからね、分かります。
それにしても本当に迷惑この上ない存在です。ああ、いやだいやだ。

とまあ、いつものようにニーチェを引用して感想を述べました。

こんな人を、民主党の外交顧問なんかに就けて、それで名誉職に祭り上げたつもりでいたであろう野田佳彦首相の「甘さ」にもうんざりです。

保守派にも左派にも気を遣い、どっちつかずの野田首相は「中庸の政治」を掲げていますが、そこでやはりニーチェの言葉を贈りたいと思います。

《「われわれはわれわれの椅子を中間に置いた」----彼らのほくそ笑みはわたしにそう言う----「瀕死の剣士たちからも、満足したブタからも、同様に遠く離して。」

だが、これは----凡庸というものだ、たとえそれが中庸と呼ばれているにもせよ。----》

野田首相は鳩山氏にしろ菅直人氏しろ小沢一郎氏にしろ、もっと堂々と批判するぐらいではないと、本当のところ国民の信用は十分得られないでしょう。まあ、それを望むべくもありませんが。


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