「自滅するな日本」ー元国務省日本部長のケビン・メアさんの著書
民主党は「アホ」!? あの更迭部長が激白
2012/04/04 13:19更新
2012/04/04 13:19更新
東日本大震災から1年が過ぎた。
しかし、いまだに復興は進んでいない。
政府の対応の遅さは、なにも震災の復興に限ったことではない。
沖縄・普天間基地の移転、TPPへの対応、中国・北朝鮮との外交
…いろいろな場面で、日本政府の決断力のなさがいっそう事態を悪化させているようにみえる。
多くの国民は、すでに民主党政権に愛想をつかしているだろうが、このような日本の政治を、アメリカはどう見ているのだろうか。
日本に対するアメリカの本音をはっきり述べた本が話題になっている。
「沖縄はゆすりの名人」発言をしたという報道で更迭された、元国務省日本部長のケビン・メアさんの著書「田原総一朗責任編集 自滅するな日本」(アスコム刊)である。
そもそも、沖縄の基地問題の混乱は、鳩山元首相の「最低でも県外」 発言が発端だ。
この発言には、当時、国務省日本部長だったメアさん自身
「アホか」と思ったという。
普天間基地の移転問題は、日米両政府が10年の歳月をかけて合意してきたものである。
それを民主党政権は、 自民党が決めた合意であり、 政権交代をしたのだから従う必要がない、と言ったのである。
アメリカも共和党と民主党の2大政党間で政権交代を繰り返している。
その度に国家間の取り決めを白紙にするなんてことはありえない。
しかも、「腹案がある」はずの政府の提案は、それまですでに検討されつくしてボツになった案ばかり。
メアさんが呆れるのも無理はないだろう。
メアさんは、テレビで、国と国との約束は
地元民の気持ちを理解してやることも大切だが
もっと大切なのではないかということを
やんわりとテレビで言っておられた。
地元民の意見を聞いて落とし所を決めてやるのは政府の仕事だ。
だが、そのために
今まで築き上げてきたアメリカと日本の信頼関係を損ねて
日本は頼りなくウソつきであるというイメージを
与えて約束を被るのは日本の国の防衛のためになることなのか。
政治形態も宗教も文化も違うふたつの国が
いろんな試練を乗り越えてよい関係を築きあげてきたのに
その微妙で繊細な連帯関係を、沖縄市民のワガママを聞いてやるために
すべて捨ててもいいものなのか。
沖縄は、アメリカ軍の援助なしに
どうやって島をチュウゴク軍から守れるのか。
チュウゴクは、沖縄もチュウゴクのものだとはっきり言っているし、教科書にも書いていて小学生らにも教えているらしい。
昔のチュウゴクとドゲザ貿易をした時期が一時あったというだけなのにね。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/554660/