なぜ入れ墨(刺青)はよくないイメージなのか
●明治時代の文明開化の時期に
西洋人の目で見て野蛮だとされ禁止されたから
その時のイメージが日本に残っている。
有名な西洋人が刺青をしだすと日本人もマネしだすのは
日本人がまだ気持ちが幼いから。
西洋人のマネをすることが先端のファッションのように
思っているから。
西洋人のすることはなんでもカッコイイのか?
カッコ悪いことだってあるんじゃないか?
●入れ墨は江戸時代から何度もおかみによって
禁止されたが、特に庶民は気にしなかったもよう。
今ではヤクザと何の職業についているのか
謎な人物やファッションにうるさい人がやっているので
やはりイメージは悪い。
●刺青をしているのはヤクザが多いので
公衆浴場やプールでは、「刺青をしている人は禁止」
となっていて、ますますイメージが悪くなっている。
●若気の至りでその時好きな人の名前や変な文字や
図を入れ、大人になってから恥ずかしくなってしまう場合があるから。
でも、先のことを考える人は軽々しく自分の肌に
ものを刻み込まないかも。
(後先を考えず入れるような人だと思われてしまうかもね。)
●刺青の道具を介して病気がうつる場合があるから。
特に外国では要注意です。ちゃんと消毒できているのかわからない。
●肝臓に負担がかかるから。
全身刺青をした人は、肝臓が悪くなるそうです。
●一度、入れ墨をしだすと、整形手術と同じで
クセになってどんどん追加したり上書きしたりしだすから。
●親にもらった体は、健康に保たねばならないから。
でも、ピアスだって穴を開けることなので
親にもらった体に傷をつけることですし、タバコや
深酒や寝不足で体を痛めるにも同じことですね。
●江戸時代、犯罪者は腕やひたいに刺青をされた。
イメージが悪い。アウシュビッツでユダヤ人も腕に入れ墨をされた。
身分を特定される道具なのです。
●失恋した女性が髪を切るというイメージが定着しているように
何かをふっ切りたい女性が体に入れ墨をするという
負のイメージがついている。ふっ切りたいのならいろいろな
方法があると思うが、なぜ入れ墨?
よけい悪い思い出の跡が残るのでは?
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日本の縄文時代に作成された土偶の表面に見られる文様[2][3]は、世界的に見ても古い時代の入れ墨を表現したものと考えられており、縄文人と文化的関係が深いとされる蝦夷やアイヌ民族の間に入れ墨文化が存在(後述)したため、これも傍証とされる。
続く弥生時代にあたる3世紀の倭人(日本列島の住民)について記した『魏志倭人伝』中には、「男子皆黥面文身」との記述があり、黥面とは顔に入れ墨を施すことであり、文身とは身体に入れ墨を施すことであるため、これが現在確認されている日本の入れ墨に最古の記録である。
また『魏志倭人伝』と後の『後漢書東夷伝』には、
「男子皆黥面文身以其文左右大小別尊之差」(魏志倭人伝)
「諸国文身各異或左或右或大或小尊卑有差」(後漢書東夷伝)
と、共通した内容の入れ墨に関する記述が存在し、入れ墨の位置や大小によって社会的身分の差を表示していたことや、当時の倭人諸国の間で各々異なった図案の入れ墨が用いられていたことが述べられている。魏志倭人伝では、これら倭人の入れ墨に対して、中国大陸の揚子江沿岸地域にあった呉越地方の住民習俗との近似性を見出し、『断髪文身以避蛟龍之害』と、他の生物を威嚇する効果を期待した性質のものと記している。
目的 [編集]
個体識別 [編集]
入れ墨は容易に消えない特性を持ち、古代から現代に至るまで身分・所属などを示す個体識別の手段として古くから用いられて来た。
アウシュヴィッツ強制収容所で入れ墨されていた収容者番号
有名な例ではナチの親衛隊員が、戦闘中に負傷した際に優先的に輸血を受けられるよう左の腋下に血液型を入れ墨(SS blood group tattoo)していたほか、アウシュビッツなどの強制収容所に収容された人々は腕に収容者番号を入れ墨されていた。
人間以外の家畜やペットに対しても個体認識のために入れ墨や焼印が行われて来た歴史があり、かつての欧米では囚人の管理用に広く用いられたほか、近年でもユーゴ内戦時の各収容所において入れ墨による識別が行われていたことが知られている。
また、こうした強制的なケースばかりではなく、出漁中に事故に遭う可能性のある漁師が、身元判定のために入れ墨するケース(類似に木場の川並が好んで入れていた「深川彫」など)や、首を取られてしまえば身元不明の死体として野晒しになるおそれのあった日本の戦国時代の雑兵が、自らの氏名などを指に入れ墨したケースなども知られている。
刑罰 [編集]
罪を犯した者に対して顔や腕などに入れ墨を施す行為は、古代から中国に存在した五刑[4]のひとつである墨(ぼく)・黥(げい)と呼ばれた刑罰にまで遡るとされる。
墨刑は額に文字を刻んで墨をすり込むもので、五刑の中では最も軽いものだった。前漢の将軍・英布(黥布)は若い頃に顔に罰として入れ墨を施されたことから逆に自ら黥を名乗ったと伝えられている。
『日本書紀』中にも、履中天皇元年四月に、住吉仲皇子の反乱に加担した阿曇野連浜子に『即日黥』(その日に罰として黥面をさせた)との記述[5]がある。この記述は、海人の安曇部の入れ墨の風習を、中国の刑罰と結びつけて説いた起源説話とされている。阿曇野連は漁民でもある海部(あまべ)を統括する氏族であり、河内飼部は馬の飼育にかかわる河内馬飼部(うまかいべ)のことであり、また鳥の飼育をするのが鳥飼部である。これらは、生き物を飼う職能集団であるという共通性がみられる。飼育している生き物からの危害を避け、威嚇する意味も含めて、こうした呪術的意味を含み黥面をしていたと推側する研究者もいる。
また『日本書紀』雄略天皇10年10月には宮廷で飼われていた鳥が犬にかみ殺されたので、犬の飼い主に黥面して鳥飼部(とりかいべ)としたとの記述[6]がある。
江戸時代には左腕の上腕部を一周する1本ないし2本の線(単色)の入れ墨を施す刑罰が科せられた。施される入れ墨の模様は地域によって異なり、額に入れ墨をして、段階的に「一」「ナ」「大」「犬」という字を入れ、五度目は死罪になるという地方もあった。
ファッション [編集]
オカルト的な図案「サクヤン」を性的装飾に用いた例
米国における入れ墨は、1960年代末に世界的に流行したヒッピー文化(大麻やLSDなどの嗜好やカルト宗教への帰依などを特徴とする)に取り入れられて成長したため、その図案や表示するメッセージなどにおいて両者は不可分の関係にあり、ドラッグ・カルチャーとの関連からヒッピー達が好んだヒンドゥー教やチベット仏教に由来する梵字[7]やオカルト的な図案が多く好まれていた。
近年の日本では、ヒッピー文化の影響を受けた両親を持つ団塊ジュニア世代以降の若年層に第2世代ヒッピーが、ファッションとしての意味合いで入れ墨を施すことが流行している。 こうした「入れ墨のファッション化」と日本国内のサブカルチャーの影響により、アニメのキャラクターやアイドルなどを入れ墨する事例も現れている。入れ墨といえば前述の反社会性ばかりが取沙汰された時代があったが、歌手の安室奈美恵が自らの亡き母親や息子の名前を入れ墨にしている事例からも解るように、近年は「愛する対象との同一化」や「憧れの対象との同一化」を図るための自己表現の為の装飾道具に変化しつつある。
こうした大衆社会の風潮に対して、大手企業を中心としたマスメディアでは「入れ墨」を従来の入れ墨と同様に反社会的なサインとして関連付けて報道した例 [7] が見られる。
性的装飾 [編集]
性的装飾としての入れ墨
入れ墨緊縛の例
主に性的サービス業に従事する女性が、男性の性的興奮を高める性的装飾として入れ墨を施す文化が各国に存在しており、女性器の周辺を装飾している場合も多い。
性的パートナーに対する服従や、仮想的な所有関係を示すために入れ墨を入れる事例も存在する。日本においては、暴力団関係者の性的パートナーとなった女性が、他の男性に対して一般の女性とは異なる存在であることを明示するために入れ墨を入れる。
日本においては、日本画家の小妻要(小妻容子)の描く“刺青美人画”や“刺青緊縛画”のように、入れ墨の性的側面や嗜虐性を強調した独自の絵画ジャンルも存在する。
東南アジアの一部の国においては、適齢期に婚期を逃した独身女性が眉部に太幅の眉毛の形状(ちょうど日本のバブル期に流行した眉毛の形である)に入れ墨を施すことで、特定の男性に限定されずに幅広く恋愛を行う意思(=売春への誘い)を示すサインとする習俗がある。
結社と入れ墨 [編集]
日本の暴力団や中華系の幇など、反社会的な組織の構成員の多くが入れ墨を入れている。欧米においても、ロシアのマフィアや米国の白人至上主義団体が入れ墨を構成員の象徴として用いている。
日本の暴力団関係者が入れ墨をする理由としては、社会からの離脱と帰属組織への忠誠を表す、痛みに耐えて消えない刻印を背負うことで覚悟を示す、また「彫り物をしている」と流布することで周囲を威圧する、等が挙げられる。その図案は日本の伝統的な題材を描いたいわゆる「和彫り」が主流である[8]。
特定の犯罪組織への帰属を示す入れ墨の存在により当該犯罪組織からの離脱が困難になる場合があるため、米国においては自発的な犯罪組織脱退者に対して入れ墨除去手術の費用を公的に負担する場合がある。
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小森純が反論して号泣 「タトゥー、全然悪いと思わない」
J-CASTニュース 3月26日(月)20時12分配信
タレントの小森純さん(26)がテレビ番組で「タトゥーは全然悪いと思わない」と涙声で訴えて、ネット上で話題になっている。純さんは、タトゥーはただのファッションではないというのだ。
「顔をイジりました」とあっけらかん「整形」告白をした小森純さんが、今度は、自らの身に彫ったというタトゥーについても持論をぶった。
■江角マキコさん、番組で疑問を突く
TBS系のバラエティ番組「私の何がイケないの?」は、2012年3月22日夜は女性の悩みワースト20を特集した。その中で、「タトゥーを入れた事を後悔」がワースト10位に入り、司会の1人、江角マキコさん(45)もタトゥーについて否定的な見解を明かした。
マキコさんは、今カッコイイことより、何年か先のことを考えてほしいとして、「ファッションとかお洒落っていうのでは反対!」と声を上げた。これに対し、ゲスト出演した小森純さんは、ムキになって「タトゥーは全然悪いと思わないですよ、うちは」と反論したのだ。
純さんは、日本でも、そのファッション性で自分たちを魅せるためのものとして、新しい若者たちにも受け入れられていると主張した。そして、自らの足などにもタトゥーが結構入っていると明かし、「批判されすぎてもイヤになってくる」とぶちまけた。 さらに、涙声になって、こう続けた。
「色んな意味があって、きっと入れてる人も入れてるんですよ。色んなことを抱えて。でも、なんかそのことがあって忘れたいから、入れることによってどっか強くなれるとか。そんだけ弱い…」
涙をポロポロ流しながら、後悔しているかもしれないが、「後悔してる」って言いたくないともした。
これに対し、マキコさんは、まったくたじろぐ様子はなかった。
「あの子のタトゥー、お洒落タトゥー、とは違うんだっていう気持ちとか、ちょっと面倒臭くない?」。すかさず、純さんにこう尋ねたのだ。
■「強くなりたいのに、批判されて泣くのか」
そして、江角マキコさんが「端から見たら、まあ、タトゥーじゃない?」と言うと、小森純さんも「そうですよね」と認めざるをえなかった。最後にマキコさんは、自分のように40歳ぐらいの子育てするようなときになると後悔するかもしれないとしたうえで、「そんときの思いに後悔がなければそれでいいと思う」と条件付きでタトゥーを認める姿勢も示した。
ネット上では、純さんの考え方について、「熟考した上で決断したんなら、別に構わないと思うよ」「まあ支持層考えたら小森はタトゥー擁護派にまわったほうが良いだろ」と擁護の声もある。しかし、「先のこと考える奴は入れてないよ」「江角正論」「強くなりたくてタトゥー入れたのに、他人に認められないからって泣くのか」などと、疑問の方が多く出ている。
報道などによると、最近は、軽い気持ちでタトゥーをする若い人たちも増えているようだ。
番組では、母親の名にちなんで背中にユリの花を彫ったり、幸せな感じがするからと肩にツバメの絵柄を入れたりする女性らを紹介した。東京・新宿のある店舗では、名刺サイズで1万円からあり、若いカップルを中心に月に40人ほどが来るとしていた。
左肩にハート形のタトゥーを入れた女性(29)は、離婚をきっかけにシングルマザーとして強く生きていく決意だったという。純さんと同様な動機らしい。しかし、子どもとプールにも入れないと後悔し、月に100人も訪れるという東京・渋谷の美容整形外科で約25万円をもかけて切除手術をした。激しい痛みを我慢して針で縫い合わせたが、一生消えない大きな傷が残った。
純さん所属事務所Twin Planetのマネージャーは、取材に対し、足などに実際に彫ったことを認めたものの、理由などについては、「詳しくは把握しておらず、プライバシーもありますし、そこは言いたくありません」と話した。マキコさんの指摘についても、「コメントすることはないです」と言っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120326-00000007-jct-ent