感情が老化しているかもしれない!
土曜日に、読んだ本。↓
「感情」から老化する―前頭葉の若さを保つ習慣術 (祥伝社新書) [新書]
和田 秀樹
頑固になって人の意見がきけなくなったり
感情のコントロールが効かずに
いつまでも怒っていたり
いつまでもクヨクヨして
感情の切り替えができなくなるのは
老化が原因で
前頭葉がちじんできているからだって。
老人は、なんでもかんでも
経験で物事を判断する傾向に落ちている場合があって
なんにも感動しなくなっているんだって。
実は、それは老化が原因なんだって。
前頭葉がちじんで感情が動かなくなっているかららしい。
なんにでも感動して
新しいことに挑戦していく人は
前頭葉が若いのだそうだ。
ボケないように脳を活性化させるというゲームをしているだけでは
足踏みしているのと同じで
動いていないのと一緒。
実際に自分のしてみたいことをやってみることが
前頭葉を活性化させるコツなのだそうだ。
(もちろん犯罪や他人に迷惑をかけること以外のことですよ。)
楽しいことをしているとき、前頭葉は盛んに活動しているそうだ。
だから自分が楽しいと思えることをいろいろ
持っていると脳が老化しないのだそうだ。
でも、この本に書いてあった年寄りの男性はお妾さんを持った方がいいとか
飲み屋の女主人や水商売の女性に話を聞いてもらって
自己愛を満足させようという箇所は納得できない。
貧乏な男性はお妾さんなんて養えないし、今の女性は
そういう夫を許すことはしないでしょう。浮気が発覚した時点で
夫婦の仲が悪くなって、妻に愛が残っていれば修羅場になるし、
愛が残っていなければ離婚もしくは家庭内離婚が待っている。
飲み屋の女主人も金で動いているのだし、少ししか金を
落とさないくせに愚痴ばかり聞いてもらって人の時間を奪う人は、
嫌われると思う。
水商売の女性だってお金を払う客だから話を聞いてくれるのだ。
しょせん、彼女たちは友達でもないし
カウンセラーでもないので安い金で利用するのには無理がある。
仕事と家の往復で
友人もなく趣味もない生活をしていたら
定年後に妻に嫌われ、離婚される場合もあるとか。
定年後に一気に老けて病気になって60代で亡くなっていく人は
普段から自分の好きなことをして自分の世界や人間関係を広げていない人に多いらしい。
全員がそうだとは限らないだろうが、
とにかく脳外科医が書いていることなので
真実味がある。
厳しいことがいっぱい書いてあった。
定年後に新しい仕事を始めてうまくいっている人は
40代から準備を始めている人らしい。
会社勤めをしながら別の仕事を始めるのがベストだと書いている。
そりゃ、ベストだろうけど、会社員は毎日忙しくて疲れていて
スポーツクラブに通う元気も残っていない人が多いと思うんだ。
そこで、どうやって時間を作っていくか。
やはり早寝早起きしかないでしょう!
でも、11時まで残業して必死に家に帰り、
夜中の2時に寝るようなギリギリな生活をしている人は、
どうしたらいいんでしょう。会社に文句を言って人員を補充してもらうか
(文句を言うのはクビを覚悟で)たとえクビになって派遣社員になって
住む所や食べ物に苦労しても、過労死するより、マシかもね。
仕事が忙しすぎるから
人員を増やしてくれと主張をして嫌われて
クビになる会社はお粗末すぎ。
~~~~~~
老人が自分の妻を加減もせずに殴って死なせているのは
老化が原因で脳がいかれているからだろうか?
老化のせいで怒りをコントロールできない老人や
老化のせいで疑り深くなったり金にケチくさくなったり
逆に金使いが荒くなったりする場合があると聞く。
脳が老化してきたせいで人が変わったように
嫌な老人になっている場合もある。
ボケがきているから悪魔のような人に変わったのに
家族が知らずに苦悩する場合もあるとニュースで知った。
本人の心がけしだいで
前頭葉は、たとえちじんでも立派に働けるものらしい。
病気でボケるのは仕方がないが予防する方法は
いくらでもあるのだと思った。
年をとっても経験でなんでも予想して
「やっぱりね。そうなると思った。」などと言ってしまったり
嫌なことも「こんなもんさ。」と納得してしまうのは
ちょっと脳にはよくないのかも。
どれだけ長生きしたとしても
フレッシュな感情を保ち続けたいものだと思った。
泣いたり笑ったり怒ったりするのはボケている老人でも
できることなのだが、物事に感動しなくなったり
新しいことを始めようという気持ちがなくなったり、
自分の感情の切り替えができなくなったら
老化しているということらしい。